銀座 薔薇画廊 代表 後藤宗太郎さん 顧問 水間石渓さん「銀座の文化をつなぐ老舗画廊」
銀座ロイヤルサロン1週目
2024年で創立60周年 銀座の老舗“薔薇画廊”
由結:さあ、それでは、本日の素敵なゲストをご紹介いたします。株式会社薔薇画廊 代表取締役 後藤宗太郎さん、そして顧問でいらっしゃいます水間石渓さんです。よろしくお願いいたします。
後藤:よろしくお願いします。
水間:よろしくお願いします。
由結:本日は薔薇画廊さんにお邪魔しているのですが、先程から鳥のさえずりが聞こえて、自然の中にいるような感じがします。これも演出なのでしょうか。
後藤:そうですね。街並みにいながら自然の光、自然のせせらぎの窓辺から見える樹木を見渡せて、都会にいながら自然の中にいるような雰囲気を演出しています。
由結:自然の採光があるとても心地の良い空間ですね。薔薇画廊さんは2024年に創立60周年を迎えられるということですね。この60周年にあたって、なにか心境の変化などはありますか。
後藤:先代の安田から令和2年に代を変えまして、2024年で60周年という形です。今まではクラシックな、情報発信をしてきましたが、時代が変わり、人々の趣味や嗜好やファッションが変わってきました。これからは幅広く若い層やキャリアのある方々、幅広い層や情報発信させていただきたいと思ってますね。
由結:なるほど。この点、水間さんはいかがですか。
水間:そうですね。ちょうど60周年ということで、人間で言えば還暦です。還暦というのは0歳に戻ったって赤いちゃんちゃんこを着るような、そういう一つの大きな変わり目です。そんな中で社長が代替わりをしていくということで、新しい出発ができるんではなかろうかと。これは本当に素晴らしいと思います。ここの薔薇画廊は銀座の画廊の中でも老舗中の老舗。先代の安田順江社長は、当時は銀座の三女傑って言われていましたから。
由結:銀座の三女傑!
水間:ええ。すごいことですよね。雑誌団の方々に今度代替わりで60周年行きますよっていうお話をしましたら、「ええーっ」と皆さん驚かれて。若社長が楽しみだということで、その噂を聞きつけて、いろんな方々がお越しになっています。
由結:まさに今大注目の画廊!今後、様々な企画をしていかれると思うのですが、まずお聞きしたいのは、“人類にとってのアート”について、薔薇画廊さんではどのように捉えていらっしゃるのでしょうか。
後藤:アーティストさんの思いというのがあると思うのですが、アートは心の叫びや人類に訴えていきたいものです。平和や環境に貢献できるようなカルチャーの一種だと思っております。
由結:とても大きな視野で捉えていらっしゃるのですね。水間さんはいかがですか。
水間:そうですね。作家の方とギャラリーはともすれば関係が悪かったりすることも若干あるんですよ。安く買いたたかれたりいろいろなこともあります。私もギャラリーに長年携わってきましたが、作家の先生の側に立つのか、画廊側に立つのかという問題が常にあります。その双方を一つにする鍵がこの薔薇画廊にあると思いますね。
それはなぜかというと、60周年の新しい出発のキーワードが後藤又兵衛先生というアーティスト。新しい社長はその後藤又兵衛というアーティストの実子、子どもであるわけです。そうすると、当然、ギャラリー側に立つというよりは作家側に立つということになる。作家の気持ちを理解して、やっぱり本当の素晴らしいギャラリーっていうものができていきますから、そういう面ではこの薔薇画廊という存在がギャラリーとお客様と作家。この三者を見事に一つにつなげていくような、そんなキーワードになっていくように感じています。
由結:新しいタイプ、これからの画廊と考えてよろしいでしょうか。
水間:はい。
由結:今のお話を受けて後藤社長にお聞きします。お父様が巨匠でいらっしゃる後藤又兵衛先生ということなのですが、幼いころの記憶、お父様からお聞きになった言葉など印象的なことはありますか。
後藤:そうですね。幼いころの父というのは、感情が結構荒々しいタイプの父だったんですけども、作品に没頭してる父の姿を見ながら、その背中を見て育ってきたっていうのがあるんです。大人になるにつれ、父の描いていた世界観とか既視感というものが徐々にわかってきたかなっていうことが最近思うんですね。
水間:お父さんが帰って来たら、いつも言ってた言葉があったとか。
後藤:そうなんです。父が酔っぱらって帰ってきますと、「問題がある。問題がある」と連呼するわけです。
由結:問題がある?
