藤光謙司さん 世界陸上銅メダリスト「高みを目指す! – トップアスリートの軌跡 -」
銀座ロイヤルサロン1週目
目次
22年間の競技選手としての区切りをつけて
由結:さあ、それでは、本日の素敵なゲストをご紹介いたします。世界陸上銅メダリスト、藤光謙司さんです。よろしくお願いいたします。
藤光:お願いします。
由結:本日はお忙しい中お越しいただいてありがとうございます。
藤光:こちらこそありがとうございます。
由結:藤光さんといえば、2017年世界陸上選手権大会の4×100メートルリレー決勝でアンカーを務められまして、見事銅メダルを獲得されました。あの感動のシーンが思い出されます!
藤光:ありがとうございます。そうですね。やはり僕も印象に残っていますね。
由結:そうですよね。そんな素晴らしいご活躍をされた藤光さん。22年間の陸上選手としての区切りをつけられたということで、そのあたりのお話も伺っていきたいと思っております。この22年間を振り返っていかがですか。
藤光:そうですね。なんか終わってみたらあっという間。年を数えてみたら22年間っていう長い年月ですけども、本当にもう数年前ぐらいに、始めたぐらいの感覚です。一応区切りは付けたんですけど体は動かしてたりもしますし、本当にこれで全く競技から離れるってわけではないので。めちゃくちゃ大きく変わったのは、トレーニングの内容というか、トレーニングの義務感がなくなったっていうのが一つ大きな変化かなとは思いますね。
由結:なるほど。そうなんですね。周りの方々からはどんなお声が出てますか。
藤光:そうですね。でも本当に「よく頑張ったね」っていうふうには声をかけていただいて、僕自身長く競技を続けられると元々思ってなかったところもあったので、なんか本当にそういう意味では、よくここまで長く続けてこれたなって僕自身も思いますし、多分周りの方々も「本当に長くよくここまで頑張ったね」って思ってくれたんじゃないかなと思いますね。
山あり谷ありの競技人生
由結:そうなんですね。今までのこの選手生活の中でも順風満帆だったところもあると思いますが、でも山あり谷ありで怪我もあったと思いますが…いかがでしたでしょうか。
藤光:そうですね。そういう意味では本当に順風満帆とは言えるような競技人生ではなくて、成績残させていただいたところもあるんですけど、結構怪我が多かったっていうのが一つ大きなポイントした。30歳までオリンピックも結局一度も出ることができませんでしたし、本当にオリンピックの年になると故障をして、選考からもれてしまうということがずっと続いて、一生オリンピックに出られないんじゃないかと、そういうふうに思うこともありました。そういう意味では本当に怪我ととなり合わせの競技人生だったので、成績を残しては怪我をしてのくり返しをしてきました。苦しいこともあったんですけど、本当にその一つ一つの経験っていうのが自分を成長させてくれる大きなきっかけになったことは間違いないなと思っています。苦しい経験も人より多かったからこそ、今の自分があるんじゃないかなっていうふうには思ってるので、そういう意味でいい人生を送ってこれたんじゃないかなと思ってます。
由結:本当に素敵ですね。一つの節目になったのがリオオリンピック出場というところもあったと思うんですけれども、そのときはどんな心境でした?
