北野まち子さん 演歌歌手「演歌界のやまとなでしこ」
銀座ロイヤルサロン1週目
目次
家族やファンの声援が原動力
由結:お聞きいただいた曲は『高瀬川慕情』でした。本日のゲストはキングレコード所属、演歌歌手の北野まち子さんです。よろしくお願いいたします。
北野:お世話になります。北野まち子です。よろしくお願いいたします。北野まち子です。お世話になります。
由結:ありがとうございます。さあ、今お聞きした曲は京都が舞台ということなんですけれども、とても心にしみる音色と歌詞ですね。
北野:ありがとうございます。今回の『高瀬川慕情』という歌は京都を舞台にしておりまして、お琴や篠笛だったり、そういったものを入れていただきました。もう聞いていただくと皆様に京都を感じていただける、そんな一曲ですね。
由結:こちらの楽曲がリリースされたということなんですね。テレビやラジオでもご活躍の北野さんなんですが、演歌歌手として長年やってこられたこれまでの人生を振り返ると、どのようなものだったでしょうか。
北野:そうですね。本当に歌が好きだったので、大好きな歌の道を長いこと歩ませていただいて、毎日歌えるというその楽しみが一番ですね。
由結:素敵ですね!目をキラキラさせてお話になって…伝わってきます(笑)。これまでに30年以上続けてられているご活動ですが、原動力ってどんなものなんでしょうか。
北野:そうですね。やっぱりただ歌が好きっていうだけでは、30年という長い間歌ってはこれなかったなと思います。私は青森県出身なんですけど、青森にいる母とかから「頑張れよ。今度はどんな曲なの?楽しみにしてるよ」という声をかけてくれたり、あとファンの皆さんが「まち子さんの歌聞いて元気になったよ。ありがとうね」「こないだまで落ち込んでたんだけど声聞いてすごい元気になった」とかそういう皆さんのお声や応援。これが一番かなって思いますね。
由結:なるほど。ファンの皆さんのエネルギーを感じているのですね。
北野:そうですね。もう皆さんが「元気になったよ」
っていうお声を聞いて、それで私が逆に皆さんからまた元気をいただいています。「持ちつ持たれつ」って言葉がありますけど、そういうところなのかなって思います。私も皆さんから元気をいただいて、そのいただいた元気を持ってまた次のところにお仕事に行って、皆さんに元気が届けられるといいなと思います。
趣味のスポーツ観戦と歌に相通ずるもの
由結:そうなんですね。北野さんのお声を聴いていると下からエネルギーがわきあがるような感じを受けるんですけれども、その秘訣は何かありますか。
北野:特に何にもしてないんです。ただ、コロナ禍で長いことおうちにいることが多かったので、元気でいる為に散歩に出かけたり、おうちでストレッチしながら四股踏んでみたりしています。わりとスポーツ観戦大好きで、その中でも相撲が一番大好きなので、ちょっと鍛えようかなと思って。
由結:相撲ですか!
北野:先日は、約2年ぶりに5月場所も生で国技館で見てきました。我々の歌もそうだと思うんですけれども、生で見ると皆さんの迫力のあるエネルギーが伝わってきたり、ぶつかる音だったり、息遣いだったり、そういうものをものすごく感じられますね。
由結:そうでしょうね!先程四股踏みのお話も出ましたが、よくやっていらっしゃるのですか。
北野:はい!私、家でストレッチするときに必ず四股踏むんですよ。
由結:それ素晴らしい、トレーニングの一環なんですね。四股踏みの型などに北野さん流のこだわりはあるんでしょうか。
北野:こだわりはとくにないですね。そのときに思いついたことをやりながら踏んでます。
由結:それが今の音楽活動につながっているのでしょうね。
北野:そうですね。着物を着て歌うんですけども、演歌って地に足をつけて、しっかりと地球を感じながら歌うってことがすごく多いので、その点ではしっかりと四股踏む、地固めじゃないですけども、足に力を入れる部分では歌につながるのかなと思いますね。高い声を出すときはわりとつま先側で、低い声はかかとに力を入れるっていうので、わりと重心を後ろにしながら歌うことが多いかもしれないですね。
由結:なるほど。重心のかけ方が重要なんですね。本日は洋装でそれもまた素敵なんですけれども、お着物を着られたときっていうのは、気持ちも変わりますか。