後藤:そうです。「何が問題があるんだい?」って聞くと、「いや、問題がある」と。その問題がある理由を教えてくれないわけですよ。子どもながらに心配になりますよね。でも「問題がある」って言って上に上がって寝てしまうわけですね。翌日聞いて見ても「問題がある」ということで、大人になるにつれて、それを調べてみると、その中にいろんな人とお話をするにつれて、世界の中での出来事や人間の争いやそういうような形で、地球規模といいますか、その世界規模でいろんなことが起こってると。こんな状態でいいのかというようなことを訴えかけていたようなんです。
由結:素晴らしいお父様の影響を受けてお育ちになったのですね。社長としてはギャラリーのあるべき姿はどのような形だとお考えでいらっしゃいますか。
後藤:はい。今まで日本のギャラリーもそうですけど、日本のアート界っていうものが閉鎖的な世の中だったと思うんです。これからはもっと幅広く開かれたギャラリーにしていきたいなと。若い方からお年寄りまで幅広く開かれたギャラリーでいたいと思います。作家さんももっともっと才能がある若い人たちを発掘して、それをちょっと世に広めていく、そのかけ橋になりたいという思いを持っていますね。
由結:素晴らしいですね。今度2月1日から後藤又兵衛展が始まりますが、それを皮切りに、たくさんの素晴らしいアーティストの方が登場なさると思うんですが、どんな方が登場なさるんですか。
水間:そうですね。いろいろな作家の方の展覧会が目白押しです。選択にあたっては、やはりこの薔薇画廊の象徴が後藤又兵衛先生です。ですから、後藤又兵衛先生の思いを胸に、アートの内容と共通する部分を持った作家をまずセレクトしてみようじゃないかということなんですよね。
由結:なるほど。そうですか。共通する部分というのは具体的にはどんなところなんでしょうか。
水間:これが面白いですけどね。この共通するというのが、絵が似たような絵とかそういうのと全然違うんです。この思いの世界だったりとか、後藤又兵衛先生って、日本で売れる前にアメリカのほうで売れていた先生なんですよね。
由結:名だたる巨匠の方々に愛された先生!
水間:そうなんですよね。まず国境を超えるということが一つの大きなテーマですね。
由結:素晴らしいですね。これに関しては、来週、詳しくお話伺っていきたいと思いますが、、この“国境を超える”というのがまず一つのアーティストを選定するときの理念の一つと考えてよろしいですか。
水間:はい。もう一つは、後藤又兵衛先生が海外で有名に先になったんですけれども、そのアーティストの心をとらえた部分っていうのは、日本の魂なわけですよね。ですから、“日本の魂を大事にしながら、なおかつ、その思いを世界に伝えられる作家”。これがテーマです。後藤又兵衛先生が2月1日から2週間やりますけれども、その次にくる作家はサイヒロコさん。
この方はSDGsなど、国連のイメージキャラクターみたいな、とても有名な作家なんですよ。もう世界中で活躍をされていらっしゃいまして、一番はフランスのポンピドゥー・センターで個展をやったり、日本では大阪の国際美術館などで個展をやったような作家なんですが、しばらく日本にはいなかったんです。世界中でやっていたんですけれども、たまたま今コロナなもんですから、海外に行けないでしょ。
由結:確かに。
水間:それで社長と一緒に話をして、この際日本でやってもらおうということで。
由結:大変貴重な機会ですね。
水間:ええ。これはもう大変面白い企画になっていくと思います。
由結:とても楽しみです。そして、このサイヒロコ展っていうのが4月1日からということなんですけれども、そのほかにも素晴らしい方々が登場する予定ですね。
水間:はい。その次に来るのが東丘いずひという作家なんです。この方はもう亡くなっていらっしゃいますが、この方もまた国際的に活躍された作家なんですよ。このジャクソン・ポロックなんかもこうバッとこうストロークで筆の飛沫で持って絵を描いたりしましたが、それと同じような感覚を持った筆の書のストロークですね。それでダーッと画面に飛沫をぶつけていくような作家で、とても勢いのある作家なんです。残念ながらもう少し前に亡くなられてしまったんですけれども、ファンがとても多くて、追悼展をどこかでやりたいねと。しかしコロナですから、しばらくできなかったんですが、薔薇画廊さんの新しい出発にふさわしいじゃないかということで、追悼展を行う予定です。
その次にくるのが野口先生っていう方なんですけれども、この方も大変珍しい作家で、ペルーでずっと絵を描いていらっしゃった先生です。意外と現地に入り込んで現地の人にほれ込んで絵を描くという人は意外と少ないんですよ。ところが、日本人って妙なところがありまして、もうアフリカだろうがどこであろうがそこに本当に住み込んじゃって、人々の、現地の人々と情を共有できるようなすごい感性を持ってるんですよね。この野口先生もそういうものがあって、ずっとペルーに住み込んで絵を描かれていらっしゃる先生なんです。
