トーゴ共和国大使館 領事部広報 ジュルス・カンコエ・アデュアヨムさん「美しいサンセットと笑顔の国 トーゴ共和国大使館」
2019年4月25日放送
トーゴ共和国大使館 領事部広報 ジュルス・カンコエ・アデュアヨムさん(1)
2019年5月2日放送
トーゴ共和国大使館 領事部広報 ジュルス・カンコエ・アデュアヨムさん(2)
銀座ロイヤルサロン1週目
由結:さぁそれではここで素敵なゲストをご紹介致します。”トーゴ共和国大使館 領事部広報 ジュルス・カンコエ・アデュアヨムさん”です。今日は”トーゴ共和国”の魅力をお聞きしていきたいと思っております。
ジュルス:是非よろしくお願い致します。
由結:目にも鮮やかなブルーのシャツをお召しのジュルスさんですが、これはトーゴではよく着られているものなのですか。
ジュルス:そうですね。普段着と言って過言ではない。非常に赤道のちょうど上に位置している国ですので、非常に寒くはないんです。これは綿100%ですので、それを着ると少しは涼しく感じられます。普段はこんな感じですね。
由結:ジュルスさんはとても日本語がご堪能でいらっしゃいますが、トーゴ共和国は公用語がフランス語になるのですよね?皆さん、他の言語はどのようなものをお使いになるのですか?
ジュルス:あと使う言語が部族の言葉になるのですが、40以上ありますね。
由結:トーゴ共和国と言うと皆さん「聞いたことあるんだけどどこにあるんだろう?」と思うかたもいらっしゃるようですが、南北に長い国なんですね。周りは湖、山、港など、美しい景色が広がっているのですね?
ジュルス:港があり、緑が豊富な場所ですね。
由結:トーゴ共和国の国旗にはどういう意味がありますか?
ジュルス:まず緑から言いますと、それがさっき申し上げた黄緑ですか。自然を表す色ではあります。あと黄色は先生の名前ではないのでしょうけど、”勇気”です。あとは白い星は”希望”、赤は言いたくはないのでしょうけど、”血”を表す意味です。フランスから独立をした国ではありまして、独立にあたって命を落とした人達の血。
由結:なるほど。そして縦に5本線が入ってますけれども、これはどういう意味があるのでしょうか?
ジュルス:トーゴはこちらをご覧頂きますと5つの州に分かれて分かれています。
由結:周りに色々なこちらは楽器がありますね?
ジュルス:一応楽器ではありますが、そう楽器、遊び道具ですか。トーゴの言葉、民族の言葉では”テレビ”。
由結:えっ、”テレピ”?
ジュルス:そうそう。聞こえかたは日本の”テレビ”になる。これ一人で遊べるものなのですよ。
由結:おー!凄い。
ジュルス:こんな感じで。難しくはない。簡単です。やると本当に癒されますよ。
由結:この音とかですかね。この握った感じですよね?木の実でできているのですか?
ジュルス:えぇ。人差し指と中指の間で挟んで手を平にして頂いて、それで回す。最初は親指の上。
由結:親指の上にかけて…
ジュルス:かける。それでこの親指でまたひっかえして、今度は小指の下。
由結:わあ、難しい!ジュルスさんはさすがお上手ですね。これは何かお祭りの時などにも行ったりするのですか?
ジュルス:はい。お祭りの時にもこれは使っています。こういう太鼓と一緒に音を出す。
由結:例えばトーゴに観光に行ったら、「ここは是非見ておいたほうがいい!」みたいなところはありますか?例えば文化遺産は?
ジュルス:トーゴの北部、この辺。この辺と言っても”カナー”と言うところがありまして、そこに世界遺産に登録されていた世界遺産、観光地として今人気です。それ以外にも、素敵なところがたくさんあります。
由結:アクティビティはいかがですか?
ジュルス:できるところ。トーゴという国自体が音楽が生活の一部にはなっていますので、街中が毎日お祭りのように。だからどこに行っても自然に体が動くようになるのではないでしょうかね。
由結:日本人はすぐに踊ったりとする習慣が少ないのですが、トーゴに行くと勝手に動き出すみたいな。
ジュルス:はい、体が自然に動く!