北野:そうですね。普段はやっぱり洋服がものすごく楽でいいなと思うんですけど、歌うときって、やっぱりお着物を着て帯を締めたときに「さあ、歌うぞ」という歌うモードに切り替わりますよね。やっぱりきりっとします。お相撲さんのまわしじゃないですけど、歌手はやっぱり着物の帯ですね。
由結:相通ずるものがありそうですね。北野さんはお着物だとたおやかな感じの印象があるんですけれども、スポーツ観戦や体を動かすこともお好きという、ちょっと意外な面を見たような気がするんですが。
北野:演歌の人は皆さん、お着物と洋服だとガラッと雰囲気が変わりますよね。洋服で行くと、仕事に行っても着物のイメージの私しか見たことない人から「北野まち子さんってまだですか」って聞かれたりすることも多いので、本当にガラッと変わります。ほかの皆さんもそうだと思いますね。オンとオフが切り替えられるっていうのもありますねしね。
歌えることの楽しさ
由結:なるほど。これまでに舞台をずっとやり続けるってすごいことだと思うんですけれども、なにかコツはあるんでしょうか。
北野:やっぱり好きだから続けられてこれたかと思うのと、あとはやはり周りの皆さんの支えが大きいですね。
由結:北野さんの周りの方の声援が聞こえてくるような気がします。そんなファンの方に支えられての歌手人生。大変だったことはありましたか。
北野:そうですね。やっぱり事務所やレコード会社の移籍とかもありましたけれども、歌うことに関しては、そういうことは自分の中では一切関係なくて、ただただ歌えればいいなって、毎日歌えることの楽しさが一番大きかったと思ってます。
由結:大変さ、困難さの中でそれでも続けてこられたっていうのは、やはりファンの方の声援っていうことでしょうか。
北野:そうですね。好きなことをやるっていうことですかね。
由結:皆さん、好きなことをやっていても続けるのは難しい。ましてや、歌の世界はなおさら厳しい世界だと思います。
北野:そうですね。やっぱり好きこそものの上手なれじゃないですけども、好きなことが一番続くのかなと思います。今まで、歌を歌う前までは何やっても続かなかったんですよ。でもやっぱり歌が好きだっていうことだけでこの30年やってこられたっていうのは、やっぱり応援してくださる皆様の支えが大きいのと、あとはやっぱりいろんなところにお邪魔させていただけて、歌える場がいつも違う新鮮さ、その楽しみも大きいですね。
由結:なるほど。その楽しみもあるということですね。これから地方にもいろいろ行かれるということなんですけれども、地方に行ったときの楽しみはどんなことですか。
北野:そうですね。私はやっぱりその土地に行ったら、この街ではこういう名物がありますよっていう、その食べ物がすごく楽しみです。あとは地方に行ったときにホテルの近くにスーパーがあれば必ずスーパーに行くんですよ。東京にないものだったり、見たこともないもの、この地域でしか売ってないものとかっていうのを見て買ってくるのがすごく好きなんです。調味料とかもやっぱり東京のお醤油と九州のお醤油とでは味が全然違うんですよね。そういうのもすごく楽しみです。
由結:好奇心旺盛なんですね。
北野:そうですね。あと、私はお城が大好きで、日本百名城を今目指してるんですね。本当はもっともっと何千もお城あるんですけど、決められた百個のお城があって、その百名城を訪れるっていうのを今やってるので、行った場所の近くにお城があればお城を訪ねるというのも楽しみの一つになってます。
由結:楽しそうですね。
北野:はい。楽しみながらお仕事もさせていただくのがいいかなと思っています。
演歌の魅力
由結:最後に、北野さんにとって演歌の魅力とはどんなものでしょうか。
北野:そうですね。私の中にはなくてはならないものなんですが、自分の実体験ではできないことを歌の世界の中でドラマの中に入っていって主人公になれるというのも、演歌の魅力の一つかなと思います。
由結:素敵なありがとうございます。また来週もご登場いただけるということですので、楽しみにしております。本日はありがとうございました。
北野:ありがとうございました。