藤光:そうですね。やっぱりオリンピックに出られたということは、自分の中で一つの大きな目標を達成したなっていう気持ちもありましたし、オリンピック選手になるっていうのはアスリートからしたら一つの大きな夢だと思うので、今まで努力してきたものが一つ形になったなっていう瞬間でした。周りの方々に対しても、一つ形で恩返しができるような形につながったんじゃないかな、と。嬉しかったですね。
由結:そうですね。世界陸上のときのあの瞬間。銅メダル取られたときのあの瞬間はいかがでしたか。
藤光:まあ、そうですね。実は実感がわくまでに若干時間がかかりました。現地でいる感覚と日本に帰ってきてからの感覚はすごくギャップがあったりして、ロンドンでの大会だったので、現地で僕たち日本人が活躍しても街全体がわく感じではないので。
由結:確かに、アウェイの場所ですもんね。
藤光:はい。なので帰国するまでは、本当に自分たちがすごいことをしたのかっていうところが実感できてなかったりするところがあったんですけど、本当に日本に帰ってきて帰国して空港で迎えてくださる記者の方々の数なんかを目の当たりにして、ようやく僕たちすごいことをやったんだみたいな、そういう実感がようやくあった感じでしたね。
由結:いや~そこで初めて実感が沸いた…と。
藤光:そうですね。
ファンを大切にする姿勢
由結:藤光さんには熱狂的なファンの方がたくさんいらっしゃいますが、藤光さんは本当にファンの方をすごく大事にされてるんだなっていう印象を持ってるんですけれども、どうなんでしょうか。
藤光:そうですね。本当に大切に思ってますし、一応あまり陸上選手ではやられてこなかったファンクラブみたいなものも作ってみたりして、結構陸上選手って世の中の人からしたら、どういうスポーツ選手なのかっていうのがわかりにくいというか、結構なんかどんな生活をしてるのかとか、サッカーとか野球とかメジャースポーツに比べると、生態がわからないですよね。例えば、どんな練習しててどんな生活してるんだろうみたいなところがわからない。だからもうちょっとファンの皆さんと接点を持つことができないのかなっていうところと、もっと自分たちのこと知ってもらわなきゃいけないんじゃないかなっていう思いがあったので、そういうファンクラブみたいな形できっかけを作って、イベントなどで交流する機会を自ら増やしました。そういうファンの方々からの直接の声を聞くことによって、僕自身もモチベーションが上がったりだとか、あのやっぱりリアルな声を聞くことによって、応援してくれてるっていう感覚はもちろんあるんですけど、実際に声を聞けることって意外となかったりするので、そういう機会で、やっぱりすごいまたさらに自分自身の力になったなって思いますし、自分の中でいい刺激になったなっていうのはすごく思ってますね。
藤光さんの個性
由結:そうですか。ファンの方もお喜びになったと思います。斬新なアイデアって思いついてもなかなかなかなか行動に移せない方も多いと思いますが、藤光さんは思いついたらパッとやってしまうタイプなんですか。
藤光:そうですね。僕も結構意外と優柔不断なところ、実はあって、大きい買い物をしようと思ったときとかはなかなか決断できなかったりとかするタイプではあるんですけどやれることに対しては結構ポンってやっちゃうところもあったりする性格なので、少しギャップはありますね。いろいろ経験してきて思うことは、やらずに後悔するっていうことがすごく嫌だなって思うことがあったので、そういう意味では失敗するにしてもやってから後悔したほうがいいなってすごく感じた人生だったので、そういうものを感じるようになってからは、思ったことは積極的にやってみるってことから始めたいなっていうマインドに変わっていった感じですね。
由結:なるほど。そういう個性をお持ちだということなんですね。
藤光:そうですね。
結果を残す人の共通点
由結:実際に競技という観点でいくと、やはり結果を残す方っていうのは、いろんな意味で何かがあるから結果が残せるんだと思うんですけれども、藤光さんからご覧になって、なぜ結果が残せるんだとお思いになりますか。
藤光:そうですね。本当にオリジナルを突き詰められた人がなんかすごく結果を残してる人なんじゃないかなって。
由結:オリジナルですか。
藤光:はい。人それぞれ十人十色で、体も性格も感覚も全て違う中で、同じ方法で勝ったりするっていうのは難しいのかなと思います。そういう意味では特に短距離とかスプリンターっていうものは、すごく個性に溢れてるというか、本当にこう自分に対しての最高の走りを見つけられた人が本当に残っているのかなと思うので、なんか誰かの方法とかそのへんから持ってきたような理論とか、そういうものはやっぱり自分を高めるものに限界があるのかなと思います。最終的には本当にこう自分にあったものとか、自分にとっていいものを見つけて、それを突き詰められてやれた人が本当にトップに残り続けてるのかなっていう印象はあります。
由結:なるほど。取捨選択をして自分で決めていく…ということでしょうか。