由結:素晴らしいですね。薔薇画廊さんにはしっかりとした理念がありますが、そこをぶらさないように企画をお届けしていくということでしょうか。
後藤:はい。
水間:社長の信念ですから。
由結:老舗画廊でいらっしゃる薔薇画廊さんなんですけれども、今後銀座を盛り上げていくためにどんなことをお考えでいらっしゃるのか、聞かせていただけますか。
後藤:はい。近年のコロナの影響で銀座の中央区始め、銀座もちょっと暗いイメージがありますけども、それをもっとファッション然り、アート然り、元気になるためにいろんなところとコラボしていきたいなという形は考えています。
由結:どんなところとコラボするんですか。
後藤:例えば異業種ですね。アートだとギャラリーとギャラリーがタイアップするということではなく、時計屋さんだったり、例えば酒屋さんだったり、考えられないようなところとこれからどんどんコラボしていきたいなというのは思ってますね。常識にとらわれずということです。
由結:なるほど。型を破っていくという感じなんですね。
後藤:そうですね。
由結:『薔薇画廊Vivid宣言』についても伺いたいと思います。教えていただけますか。
水間:はい。これは代替わりということで、新しい後藤社長のこの思いを凝縮した宣言です。Vividっていうのはアーティストの方はよく使う言葉なんですけれども、鮮やかっていうような、色に対してもVividっていうのは使うんですけれども、薔薇画廊はこんなに元気だよと。『銀座はいつも新しい!』というサブタイトルをつけまして、そして、この新しい銀座を象徴するようなアーティストの企画を連続で打っていくと。3年間に渡って、薔薇画廊Vivid宣言をやっていきます。
由結:3年間に渡って。素晴らしいことですね。
水間:これ結構気合入ってますよね。
後藤:気合い入ってますね。
由結:きっと銀座の活性化につながっていきますね。
水間:できればこのVivid宣言が薔薇画廊からもう周りの方々も巻き込んで、もう眼鏡屋さんも魚屋さんもお風呂屋さんもみんなみたいな感じになっていくと楽しいなと思います。
由結:本当に素敵ですね。今後のご発展がとても楽しみです。本日はどうもありがとうございました。
後藤:ありがとうございました。
水間:ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン2週目
由結:さあ、それでは本日の素敵なゲストをご紹介いたします。株式会社薔薇画廊 代表取締役 後藤宗太郎さん、そして顧問の水間石渓さんです。よろしくお願いいたします。
後藤:よろしくお願いします。
水間:よろしくお願いします。
由結:2週目ご登場いただいております。本日もとても楽しみにまいりました。よろしくお願いいたします。さあ、本日は薔薇画廊と切っても切れないというご縁の後藤又兵衛先生について伺っていきたいと思うんですが、改めまして、この有名な後藤又兵衛先生はどんな方であるか、教えていただけますか。
後藤:はい。大正は14年に生まれまして、大正から昭和、そして令和にかけて活躍した作家なんですけども、偶然が偶然を呼ぶ、今で言うと“バズり”ってやつですよね。それを経験したような感じのアーティストなんですね。絵に才能があったということで、16歳のときから絵の学校に通ったんです。
そして敗戦になって焼け野原になって、そのときにGHQのマッカーサーなどが占領するんですけれども、ちょっとしたタイミングの偶然で、タイムズ社の編集長でカメラマンとなったフォーレスト・ブリストルさんという方の目に留まりまして、その方の援助のもと、マッカーサー夫人やライシャワーさんと面会させていただく形になったっていうのが経緯だったんですね。
そこでちょっと一斉にちょっとフォーカスされたときがありまして、その話がタイムズ社のほうから海外に発信させていただきまして、それでアメリカのほうに情報が渡って、ドイツで有名になったという形で有名になったというような形でして。
由結:この後藤先生は実は海外の素晴らしい巨匠の方々にも愛されてきた画家でいらっしゃいますよね。例えば、『We Are The World』で有名なハリー・ベラフォンテが来日したときに後藤又兵衛先生の絵がほしいっておっしゃったそうですね。
後藤:そうです。初めて日本に来日いただいたときに、羽田空港に降り立ったときに記者が聞くわけですよ。「日本に来て誰に会いたいですか」「又兵衛に会いたい」「又兵衛って誰だ?」という感じでざわつきました。また、「日本に来て何がほしいですか」って聞いたときに、「彼の作品がほしい」って言いきったらしいんですよ。それで雑誌の記者の人たちが探しまして、そのときにこの画廊さんで個展をやってるという情報が入って、車に乗り込んでベラフォンテが駆けつけるというストーリーがあったそうなんです。