由結:2022年2月23日にリリースされた、京都の風景が目に浮かび、琴や篠笛の音色がはかなくも美しい楽曲、『高瀬川慕情』。そして、家族・兄弟が離れ離れになってしまった人たちの思いを表現したカップリング曲『ひぐらし晩歌』。
両曲とも作詞は竹之内日海先生、作曲は岡千秋先生です。それでは、本日はこの『高瀬川慕情』の続きをお聞きしながらお別れしたいと思います。ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン2週目
時代の移り変わりの中での変化
由結:お聞きいただいた曲は『ひぐらし晩歌』でした。本日のゲストはキングレコード所属演歌歌手の北野まち子さんです。よろしくお願いいたします。
北野:北野まち子です。よろしくお願いいたします。北野まち子です。
由結:はい。2週目ご登場いただいております。本日もよろしくお願いいたします。
北野:よろしくお願いいたします。
由結:前回はエネルギッシュなお話をいただきまして、本当に楽しかったです。北野さんは活動されてもう32年ですか。
北野:そうなんです。32年っていったらものすごく長い年月なんですけど、振り返ってみたら自分にとってはものすごくあっという間な時間だったなって思います。
由結:そうですか。平成元年がデビューということですので、平成、そして令和と活動を続けられていますが、この中できっと時代の移り変わりというものも感じたんじゃないかなと思うんですが、いかがですか。
北野:そうですね。私が平成元年にデビューしたころっていうのは、事務所が赤坂だったんですけれども、もう夜は本当に人にぶつかって歩けないぐらいに賑わっていました。世の中がものすごく活気にあふれていて、とにかくお金じゃんじゃん使ってっていうような、そんな時代にデビューをさせていただいて、そこからしばらく歌わせていただいてから、随分世の中も大分変わってきました。デビュー当時は事務所にもすごく活気があったりとかして、同じころにデビューした皆さんでもすごく宣伝とか力を入れていた、そういう時代だったんですけれども、そこからバブルもはじけて、そのような時代とは随分違ってきまして、今では本当になかなか演歌って廃れてるような感じですけれども、自分たちの足で一つ一つコツコツといろんなところに行って皆さんに歌を聞いていただく、そういう時代になってきましたね。
由結:なるほど。例えば昭和から平成にかかるころというのは、どちらかというと舞台に立ってらっしゃる方はちょっと別世界の方みたいな、そういうイメージがあったように思うんですが、それが変わってきたということですか。
北野:それも変わりましたね。私たちは今こうして歌っていますけれども、歌手っていうものに憧れたときっていうのは、歌い手さんがどこかに来るよっていうことで見に行ったりしますと、もう本当にステージの上にいて、客席から見て、なにかこう一つ幕があったようなそんな状況で、「歌い手さんだ。誰々さんだ」って思って応援しておりましたけれども、最近ではやっぱりステージの上だけではお客さんも物足りなさというかそういうのもあって、できれば終わったら即売会をやって一人一人握手をして、それこそお写真も撮ってくれてという、もう本当にファンの方と歌手の方が近くなりましたね。昔はそういうのがなかったと思うんですけども、今は近くないといけないのかなというぐらいになりましたね。
由結:きっと皆さん参加したいんでしょうね。
北野:そうですね。それにやっぱり歌い手さんも皆さん応えて一人一人お写真撮ったり、色紙に「誰々さんへ」ってお名前も書いて直に手渡しするとか、そういう時代ですね。
由結:ファンの方はたまらないですよね。
北野:皆さん喜んでくださいますね。
家族のように応援してくれるファンの方々
由結:北野さんのファンの方は、世代的にはどのぐらいの方がいらっしゃるんですか。
北野:そうですね。私のファンの方っていうのは皆さん大人しい方が多くって、大体私の親ぐらいの世代で70代ぐらいの人が多いです。だから応援していただいている方でも
ご夫婦の方が多くって、自分の息子や娘と同じ年なのよという感じで皆さん応援してくれるので、私にとっても本当になんか親のような感じで、娘のように接してくれる方が多いですね。ときには怒られたりとか。
由結:怒られるようなことがあるんですか?