藤光:そうですね。選択と決断の連続なので、自分にとっての正しい選択っていうのが随時できるかどうかっていうところで結構大きく変わってくるのかなと思うので、その選択をうまくできてきた人っていうのが成績を残せている一つの要因になっていくんじゃないかなという印象はありますね。
アスリートと経営者は似ている
由結:なるほど。先ほど打ち合わせで少し伺ったんですけれども、人間を4つのタイプに分けるという理論があるそうですね。
藤光:そうですね。人って重心の位置とか骨格が全然人によって違うじゃないですか。なので体の使い方っていうのが大きく分けると4つぐらいに分類できるという理論があって、その4つの分類によって、こういうふうに体を動かしたほうが自分の力が出しやすいよみたいなそういう基準があります。誰かに教えられて「こういう感覚でこういうことをやってみな」って言われても、そのタイプが違かったらうまくできなかったり。
由結:なるほど。共通の言語とはいかないわけですね。
藤光:はい。なので指導って難しいところがあって、自分が経験してきたものを伝えたりするんですけど、あくまで自分の経験と感覚ではあるので、やっぱり他人にはその人の感覚ってものがありますし、その人の体、骨格があるので、なかなかそのまんま伝えるっていうのは難しい。それは指導者もそうですし、選手側もどう汲み取って判断して、自分がどういうふうに体を使ったら自分の体をうまく使いこなせるのかっていうのは判断していかないといけない。それを見つけるっていうのが多分一番最初の課題かなと思いますね。
由結:まず見つけるってことですね。
藤光:自分を知ることが自分を伸ばすことの最大限発揮できる一つの要因なのかなっていうふうに思うので、己を知ることから始めるっていうのが一つあるのかなと思いますね。
由結:なるほど。これはもしかしたらアスリートの方だけではなくて、一般のビジネスパーソンの方にも応用が効くことなんでしょうか。
藤光:そうですね。アスリートと経営者って似ているなっていうのは常日頃僕も感じるところです。一つの目標とかに対してどういうふうなプロセスでどういうふうにそれを目標達成していくのかっていうのは、多分ビジネスにおいても、スポーツの世界においても、同じなのかなと思っています。やっぱりそこっていうのは結構トップのアスリートと経営者の方々って心通ずるところがあって、話があったりするところもあるので、アスリートは経営者としても向いていると思います。自分の体を経営してるようなものなので(笑)。
由結:なるほど~自分の体を経営!
藤光:はい。もうそういう意味ではなんかすごくそういう能力に長けてる人種なんじゃないかなって僕はちょっと思ってますけどね。
由結:なるほど。いや、勉強になりますね。リスナーの皆さんも興味深々でお聞きになってると思いますが、このお話の続きはまた次週ご登場いただいてお話伺っていきたいと思います。そして、藤光さんが経営なさっていらっしゃいます会社 ニューネックス株式会社。こちらが主催しているポップアップストアが今度阪急メンズ東京で行われますね。
藤光:そうですね。阪急メンズ東京さんで9月8日からポップアップストアを出展してまして、そこで僕たちが開発したメンズのアンダーウェアのRZEUSというブランドが購入できます。ぜひ東京にいる方、近くの方は行っていただいて見ていただければ、僕たちの普段使っているものやちょっとした道具など、メダルやベルトなどちょっと普段見れないようなものなども展示する予定ですので、そういうものもぜひ見にきていただければと思います。
由結:すごいですね。なかなか見ることができない品の数々ということですね。
藤光:そうですね。あとはアスリートももしかしたらちょこっと来る可能性はありますので(笑)
由結:それはその機会にめぐりあえるかもしれないという(笑)
藤光:はい。もしかしたら会えるかもしれないということで、ぜひ来ていただければなと思います。
由結:はい。ぜひ皆様足を運んでみてください。では、藤光さん、本当に素晴らしいお話、ありがとうございました。
藤光:ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン2週目
アスリートの現状
由結:さあ、本日の素敵なゲストをご紹介いたします。世界陸上銅メダリスト、藤光謙司さんです。よろしくお願いいたします。
藤光:お願いします。
由結:はい。2週目ご登場いただいております。本日もよろしくお願いいたします。
藤光:よろしくお願いします。
由結:はい。先週はこうやってあの輝かしい結果の数々を出された藤光選手は作られたんだというようなお話を伺いまして、すごく勉強になりました。現在、経営者としてもご活躍でいらっしゃる藤光さんですが、アスリートの現状というものについても疑問を持たれたことがあったそうですね。