由結:素晴らしいエピソードですね。さらに、平和を願ったヴァイオリニスト、アイザック・スターンにも愛されたと。
後藤:そうですね。アイザック・スターンも多くの絵のコレクターでもありましたね。
由結:そうですか。このような大スターの方々がこぞって後藤又兵衛先生の絵を買い求める
というのは、なにか共通のものがあったのかと思うのですが、その点はいかがですか。
後藤:ちょっと難しい質問ですけれども、多分父の若かりしころのテーマというのが世界の問題点だったり、光の部分ではなく、逆に陰の部分をフォーカスしてたんですね。争いごとの感情や悲しみや、家を失った人々のむなしさ、切なさみたいなものを絵に表現していた時期があったんです。そういうときに、海外のスターたちも若かりしころ、そういう時代があったなみたいな形であったりとか、あとはアイザック・スターンもウクライナのほうからの移民の方だったんですけども、若かりしころ苦労されて、その中に父の絵を見たときに「故郷のにおいがする」というようなことを言っていただいたということを父から聞かされましたね。
由結:なるほど。水間さん、そのお話を受けて、いかがでしょうか。
水間:はい。感動しましたね。私も後藤又兵衛という画家が過去いて、素晴らしい方だということはわかっていたわけです。でも今回顧問という形でグッと深く入らせていただいて、こんなにも世界を動かした人々の心をとらえていたのかと。
もうハリー・ベラフォンテにおいては、もう何十枚も買ってるわけですよね。彼は黒人ですから、マイノリティですよね。アイザック・スターンもユダヤ人だったりとか、この非常に少数派の中でアメリカで頑張っていかないといけないというような中で、心に秘めたものっていうのがいろいろあったんではなかろうかと思うんです。
どうして自分たちはこんなに迫害されないといけないのか。なんで人間はいじめたいのか。そんなことをやっていかなければならないのかと。そのへんのところが恐らく後藤又兵衛先生の絵を見ていく中で、癒されていったんじゃないかと思うんですね。
不思議な話ですが、黒人の方が自分の故郷を感じる、ユダヤ人が自分の故郷を感じる、と。後藤先生は日本人ですからね。日本の故郷しか描けないはずなのに、しかし、やはり人の心の原点みたいなもの。平和であるとか、幸せであったりとか、そういったものが後藤又兵衛先生の芸術の中にほとばしっていた。
とくに敗戦のときですから、先生も本当に深い思いの中で、単身アメリカに行って個展をしていった。どんな思いだったのかって想像できると思うんですよ。そんな中で描き上げていったものが、結局魂を動かしていって、極端な話をすると、ハリー・ベラフォンテが『We Are The World』で世界を動かしていった、その思いの原点というのがこの後藤又兵衛先生の作品にもしかしたらあって、それが彼の心を開花させていった部分があったかもしれないんですよ。
由結:そうなんですね。『We Are The World』は世界中の皆さんが合唱する曲ですが、その原点が実は後藤又兵衛先生の絵にあったかもしれないということですよね。すごいことですね。
水間:はい。ですから、恐らく、これから研究対象になる作家。例えば、美術館の学芸員の方々、あるいは学者の方々が、後藤又兵衛の芸術の原点はいったいなんだったのか。世代を超えて追及していっても追及しきれないぐらいな深い部分がある作家。そのように思いますね。
由結:そうですね。私たちの後ろに後藤又兵衛先生の絵が飾ってありますが、こちらのタイトルが『ノアの方舟』なんですね。
水間:これは1990年代の絵なんですけれども、今見ても新しさがまずありますよね。
由結:はい、確かに。
水間:色彩の使い方であるとか、画面の構成であるとか、先生は相当追求していったんじゃないかなと思いますね。テーマは『ノアの方舟』ということなんですけれども、ノアの方舟は人類が全部水害でやられてしまったあと、方舟ですから、本当はなんか悲しいような新しいような複雑なものなのですが、ここに出ている人々っていうのは、全部希望の人々なんですね。
由結:そうですね。色使いもあたたかい色使いが多いという印象なんですが、この作品はどのぐらいのときに、後藤先生がお描きになったものなんですか。
後藤:あの頃ですから、70手前ぐらいじゃないでしょうか。
由結:先生の晩年の作品だったということになりますね。
水間:これがね、本当に面白いんです。こちらは水彩の作品なんですが、元々油絵をずっと描いていらっしゃった先生なんですけれどもが、ある時期から水彩の作品に変わるんですよ。それが60歳のときなんです。
由結:60歳のとき。
水間:はい。なんかリンクしてると思いません?
由結:薔薇画廊さんはもうすぐ60歳でいらっしゃいますから!