北野:そうなんです。怒られるときもあります。いろんなことで、「あんたこうじゃないわよ。こうだわよ」みたいな。ブログを見てくれて、「こういう料理作りました」って言ったら、「それゴマ乗せればいいのよ。もっとおいしいのよ」とか、そういうアドバイスをいただいたりすることも多いですかね。
由結:へえーっ!でもそういう叱咤激励ってありがたいですね。
北野:ありがたいですね。すごく自分でも勉強になりますし、本当に親のように応援してくれてるので、親は遠い青森にいますけれども、近くにたくさん父と母がいっぱいいるような、そんな感じですよね。
由結:いやー守られてますね。
北野:本当にありがたいです。
由結:そうですか。ぜひこれからその方々のお子様とかお孫様にも足を運んでくださることもあるかもしれないので、楽しみですね。
北野:そうですね。皆さんで応援に来ていただけると嬉しいですね。
最新曲『高瀬川慕情』と『ひぐらし晩歌』について
由結:そうですね。先週かけさせていただいた最新曲の『高瀬川慕情』。この曲への思い入れというのはどんな感じなんでしょうか。
北野:そうですね。今回の曲は京都を舞台にしております。自分の中で、演歌といえばおしとやかな古風な感じのイメージがすごくあったんです。自分の中でいろんなところを舞台にした歌もいただいてるんですけれども、古都の街の京都の歌っていうのがなかったんですが、そういう京都を舞台にした歌ほしいなってすごく思っていたときに、今回、たまたまご縁をいただいて、竹之内日海先生が京都の歌を書いたということで、岡千秋先生に曲をつけていただき、ものすごくしっとりとした京都の歌をいただきました。
由結:風景がふわーっと浮かんでくるような素晴らしいメロディーラインと作詞で素晴らしい曲ですよね。
北野:そうなんです。だから本当に、普段ちゃかちゃかしてるのに、おしとやかになったかしら?みたいな、自分が京都のいい女になったつもりで、京都の歌ですよみたいな感じで歌わせていただいております。
由結:素敵です。今日は洋装でお越しいただいて、またお着物の魅力と洋装の魅力と両方あるんだなと思って感じ入っていたんですけれども。
北野:もう恥ずかしいです。ありがとうございます。
由結:そして、カップリング曲の『ひぐらし晩歌』なんですけれども、こちらも素敵な曲で、家族・きょうだいが離れ離れになってしまったという意味合いを込めた曲だそうですね。
北野:そうですね。竹之内日海先生がそのようにおっしゃっていて、『ひぐらし晩歌』の『晩』という字も、普通は手偏の『挽』だったりするんですが、これは朝晩の『晩』で『晩歌』なんですね。ひぐらしっていうのは朝と夜にちょっとはかなげに鳴くので、そのひぐらしが鳴くとちょっと物寂しさをちょっと感じるような、そんな気持ちになるかなと思うんです。その家族・きょうだいが離れ離れになってしまった思いが形を変えて、ひぐらしというなんか寂しい感じが、メロディーも素敵ですし、内容も本当に素晴らしい楽曲になっています。日海先生ってやっぱりいろんな言葉を持っていて、そのいろんな言葉がその歌の中に入ってきて、私も歌わせていただくたびにジーンとくる、そんな一曲を今回はいただきましたね。
由結:そうなんですね。やはり歌詞やメロディーラインをかみしめながら歌うという感じなんでしょうか。
北野:そうですね。北野まち子の歌の世界って今までは夫婦物があったり切ない歌があったり、そういった中で、この歌はとくにちょっとまた雰囲気が今回は変わった歌をいただいて、メロディーもちょっと昭和を感じさせてくれるようなフォーク調な曲になっていて、この歌でまた一つ北野まち子の歌の世界を広げていただいてまた違う引き出しができたという、そんな一曲にもなりましたね。
由結:素敵ですね。曲や詞によって世界観が広がるってことがあるんですね。
北野:そうですね。
35周年を見据えて
由結:北野さんは2年後に35周年を控えてらっしゃるということなんですけれども、本当におめでとうございます。
北野:ありがとうございます。なんか全然気にせずに「32年歌ってます」とかって言ってましたけれども、2年後に35周年っていうと、本当にまた大きな一つの節目を迎えさせていただくということで、今一瞬ドキッとしました(笑)。
由結:(笑)。これからの2年ってまた貴重な2年だと思うんですけれどもいかがですか。