藤光:そうですね。今年は東京オリンピックもあったことで、本当にスポーツに対してすごく注目が集まってはいるのかなと思うんですけれども、まだまだスポーツ界とかアスリートっていうところには多くの課題があるなと僕は感じています。スポーツ界全体におけることなのかなと思うんですけど、まだまだスポンサーや所属チームに依存しているというようなところがあるので、選手自身やその競技団体自身がそういう資金を生み出していくっていうところがまだまだ厳しい現状があります。今回のオリンピックが終わったあと、そのあとっていうのはなかなかスポーツ界全体的に結構苦しくなってくるんじゃないかなっていうふうに思っていて、そういう意味でアスリート自身もそうですし、そういう競技団体自身ももうちょっと自活力的なものをつけていかないことには、スポーツ界が衰退していくんじゃないか…と。課題や問題っていうのが残ってるのかなと思うので、そこはもうちょっと考えて改善していかないといけないポイントなんじゃないかなと思ってます。
由結:自活力ということは、やはり他人任せではなく自分でなんとかするっていうことですよね。
藤光:そうですね。アスリートの性格ってすごく受け身なんです。何か与えてもらってそれをやるとか、そういうふうな体質がすごいあるのかなと思うので、スポーツの、人気がよく持続しにくいっていうのもあったりするじゃないですか。
でも基本的にアスリート側って受け身なので、そういう外で盛り上がってることに対してとか、なんかそういう外からなにかされることに対しては受けることができるんですけど、なかなか自分たちから発信していくことであったりとか、自分たちからなにか生み出していくことって結構難しいところがあるのかなと思うので、そういう競技だけしているだけではない新しい側面っていうのをもう少し鍛えていかないと、なんかただただ競技をやっているだけではしんどくなってくるんじゃないのかなとは思っています。それは多分スポーツ界だけじゃなく、今回こういう状況下になって、誰もが一業種だけそのことをやってるっていうのだけでは難しくなっていってる現状だと思うので、アスリート界、スポーツ界っていうのもそういう事態に陥ってしまっているなっていうのをすごく感じますね。
由結:なるほど。これから先も危惧されるということですよね。
藤光:そうですね。なので、こういう東京オリンピックがあったっていうことで、スポーツに対しての注目度とか、今回は本当にメダルも多く取ったっていうことがあるので、それに対する評価は高いと思います。それを選手も競技団体もどうにか活かしつつも、持続的に自分たちが活動していけるのかっていうのをなにかこうスポンサーとはほかになにかに頼るわけでもなく、自分たちでそういう活動とかそういうものを生み出していけるような仕組みみたいなものをもうちょっと考えていかないといけないのかなっていうふうに思うので、今回いいきっかけが逆にあって、次につなげていける大きな変革のときを迎えているのかなと思います。これからそういう取り組みをしていければまだまだ未来はあるんじゃないかなっていうふうには思います。
由結:なるほど。藤光さんがそういったお考えに至ったのはいつ頃からなんですか。
藤光:僕はもう社会人1年目で結構それは感じていて。
由結:社会人1年目!かなり早くから感じていらしたんですね。
藤光:そうですね。もう本当に、まだ僕らも正直陸上競技で食べていけるとか、陸上競技でプロになるみたいなのがほぼほぼなかった時代なので、まだ基本的には陸上って実業団スポーツなので、どこかの企業に所属してその中で競技を続けるってことがスタンダードではあるんですけど、1年目に世界選手権に出させていただいて、そこでリレーをは、一応世界で4番という結果を残すことができたんですけど。
由結:本当に素晴らしい結果ですよね。
藤光:なんかその結果を残したことによって、なにか大きく変わるきっかけになるのかなと僕の中では感じてはいたんですけど、思ったよりもなんの変化もなく、淡々と「頑張ったね」だけしかない世界観だったので。
由結:えーっ。そうですか。
藤光:なんかこれ競技だけ頑張って成績残したとしても、もちろんメダル取れる、取れないっていうところで大きな差はあるかと思うんですけども、結構その競技だけやって食べていくっていうのは難しい世界なんだなっていうのをそこですごく感じたので、競技だけやって生活していくっていうのはすごくリスクがあるものなんだなっていうのを、まあ元々ちょっと感じてるところはあったんですけど。
由結:薄々感じてたんですね。
藤光:実際にある程度の結果を残して自分が経験した結果、尚更一層考えるようになったって感じですね。
これからのスポーツ界に提言
由結:そうなんですね。でもそこで感じて、そしてなにか行動っていうのはそのあとされたんですか。
藤光:そうですね。実際の行動はなかなかできなかったので、ずっとこうもやもやした気持ちで競技をしてるところがあって、やっぱりこういうスポーツの世界ってある程度の成績とか結果を残さない限りはなんか物事が動かない世界ではあるので、どこかみんなにわかってもらえるような大きな一つの結果を残さない限りは、ちょっと動けないのかなみたいなところを思ってたので、そのタイミングをずっと待ってたみたいな感じなところはありましたね。
由結:そうなんですね。タイミング…具体的にはリオオリンピックなど大きな大会に出られたときでしょうか。
藤光:そうですね。オリンピックに出たり、実際にメダルを取ったり、そういうところで周りの方々が耳を傾けてくれたり、よくオリンピックに出ると親戚が増えるよみたいな、なんかそういう話もありますけど。
