明治から昭和にかけて能楽界に大きな足跡を残し、「名人」と称されたシテ方の初世梅若（うめわか）万三郎（１８６８～１９４６年）の至芸を、最新技術によるデジタル化音源で鑑賞する会が２０２１年７月１８日午後２時半から、横浜能楽堂（横浜市西区）で開催されます。

今回の会を企画したのは “ＦＭ８８．５ＭＨｚ銀座ロイヤルサロン” にもご出演頂いた、梅若万三郎先生のお弟子様でいらっしゃる、能楽師観世流シテ方重要無形文化財総合認定保持者加藤眞悟先生。入門から四十年、稽古を積む中で初世の著書「亀堂閑話（きどうかんわ）」を読み「自己を捨てて芸をし、芸を捨てて能をし、能を忘れて、能を勤める」との教えを大切にしてこられたそうです。