北野:やはり今まで歌ってきた北野まち子の歌の世界を大事にしながらも、今回いただいた『ひぐらし晩歌』じゃないですけれども、新たな北野まち子の歌の世界もまたこの2年の間にたくさんいただいて、今よりも大きな北野まち子を皆様にお見せできるといいなと思っていて、やっぱり年々そうなってくるんですけども、とにかく元気で体も気をつけながらも、健康でいて35周年を迎えられるといいなと思います。
由結:そうですよね。北野さんがお元気だと、またファンの皆様もお元気になられると思います。
北野:そうですね。やっぱり元気を与える側として、やっぱりそれが一番自分の身体が元気じゃないと皆さんに元気与えられないので、自分自身をやっぱり体に気をつけながらまずそこから2年頑張っていきたいと思います。
由結:素敵ですね。応援しております。
北野:ありがとうございます。頑張ります。
由結:2週にわたりまして、本当にありがとうございました。3週目はまた声診断のコーナーでご登場いただきますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
北野:楽しみです。ありがとうございます。
銀座ロイヤルサロン3週目
声解析・声診断コーナー
由結:さあ、今週は声診断コーナーです。ユウキアユミワールドアカデミー稲井英人学長が担当するコーナー。これまでに2
5000人以上の臨床データのある声診断ソフトにより、ゲストの方の声の波形を読み取り、その方の個性・能力を紐解いていきます。本日のゲストはキングレコード所属演歌歌手の北野まち子さん。それでは、稲井学長、よろしくお願いいたします。
稲井:よろしくお願いします。
北野:北野まち子です。よろしくお願いいたします。北野まち子です。
稲井:楽しみにしておりました。
北野:あー。怖い。
稲井:(笑)。大丈夫、取って食いませんから大丈夫です。
北野:はい。お願いいたします。
稲井:はい。今から12秒、普通に会話をつなげていただきながら、それでいくつか波形を録っていきます。いろいろ、こういったゲストで呼ばれたりいろいろお話したと思いますが、今回、由結あゆ美と話してみていかがでしたか。
北野:はい。すごく楽しくて、すごく目の前におきれいな方がいらっしゃるのでなんかドキドキしながら私おしゃべりさせていただいておりました。
稲井:はい。…っていうふうな感じで、こんな感じで出ますね。
北野:今のでもう録ってたんですか。
稲井:もう録ってるんですね。
北野:そうなんですね。
稲井:あと、ご自身の中で、自分でラジオの番組持ったことなどはあるんですか。ゲストで出るばかり?
北野:いえ、テレビもラジオもやったことがあります。
稲井:ご自分が一番能力発揮できるものはなんでしたか。
北野:そうですね。テレビはやっぱり面白かったのでよかったですかね。おしゃべりがあり、そして歌もあり、ゲストの方とのトークもすごく楽しくて、テレビ楽しかったです。
稲井:なるほど。…このような形で出てくるんですね。12色の色と波形で。
北野:へえーっ。すごい。
やり続ける力と元気パワーのレッドの声
稲井:はい。やっぱり思ったんだ。四股踏んだっておっしゃってたから、必ず赤の声が出るなと思いました。
北野:へえーっ!赤出てますね。
稲井:赤ものすごく出ます。だから地響きで下からの声とかエネルギー。赤というのは地道なパワーとかコツコツやり続ける力とか、あとこの赤の声を出す方って聞いてる人が元気もらえるんですよね。
北野:そうなんですか。なんか皆さん元気になってくれてるかな。
稲井:なってますよ、これは。
北野:いや、嬉しいです。
人との調和、グリーンの声
稲井:はい。そしてこれ内側の深層心理のほうなんですけども、結構とくにこちら側のほうなんかはグリーンが非常に出てます。これは人との調和とか、あと自分との会話結構しません?
北野:自分との会話。独り言?
稲井:自分で「ああでもない、こうでもない」って、よく考えたりしませんか。
北野:しますね。今言われて見るとしますね。えーっ!それなんですか。
右脳的な感覚・完成のアクアブルー
稲井:はい。これは自分との会話とか、あとアクアブルーって水色も出てますよね。これっていうのが右脳的な感覚・感性なんです。
北野:右脳ですか。
稲井:うん。だから例えばコンサートホールなどでお客様とか周りの人たちの空気とか一瞬で感じ取る能力ですね。そういう能力結構ありますよ。場に合わせていろいろトークができたり、合わせていろんな表現したりしません?