水間:そう。60歳ということで、薔薇画廊の60歳という変わり目なんですけど、後藤又兵衛先生も60歳で絵が大幅に変わっていって、その変わっていったあとの作品なんですよ。
由結:なるほど。前半の作品と後半の作品は、比べると、後半のほうはあたたかい色使いや楽しい感じがあるとお聞きしたんですけれども、その前というのは、どういった感じであったんでしょうか。
後藤:人間の悲しい嘆き、哀愁みたいな陰の部分ですよね。ただやはり晩年、60歳を過ぎて、アーティストにも定年があるということで引退をする形で油絵をやめまして、その晩年はこういうネクストメディアという作風なんですけども、そういう水彩タッチのメルヘンでちょっと夢があるような形の画風に変わったということですね。
由結:確かに今メルヘンっておっしゃったんですけど、お部屋の中のインテリアとしてもとても合う感じがしますね。
水間:合いますね。
由結:公共の場所でも皆さんがちょっとふっと心が和むような、確かに癒しの要素があるんじゃないかなと思いましたが、素晴らしいですね。
水間:これわかる人が見るとまたいろんなことが見えてくるわけです。聖書がわかる人が見ると、聖書の物語の中のこの鳥だとか、ああこれはあれかとか、いろんなことがわかるんですよ。
由結:なるほど。いろいろなモチーフがこの絵の中に隠されているということですね。
水間:はい。ですから、ごらんになる方々がいろいろな発見できるような絵だという気がします。
由結:見れば見るほど深みの出てくる作品の数々。後藤又兵衛先生の絵を堪能できる展覧会が2月1日から行われますね。
水間:2月1日って意味があるんですよね。
後藤:そうなんです。2月1日が後藤又兵衛先生の誕生日なんですよ。
由結:まぁ、そうですか。では、素晴らしい記念の日にオープンということなんですね。
水間:結局このVivid宣言の出発っていうのが薔薇画廊の1960年の出発から60年で2024年までやるわけですけれども、その翌年が生誕100年になるわけですよ。後藤又兵衛先生の。そんな特別な期間がこの3~4年ということなんですよね。
由結:そうですか。いろんなことがでも重なって、素晴らしくおめでたい日にオープンするということなんですね。
水間:おめでたい何年間ですよね(笑)。
由結:そうですね。この薔薇画廊Vivid宣言が銀座のさらなる活性化につながっていくものだと思います。さて、もう一点お聞きしたいんですけれども、画廊というと一般の方々は入ってみたいんだけれどもなんとなくハードルが高いかなって思ってらっしゃる方も多いと思うんですね。まず画廊に来てみたいなと思っている方に向けて、薔薇画廊さんとしては何かお客様が一歩足を踏み出すための工夫などをしてらっしゃるんでしょうか。
後藤:そうですね。やはり難しいんですよね。昔から画廊、ギャラリーっていうとハードルが高いと思われるのは当然だと思うんですけれども、なにか、洋服に買いにいくときにも、どうでしょうか。買わされるんじゃないだろうかって思ったり、美術がわからないのに私なんか入ってもいいんだろうか…そんな概念があると思うんです。薔薇画廊に関しても、絵の知識がなくても、買わなくても、自由に出入りができるような自由空間みたいな形でやっていきたいなっていうのはありますね。
由結:いいですね。なんとなくほっとしました(笑)。
水間:(笑)。まあ、宗太郎社長ですからね。お客様がいらっしゃるといつもニコッという感じですからね。
由結:そうですね。いつもとても温かくソフトにお迎えいただいて。
水間:それで気付かれたと思うんですけど、外に窓がありますでしょう。大体、日本の今のギャラリーってアメリカのあの双方の延長のギャラリーが多いもんですから、もう完全に窓をなくしちゃってるんですよ。
由結:ああ、確かに。
水間:ところが、家で作品って見るわけですから、なるべく住環境に近いというのがいいじゃないですか。この薔薇画廊の素晴らしさっていうのは、この設計にもあるわけです。外の光がいっぱい入ってくる。そして、鳥がさえずっている。周りの公園に気軽に子ども連れで自然な雰囲気でお越しいただければと思います。
由結:いいですね。さらに、訪れた際、絵画を見るときのポイントがありましたら教えていただきたいと思います。
水間:それは心をフラットにして見ていただければ、どんな形の見方でもいいと思うんですよ。あまり先入観を持たないほうがいいかもしれませんね。
例えば、ギャラリーの空間なんかで飾ってある絵を静かに見ていただけると、必ず惹かれる絵って出会うんですよ。そのときに、なんで惹かれるんだろうかというところから、最初のきっかけっていうのは始まっていくというふうに思いますね。この絵買ったら値段が上がるとか、それだけで見てもなかなか見えないんですよ。
由結:最初から色眼鏡をかけて見ないということなんですね。
水間:心の反映みたいなところもあるんですよ。鏡みたいな。惹かれるには自分の中に持っていないものというものは絶対わかりませんから。絵の中で、例えばこの絵だったらこの鳥、なんでこれ鳥が横向いてるのに惹かれるんだろうかなと思ってじっと見ていったときに、こいつなんかあほみたいな顔してるなとか、ね(笑)。いろんな思いがわいてくると思います。その思いというのは必ず自分の中にもあるものだったりするんですよ。