由結:それから、この食べ物は…カシューナッツなのですね。意外と知られていないようなものがトーゴには沢山ありそうですよね。農作物も盛んに取れる場所なのでしょうか?
ジュルス:盛んに取れる場所ではあります。
由結:そうですか。あと例えばアフリカ料理と言うと凄くスパイシーなイメージがあって辛いんじゃないかななんて思うのですけれども、トーゴの料理はいかがですか?
ジュルス:いや、先生それがですね、辛さにもよるのですが、それを答える前に今ある事業で大きい声では言えないのでしょうけど、大きい声で言っても大使館のプロジェクトで、日本人がトーゴに100人ぐらいはいるのではないでしょうか?トーゴにいる日本人に言わせると、「トーゴの料理は美味しい」、と。あんまり辛くはないんですよ。美味しいですよ。
由結:へえー!ちなみに日本で食べられるところと言うのはあるのですか?
ジュルス:”EKOlolonyon(エコロロニョン)”と言う店がありまして。赤坂駅から徒歩2分のところにあるのですが。週に一回は行っていますね。元気づけに。
由結:なるほどね。やはり故郷の味を楽しんでいると言うことですよね。そしてトーゴと言うと、首都ロメも凄く綺麗な街だと言われていますよね。サンセットや水も綺麗なのでしょうね。
ジュルス:水は今のところは綺麗です。ハワイに負けないぐらい。
由結:えぇ。じゃあ本当に観光客のかたも多分一度訪れたらリピーターもいらっしゃると思うのですけど。
ジュルス:先生はトーゴに行かれたことないんでしょう?
由結:ないんです、はい。是非行ってみたいです。
ジュルス:一番早いのは日本・東京からのパリ経由で。時差もありまして、日本とトーゴの時差は9時間あります。なので行くのには、一日は見て頂いたら。あともう一つはエチオピア航空も出ています。
由結:そのくらいかけて行っても価値があると言うことですね!楽しみです!是非行ってみたいと思います。
ジュルス:是非是非。あともう一つはエチオピア航空も出てますので、時間的には一緒なのですが。
由結:二つのルートがあると言うことですね。わかりました。ジュルスさんには来週もご出演頂けると言うことですので、楽しみにしております。
ジュルス:是非よろしくお願い致します。
由結:はい。本日はありがとうございました。
ジュルス:本当にありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン2週目
由結:さぁそれでは本日も素敵なゲストをご紹介致します。”トーゴ共和国大使館 領事部広報 ジュルス・カンコエ・アデュアヨムさん”です。よろしくお願い致します。
ジュルス:よろしくお願い致します。
由結:ジュルスさんはどうやって日本語はお勉強されたのですか?打ち合わせの段階から本当に堪能な日本語で対応してくださってありがとうございます。本日もこのトーゴ共和国、素晴らしい国なのでお伝えしていきたいなと思っているのですけれども。
ジュルス:日本語学校で勉強しましたがこの程度ですよ、ありがとうございます。
由結:前回はこのトーゴ共和国の概要についてお聞きしてきたのですけれども、トーゴ共和国と言うと平均年齢がとても若いと言うふうにお聞きしたのですけれども、何歳くらいになるのですか?
ジュルス:平均。今は人口が760万人ぐらいですか。それの半分以上はまだ25歳から50歳の間ですので。
由結:若くて活気がある国だと言うことだと思うのですけれども。それで毎年の経済成長率も非常に高いと言うふうにお聞きしております。
ジュルス:今は約5%、4.7%ですね。
由結:目覚ましい発展を更に続けている国だと言うことなのですが、トーゴ共和国の皆さんは私も大使館行かせて頂いて、まず皆様凄く親切に対応してくださると言うことはもちろん皆さん凄く明るいですよね。
ジュルス:あー!トーゴの人達は明るいよ!それはそうです。明るいんですよ。先週も申し上げたように、”音楽が生活の一部”ですので。今日は時間がないので簡単に先生はちょっと日本では考えられないことではありますが、赤道のちょうど上に位置している国でありまして、そこに簡単に”タクシー”と言う”タクシー”がありまして、日本のタクシーとはちょっと違います。”乗合タクシー”。
由結:あー”乗合タクシー”。
ジュルス:そう!それが多い。
由結:他人と一緒に乗るのですね。
ジュルス:そうそう、そうなんですよ。目的地もバラバラの人達。それなのにクーラーはほとんど入っていないタクシーが多いんですよ。
由結:へー!ちなみに何度ぐらいあるのですか?