由結:(笑)。よく言われますね。
藤光:本当にそういうきっかけでいろんな周りの方々が動いてくれたりだとか、協力してくれたりだとかするようなきっかけになったので、そういうタイミングを使って、なにかこう挑戦していくタイミングが来たんだなっていうことで、そこから現実的にちょっとずつ進んでいったって感じですね。
由結:そうなんですね。これが今の事業、高みを目指すトップアスリートマインドにつながっていったんですね。
藤光:そうですね。そこにつながりました。まず最初は自分が全部やってみて、なにがいいのか悪いのか、自分がなにができるのか。そういうところも含めて、何事もまずは体験してみることだなって。挑戦できることをとりあえずまずは挑戦してみて、そこからなにか視野が広がったりだとか、いろんな方々に出会う中で、もっとこう視野を広げて、自分とか陸上競技っていうところだけではなくて、スポーツ全体のことを考えるようになって、今の取り組みにつながっていったなってところです。
イケメンメダリストグループ結成
由結:なるほど。そういうことなんですね。イケメンメダリストグループを結成してらっしゃるとお聞きしたんですけれども。
藤光:(笑)。はい。
由結:いろんなジャンルの選手の方々のグループですね。
藤光:そうです。なんかやっぱりこうスポーツの世界って結構縦割りの社会なので、陸上競技だったら陸上だけ、卓球だったら卓球だけとか、やっぱり同じ競技で取り組まれることが多いんですけど、僕たちは競技の垣根を超えて、いろんな競技の方々と手を組むことによって、いろんな方々に発信できるっていうところだったり、スポーツ全体にアプローチできるってことで、垣根を超えていろんな様々なアスリートを集めて、陸上と卓球と水泳とスノーボードとレスリングっていう、なんかいろんな本当に競技を集めてそういう新しい取り組みをすることによって、僕たちの背中を見てこれからの子どもたちであったり後輩たちが、いろんな活動をしていいんだ、そういうこともできるんだとか、そういう一つの目標になってくれればと。積極的に様々なことに挑戦していく姿っていうものを僕たち5人を通して発信していければなって思いで活動をしてます。
由結:いやー素晴らしいですね。これこそ藤光さんならではというか、いろいろなご人脈もあって、やはり今まで広げてこられて、人を大事にしてこられたっていうのが実ったのかなと感じますね。
藤光:そうですね。やってきたことが一つまた新しい形になったのかなと思うので、本当にいろんな経験とかいろんな方々に出会ってきた結果が今があるのかなと思うので、すごくいい形につながったなと思ってます。
由結:素敵ですね。後世の方々や一般社会に広めていくというご活動をこれからもなさっていくのだと思いますけれども、最後にリスナーの方に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
藤光:そうですね。アスリートってスポーツだけしかできないみたいなそういう印象があるのかなと思うんですけど、アスリートっていうのにはすごく無限大の可能性があって、社会にとってすごく価値のある人材だと思っています。ぜひアスリートとなにかしたいとか、アスリートを応援したいという方は僕のほうに連絡をいただければ、また新しい価値っていうのは生み出していけるんじゃないかなって思いますので、ぜひちょっとスポーツとかアスリートってものをぜひ今後とも応援していただけたら嬉しいなと思います。
世界のトップアスリート認定制度とは
由結:承知しました。世界のトップアスリート認定制度というものもありますけれども、これも御社のほうでも活動としてやられているんですね。
藤光:そうですね。これから新しい取り組みとして行っていくんですけども、本当にこの世の中っていいものに溢れているんです。でも、なかなかどれを選んでいいかとか、どれが本当にいいものなのかっていうのがわかんなかったりすると思うんです。僕たちアスリートって本当に衣食住全てのことに気をつけて、体にいい生活、体にいいことをしてきてるので、そういうアスリートの視点から、この商品がいいんだとか、こういうものがいいんだっていうものを僕たちが認定することによって、一つの新しいものが発掘できたりだとか、本当に世の中にいいものを発信できる一つのきっかけになれるのかなと思います。そういうものを集めてアスリート認定マークとして広げていって、それを一つのショップとして展開していければなと思ってます。
由結:素晴らしいですね。楽しみにしております。ぜひ気になった皆様は藤光謙司さんのサイトをチェックしていただければと思います。ニューネックス株式会社でヒットしますでしょうか。
藤光:はい。
由結:それでは藤光さん、2週に渡りまして、本当にありがとうございました。
藤光:ありがとうございました。
藤光謙司さんのプロフィール |
1986年5月1日生まれ。埼玉県さいたま市出身。中学時代から陸上を始め、高校時代は世界ユース選手権日本代表に選出され、メドレーリレーで銅メダルを獲得した。 ○戦績 《自己ベスト》 《個人》 《リレー》 |