楽しそうだなと思ってたら、それは自分の心の中に楽しくなりたいとかなんとかそういうような思いがあるから、絵を見たときに惹かれる。同じものがひきあうんですよ。絵の素晴らしさっていうのはそこにありますので、例えばその絵をまかり間違えて買っちゃったっていうと、お金って人生の代価ですから、自分が感動したものが家の中にあると、心が磨かれるんですね。元々持ってるものなんですよ。持ってても気づかなかったものが絵に毎日触れていく中でそれがどんどん光っていく。そんなようなところっていうのが、芸術作品にはあるんですよ。
由結:素晴らしいですね。自分が感動した絵で心が磨かれる…!魅力的な言葉ですね。後藤社長、いかがですか。今の言葉を受けて。
後藤:言葉が出ませんね。
一同:(笑)。
由結:この画廊のエネルギーが素晴らしいなと思っていて、ここに来るとなんだか運気も上がるんじゃないかなという気がします。そういったお客様からの声もあるんじゃないですか。
後藤:お陰様で、外から見える雰囲気と、あとは中から見える雰囲気が違うとよくおっしゃるお客様もいらっしゃり、ご好評頂いています。
由結:素晴らしいですね。薔薇画廊Vivid宣言を行っていらっしゃいます薔薇画廊さん。今度の2月1日から後藤又兵衛展が行われますので、ぜひ皆様お越し足を運んで頂きたいと思います。
水間:それから、ほかのギャラリーと違うところが意外とあるんです。
由結:どんな点ですか。
水間:意外と日曜日やってないんですよ、銀座の画廊。
由結:ああ、なるほど。確かにそうですね。
水間:ええ。銀座って人が全部入れ替わっちゃいますから、一見さんお断りみたいな雰囲気あるんですけど、それをみんなでスタッフで打ち合わせしまして、日曜日出社しようということで、土日も開廊しているギャラリーになりました。サラリーマンの方、大歓迎。日曜日休みの日にも来てください。意外と新しい試みなんです。
由結:いいですね。ぜひ皆様お出かけください。本日は本当にありがとうございました。
後藤:ありがとうございました。
水間:ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン3週目
稲井英人学長による後藤社長と水間さんの声解析・声診断
由結:さあ、本日は声診断です。本日はユウキアユミワールドアカデミー稲井英人学長が担当するコーナーをお届けいたします。これまでに2万人以上の臨床データのある声診断ソフトにより、ゲストの方の声の波形を読み取り、その方の個性、能力を紐解いていきます。
さあ、そして、本日の素敵なゲストは、株式会社薔薇画廊 代表取締役の後藤宗太郎さん、そして、顧問でいらっしゃいます、水間石渓さんです。よろしくお願いいたします。それでは、稲井学長、よろしくお願いいたします。
稲井:はい。さてさて。今から10秒でしゃべっていただきまして、12色の色と波形で出てまいります。後藤社長がどのような印象を人に与えているのか。これからどんどん人前で発信していく側ですから、素敵に表現していただくための練習の時間です。では早速やってまいりましょう。お願いします。
さあ、これからこの画廊の発展に向けて、今の思い、お気持ち、よろしかったらお聞かせ願えますか。
後藤:はい。昭和、平成、令和に変わりまして、時代と共に人々の好みやトレンドも変わってきてるような世の中になっています。これからはもっともっと若い人やベテランの方問わず、アートを発信していけるような画廊にしていきたいと思います。
稲井:はい。ご自身の印象としましては、思い切りこのレッドの声っていうんですけど、かなり出られるんですね。力強さとかパワーとか、あるいは存在エネルギー。ご自身が前にいくとエネルギーを感じてくれます。それと、このイエローのところっていうのが、例えばカリスマ性とか存在の強さなんですね。このライムグリーンというのが、周りを巻き込んでいくエネルギー。ご自身の場合、存在しているだけで人に印象が残るものを持っています。
後藤:本当ですか。
稲井:はい。勝手に相手が印象を感じるんです。エネルギーと。そして、内側、ちょっと見ていきますと、内面的には、多分しゃべるときにご自分の内側でいろいろ会話していませんか。一人で。
後藤:どうなんでしょうね。意識してないですけど。
稲井:実は内側でいろいろご自分と会話しているんですが、それを表にそのまま出していかれると、より魅力が伝わっていきます。
後藤:そうなんですね。
稲井:はい。だから人前でしゃべる前に胸に手を当てて深呼吸をする。裏方で。はーって。このさえずりも聞きながら、はーっ。そして、森林浴を浴びているような感じで、このほっとする領域になってきますと、声がだいぶまたまた変化して、より伝わるようになってきますよね。今ちょっと胸に手を当てて、数回深呼吸してくれませんか。そうです。もう一度。広がっていくイメージで。はい。もう一度。はい。その感覚でもう一度、今後、この画廊の発展に向けて、本当にお父様のことも思い出しながら、どんな思いで多くの方に来ていただきたいですか。
後藤:そうですね。若い人もお年を召した方も、皆さんがアートに触れるような環境にいられるようなギャラリーでいたいという思いでいます。意識をアートのほうにというよりも、心のよりどころになるようなギャラリーにしていきたいという感じですね。