ジュルス:平均は平気ですよ。30度ぐらいですか。暑い。
由結:暑くてもクーラーが無しで、皆さんで密着して乗るんですか?
ジュルス:そうなんです。そこがちょっと。お客さんは文句は言わない文句言う時は音楽が流れてないときだけ。例えばステレオが壊れた時は、それがお客さんからクレームがくるんですよ。音楽が生活の一部です。
由結:なるほど。
ジュルス:クーラーがついてないことではなく、エアコンよりはステレオ。
由結:「なんで音楽が無いんだ!」と。
ジュルス:そうなんですよ。楽しくて、私も「生まれ変わったらトーゴ人になろうかな」と思っている(笑)
由結:こういうふうにジョークがどんどん出てくるジュルスさんなのですけれども(笑)。本日もセダミヌ大使にお越し頂いて、お話も頂きました。
ジュルス:はい、トーゴと日本、両国間の関係をより深めると言いますか、そういう活動が主になります。
由結:トーゴ共和国の魅力は何ですか。
ジュルス:本当に人が穏やかと言いますか。あとは私も普段こういう色鮮やかな色。そして、トーゴは”アフリカの笑顔”と言われているぐらいですので。
由結:”アフリカの笑顔”!素敵ですね。
ジュルス:”明日のことは考えない”人が多いんですよ。
由結:”今を生きてる”と言うことなのですか?
ジュルス:そうなんですよ!たまにちょっと心配はしてる。そういう所がある国ではあります。フレンドリーですし。
由結:そしてトーゴ共和国、東日本大震災の時にいち早く日本に大統領が駆けつけてくださったとそうですね。
ジュルス:はい。人間誰でも同じ気持ちは持っているのではないでしょうか。また応える前に少し申し訳ないのですが、トーゴは小さい国ではありますが、そこに部族40以上の部族が暮らしていまして、今のところは仲良く暮らしているのです。”部族問わず”ですね、友達であれば楽しい時だけではなく、悲しい時にも一番そばにいるのがトーゴ人”。部族を問わず”の気持ちがあります。日本はトーゴ共和国に対して様々な援助を行ってくださっていてその感謝の意を表明するためにも駆け付けたのではないでしょうか。
由結:リスナーの皆さんに、さらなるトーゴ共和国のPRをお願いします。
ジュルス:ただガーナと言ったら皆さんチョコレート。ガーナのちょうど隣に位置している国ですので、トーゴのチョコレートも美味しいんですよ。凄く。
由結:日本にはトーゴ産のものはそんなにまだ入ってきてないのかしら?
ジュルス:そんなにまだ入ってきてないです。チョコレートにコーヒー、ビール!人が暖かい、あと食事は美味しい。本当に。アフリカ全体と言ったらちょっと大袈裟になるかもしれませんが、アフリカの西側に限定、絞って、その中でトーゴの食事は美味しいんですよ。日本の餅とちょっと似ている食べ物がありまして、それはトーゴだけではないのでしょうけど、トーゴでは”fufu(フフ)”と呼ばれているお芋でできたもの。それは日本のお餅のやりかたと一緒、見た目も。ただ味は付いてないので、スープと一緒に食べる。それが隣のガーナ行っても多分、場所によって同じ”fufu(フフ)”と呼ばれてはいるのでしょうけど、何が違うかと言いますと、トーゴのはスープの味付けが違うんですよ。
由結:是非”百聞は一見に如かず”と言うことで、一度味わってみたいものです。さあそれでは二週に渡りまして、ジュルスさんありがとうございました。
ジュルス:本当にありがとうございます。