北野:それはやっぱり大事かもしれないですね。してますね。なるべくするようにしてますね。それなんですか。うわー。はい。そういうふうにしゃべってます。
稲井:はい。今の声も録らせてもらったんですね。今度イエローが出てきましたね。今の声のときは、イエローっていうのは自分・私。自分流ってやつです。表にはそんなに出してないんだけども、でもこの内面・内側のほうには黄色がドーンと出てきてるでしょ。
北野:はい。出てますね。
稲井:はい。だからこういう声が内側にあるということは自分の芯を持った方というか、なにかぶれないものを持った方って印象を与えるんです。
北野:はあーっ。すごいです。声でそんなにわかっちゃうんですね。
本能の俊敏さ、コーラルレッド
稲井:わかっちゃいますね。でも基本的に本当に赤の声が表に、一番外側に出るのが、これ表の声っていうのが、これ一番表の声、必ず赤。そしてコーラルレッドって朱色のところが出てる。これは自立神経というか本能の俊敏さというか、四股踏んでるのがわかるな、これ。これはいいですね。
北野:(笑)。もう声で四股踏んでるのがばれちゃうんですね。
稲井:わかる。さっきからお写真撮りながらずっと思ってた。多分こういう波形だって思ったら案の定でした。
北野:すごい。面白いですね。そういうのが出てくるんですね。
稲井:はい。出ますね。これで今度ご自身のお歌をよろしかったらワンフレーズ、始まりでもいいし、サビのところでもいいし、2~3、ちょっと録ってみて、それがお客さんにこういうことが伝わればと思ってるものと、それがどんなふうになってるかもわかったりするんですよね。
北野:えっ、怖い。
稲井:大丈夫。ご自分でこういう思いでって、あとで解説していただければいいんですけど、ちょっとやってみます?
新曲『高瀬川慕情』の曲診断
北野:わかりました。そしたら、今回の新しくいただいた新曲の『高瀬川慕情』の出だし、ちょっととてもきれいな歌なのでいってみたいと思います。
稲井:はい。では、お願いします。どうぞ。
北野:…こんな感じでございます。出だしです。
稲井:はい。ありがとうございます。オレンジとゴールド。
北野:オレンジ。ゴールドですか。
稲井:はい。金色。出だしのところで軸が定まる。シンと、凛とするんです。そしてオレンジはいきいきワクワク、丹田のあたりの声なんですね。思わず聞いちゃうんです。このオレンジの声って。人が感化されるというか、感じるんですね。次、サビのところ、ちょっといってみます?あるいはご自分はここが聞かせどころというところ、なんかあります?
北野:そうですね。じゃあ、はい、わかりました。
稲井:はい。それではどうぞ。
北野:…はい。古都の街。どうでしょうか。
稲井:歌だけで録りたかったんですけどね。
北野:ごめんなさい。じゃあもう一回…。
稲井:あ、でも大丈夫かも。
北野:大丈夫ですか。
稲井:やっぱりイエローがすごいわ。これ、この最後のサビのところで聞いてる方が自分を取り戻します。もう一回自分にグッと帰ってくる。舞台上で、多分しゃべってるときは相手の方が元気になるんですよね。で、歌い出したら丹田のあたりが動きだしたり、ゴールドという軸が取り戻されたり、さっきのサビのところ、イエローのところがすごいでしょう。自分の世界。これはカリスマ的な声なんです、
北野:へえーっ。頑張って歌おう。
稲井:これは本当に意識されるといいと思います。内側はやっぱりアクアブルー。右脳的な感性は非常に鋭いですね。必ず出ますよね。この水色が。
北野:ありますね。
稲井:必ず出ます。これって表現のところ。もうその場のエネルギー、雰囲気、空気、お客さんに合わせたものをもう天性でお持ちですね。楽しみ。
北野:わー。なんかすごい。こうやって診断していただいて聞くと、ちょっと皆さんとおしゃべりするときだったり、歌うとき、ちょっと意識をしたりしますよね。なんかすごいですね。これでわかっちゃう。なんか一生懸命歌おうって、皆さんに一言一言の言葉が伝わるように歌も心から皆さんに伝わるようにって、なんか意識して歌えるような、そんな気になります。
より多くの人に伝わる声とは
稲井:うん。最後のお声がこれ。
北野:それも録ってたんですね。
稲井:録りました。今までとちょっと比較していただくと、なにか違うでしょ。今までよりも…。
北野:今これ?