稲井:はい。今の声、変わったのがわかりましたか。このほうがいいです。
後藤:かなり変わりますね。
稲井:響きが変わりました。ここのあたり、黄色が強くなった。ライムグリーン、グリーンが強くなったでしょ。このグリーンが強くなっただけで響きは全然違います。これ、虎の穴に入って一生懸命練習して(笑)。
一同:(笑)。
稲井:もう伝わり方が全く変わってきます。安心感があるグリーンの色、出てきたでしょ。周りが聞きやすいんです。
後藤:なるほど。
稲井:はい。よしよしでやっていただくと非常に伝わりやすくなると思います。
後藤:ありがとうございます。
稲井:はい。楽しみです。ああ、いいですね。内側の部分とか、内側の力強さも出てきたので、より力が伝わっていくんです。楽しみです。
後藤:すごいですね。
水間:すごいです。このオレンジのところがドンと出てる。
稲井:これで感情とかいきいきわくわくが伝わっていくんです。お客様に。後半の感覚、覚えておいてください。
後藤:深呼吸が大切なんですね。
稲井:再現性が高まりますので。
後藤:わかりました。
稲井:ありがとうございました。
後藤:ありがとうございました。
由結:ありがとうございました。さあ、ここからは水間さんの声診断をしていきます。
稲井:はい。楽しみですね。よろしくお願いします。
水間:こちらこそよろしくお願いいたします。
稲井:改めて、これからこの画廊の発展に向けて、非常に大きなお役割だと思うんですが、ご自分のお気持ちをお聞かせ願えますか。
水間:本当にこの画廊と出会って幸せです。とくに60年をこれから迎えて代替わりをするということに一緒にやることができるっていうのは、こんなに嬉しいことはないですね。私ちょうど自分の息子と一緒に住むようになったんですけど、そういう親子の関係ってとても重要じゃないですか、家庭とか。そういったこの新しいギャラリーの出発に携わることができるというのは、もう幸せこの上ないですね。ありがたいかぎりです。
稲井:はい。さあ、水間さんの声。これ、とくに後半の声そうなんですけど、このイエローが強くなりましたね。前半のほうはレッドで存在エネルギーでしたが、後側の声のほうが恐らくいいと思います。これはイエローがバンと出ていくと、みんなを引き付ける力があるんですね、実は。お二人のコントラストが非常によくて、デンとものすごいエネルギーを最初出してましたよね。社長のほうが。そして、水間さんが出されたとき、このイエローのものを使っていくのと、あと知的レベルとか、それから非常に冷静に、これブルーというのは伝える、伝わる。伝える能力、非常にお持ちなんですよ。だから聞きやすい。思いとか、そうです、こちらのほうの今後半のしゃべりが、しゃべりは変えてないと思うんですけども、エネルギー的に伝わりやすいのはこっちの声が伝わりやすい。社長が出てきて存在エネルギー、存在感で伝えますよね。次にそれを引きつけて、そしてわかりやすく解説し、整理整頓するお役割です。このコントラストでしゃべると、お客様がどちらの角度からでも入りやすいので、非常にいい相性です。
水間:いい相性なんですね(笑)。
稲井:そう。本当にそう思います。こういうふうにされると非常にいいですね。内側もこのブルーの部分が非常に強いので、きちっと場の空気を読んで、冷静に、もし場が乱れていたとしても上手に整えるエネルギーを持ってます。場をコントロールすること、すごく得意ですから、社長はのびのび自由にやって、何があろうがまとめてくれます。
一同:(笑)。
由結:もう最高のコンビネーションということですね。
稲井:これは見事です。それぞれがそれぞれの役割をやればいいので、非常に楽です。
後藤:なるほど。
水間:参考になります。
稲井:これは面白いです。しかもきちっと冷静にしゃべるんですけども、やはりこの愛が伝わるんですね。結局どういうふうに言ったとしても、この思いとか愛が伝わっていくので、いい印象を持たれますね、お二人は最高の相性だと思います。
水間:よかったです。
由結:さて、お二人の素晴らしい診断結果が出たところで、今度は株式会社薔薇画廊の社員でいらっしゃいます、木嶋麻貴さんにご登場いただきまして、さらなる声診断を行っていきます。それでは、稲井学長、よろしくお願いいたします。
稲井:はい。今からお好きな絵を見ていただいて、その絵をじっと見ながらご自分の感想、こんなふうに自分が感じてるかなということをしゃべっていただきますので、よろしくお願いします。まず最初はどの絵、なんていう絵でしたっけ。
木嶋:『クラウン』です。
稲井:『クラウン』。あの絵を見た感覚をしゃべっていただけますか。どういうふうに感じますか。
木嶋:まず、青い目がとても神秘的で、指を1本立てているところも何を暗示しているのか、とても考えさせられる雰囲気ですね。あとは背景のぼやーっとした動き、オレンジ色の光の動きですね。それがすごく深い闇なのか、でもあったかいのか。自分の中で物語が広がるような絵だと思います。
稲井:なるほど。『クラウン』の絵についてしゃべったときの声の色というのが、ご自分の中でブルーの部分。見る、聞く、感じるの中の、この見るというところが非常に活性化されてて、非常に分析的、解析的、ある意味で鎮まる。ご自身があの絵を見ると、シーンと静まるのかもしれません。ご自分でどうです?