稲井:はい。これが先ほどの声で、この一番最後の声が非常にいいです。
北野:そうなんですか。
稲井:どういうことかというと、より多くの人に伝わるんです。
北野:へえーっ。すごいです。
稲井:そうです。あとはブルー。青色のところも非常に出てきて、これあとで録音とかお聞きになると、自分の最初のしゃべりのお声と最後のしゃべり、違うのわかりますよ。これが人に与えてる印象なんです。
北野:そうなんですね。すごいですね。いや、でも嬉しいですね。今日はなんか嬉しくなりました。なんか自信もっておしゃべりしたりとか、自信持って皆さんの前に立ってお話できるような、そんな感じになりましたね。
稲井:はい。いや、素敵です。
北野:嬉しいです。
稲井:これはちょっと保存しておきましょう(笑)。
北野:ありがとうございます。私もなんか写真撮りたいです、これ。
稲井:(笑)。後ほどよろしいですよ。
北野:ありがとうございます。
稲井:ありがとうございました。
由結:北野さん、ありがとうございました。
北野:ありがとうございました。
由結:聞く人が元気をもらえるお声。そしてカリスマの声ということで、もう歌手としては欠かせないお声ですよね。
稲井:本当にそうです。舞台の上に立つ方としては本当に大事なお声ですね。これから世にこれも出していくので、第一号なんですよ。
北野:よかった。
稲井:今後出していきますね。お声を。
北野:これ標本ですね。
一同:(笑)。
稲井:はい、声の標本です(笑)。
北野:声の標本ですか(笑)。ありがとうございます。
稲井:いいもの録らせていただきました。ありがとうございました。
北野:ありがとうございました。
由結:ありがとうございました。さあ、本日は2022年2月23日にリリースされた、京都の風景が目に浮かび、琴や篠笛の音色がはかなくも美しい楽曲『高瀬川慕情』と、家族・きょうだいが離れ離れになってしまった人たちの思いを表現したカップリング曲『ひぐらし晩歌』。作詞は竹之内日海先生。そして…。
北野:作曲は岡千秋先生。
由結:素晴らしい曲ですね。
北野:ありがとうございます。
由結:絶賛発売中です。こちらを本日はカップリング曲『ひぐらし晩歌』をお聞きしながらお別れしましょう。それではまた、ごきげんよう。さようなら。
北野まち子さんのプロフィール |
◆本 名 :長尾恵美子 ◆出 身 地 :青森県弘前市 (津軽弁の方です) ◆生年月日 :9月23日 (秋分の日) ◆星 座 :乙女座か天秤座 (占う方で違うので私的には、いい方を見ます) ◆血 液 型 :O型(車は普通免許しかない) ◆趣 味 :スポーツ観戦・お城巡り(百名城目指しております) 浮き世絵観賞・陶芸・ふくろうグッズ集め ◆好きなお花 :かすみ草 野に咲く花 ◆好きな所 :温泉・スーパー銭湯 ◆好きな食べ物:何でも好きです (ご飯が大好きです) ◆好きな飲み物:水・日本茶・コーヒーなどアルコールはだいたいOK ◆能美市観光大使◆ ◆辰口温泉観光大使◆ (石川県能美市) 平成元年3月 「包丁一代歌手募集コンテスト」においてグランプリ獲得。 同年8月2日 「包丁一代」でソニーミュージックレコードよりデビュー。 平成9年5月21日発売「しぐれ海峡」からアーティスト名を北乃町子から北野まち子に改名。 平成14年2月28日発売「おんな春秋」からキングレコード移籍。 その他曲「望郷ひとり旅」・「あかね空」・「海峡の月」・「明日舟」・「冬酒場」・ 「こころの灯り」など、令和元年8月でデビュー30周年を迎えました。 |