木嶋:そうですね。なんか外に広がるというよりは、内に入っていくような感覚がありますね。
稲井:はい。それがここに表れてるんですね。次いきましょうか。もう一つ、絵を選んでいただきますと、どれでしょうか。
木嶋:『なかま』という作品です。
稲井:『なかま』という作品ですね。その絵をじっと見ていただいて、その感じた感覚をしゃべってください。どうぞ。
木嶋:そうですね。和やかな雰囲気で、見ているだけで心が温かくなるような感じがします。動物がとても仲良くしている雰囲気ですね。ゆったりとした時間が流れている感じがありますね。
稲井:はい。ありがとうございます。かなり変わったのがおわかりになりますか。これが最初の『クラウン』のとき。後側が『なかま』。『なかま』のときにはこのオレンジの部分。ご自分の中のいきいき感、わくわく感とか、自分の中に前の絵はどっちかっていうと冷静に分析していた感覚。後のほうは自分の体のほうが動いてるのを、いきいき感、わくわく感っていうのが出てるみたいですけど、ご自分でどうですか。
木嶋:そうですね。やっぱり『なかま』のほうが明るい感じがするので、先ほどは内に入っていく感覚と言ったんですけれども、『なかま』のほうはすごく外に広がっているような、そういう感覚があります。
稲井:ありがとうございます。今の声も撮ったんです。やっぱりそうです。大きく変わりますね。
木嶋:そうですね。
稲井:そう。別に声を変えてないのに、人って不思議で、その見たものを、感じたままを実は声が表現するんです。多分聞いてる方も違いを感じたでしょう。『クラウン』のときは、なんか静かなそういう声だった。あとは、『なかま』のほうは言った瞬間にもう声が変わってくるんですね。もう共鳴共感、人間はしてるという一つの証拠でもありますね。
由結:そうですね。ということは、木嶋さんは、この『なかま』の絵を見たときにはわくわく感が呼び起こされるということ。
稲井:そう。体の内側の下のほうが動き始める。『クラウン』のときは非常に冷静に、エネルギーは上のほうで非常に静まっていくということがわかりますね。
由結:なるほど。そのときどきに応じてこういった絵も組み合わせて鑑賞すると面白いですね。
稲井・後藤・水間・木嶋:ありがとうございました。
由結:さあ、本日は薔薇画廊さんにお邪魔いたしまして、皆様の声診断をさせていただきました。ありがとうございました。
稲井・後藤・水間・木嶋:ありがとうございました。
先代社長 安田順江さんの声解析・声診断
安田:いつの世も未来というものはわからない。誰にもね。だけど、努力すればしただけのことがいつか必ず現実になると。いいことをやれば、いい結果が出る。それを信じて生きていってほしいですね。
稲井:はい。今最後の声の色がこちらなんですね。イエローが出てきましたね。
安田:イエローが出るとどうなるの?
稲井:はい。もう自分の世界。
安田:自分の世界。
稲井:はい。これが最初の声で後の声なんですけど、右側が最初にしゃべった。今後こういうふうにしていきたいというイエローが出てきたでしょう。これがもうやっぱりオーラが強くなる。簡単に言うと。最初のしゃべりよりも今のしゃべりのほうがなんか感じたでしょう。グッとエネルギーが。これがイエローの声っていうんです。これがあるときは、人に光が強いので、ものすごく注目されやすい。グリーンのところは胸の広がりを表しています。これからだんだん本番の声になっていきます。
一同:(笑)。
稲井:本当に力強さがすごくありますね、やっぱりね。やっぱり必ずここ出ますね。これやっぱり何かこう本当に表現していく。伝えていきたい。このブルーって伝えるなんですね。これが表のほうには、この表には出てないんだけども、内側のほうにはすごく出てて、もうみんなに伝えていきたい。その思いが込められてるんです。
女性:すごいね。こうやってね、色でわかるんだね。
稲井:はい。伝わりましたよ。
一同:(笑)。
稲井:ありがとうございました。
由結:ありがとうございました。
この収録の後、先代社長 安田順江さんはご逝去なさいました。
先代社長 安田順江さんのご冥福を番組スタッフ一同心よりお祈り申し上げます。
後藤宗太郎さんのプロフィール |
1973年、東京で生まれる。 父は50年代から70年代米国で有名になった画家の後藤又兵衛。 母は50年以上続く㈱薔薇画廊の創業者。 その両親の背中を見て育つ。 高校は米国へ。 勉強の傍ら空き缶を集めるバイトをする等、自ら考え行動することを学ぶ。 「米国だけでなく欧州にも作品を広げて欲しい」との父の遺言を叶える為、先代より事業を引き継ぐ。 令和4年「Vivid宣言」と題して新しい出発をしていきます。 |