全世界空手道連盟 新極真会 代表理事 緑 健児さん「人事を尽くして天命を待つ」
銀座ロイヤルサロン1週目
目次
迫りくる第13回全世界空手道選手権大会に向けて
由結:それでは本日の素敵なゲストをご紹介いたします。NPO法人・全世界空手道連盟新極真会・代表理事の緑健児さんです。よろしくお願いいたします。
緑代表:よろしくお願いします。
由結:緑さんには本当にお忙しい中お越しいただきまして、本当にありがとうございます。実は4年ぶりにご登場ですね。
緑代表:そうですね。4年ぶりですね。4年前は大変お世話になりました。ありがとうございます。
由結:ありがとうございました。あの時も素晴らしい盛り上がりでしたが、今回も10月14日・15日、2日間に渡りまして、聖地・東京体育館で《第13回全世界空手道選手権大会》が開催されますね。まさにファンの皆様にとって待望の2日間になりそうですね。
緑代表:そうですね。残り10日間。選手もこの日のために一生懸命稽古して、それは日本人だけじゃなく世界中の選手もこの日のために準備をしていると思いますね。
由結:そうですね。今日は是非緑さんに今回の大会の見所について伺ってまいります。リスナーの方の中には、空手の大会は初めてという方もいらっしゃると思います。会場に足を運んだときに、まずはどんなことに注目すればよいのでしょうか。
緑代表:たくさんの国と地域から選抜された選手たちが、それぞれの国のプライド・誇りを持って戦う大会です。全世界に10万人の会員がいるんですけれども、この世界大会に出場するということが、10万人の選手たちの憧れの場でもあります。この選手たちは今本当に苦しい稽古を乗り越えて今日本に来日しているので、「日本は空手、どうなのかな?強いのかな?」というふうに、この私たちの新極真会は、第1回から12回まで男子においては日本人が王座を守っています。
由結:はい!これは凄いことですね!
緑代表:そうですね。いろんな格闘技、相撲においても海外の選手も体格も大きいし、横綱とかチャンピオンに君臨している文化があるんですけど、一度も王座を海外に流出していないというのはこの『新極真会』だけなんですね。ですから男子においては「この13回、自分たちの代での伝統継承をし、王座を絶対に守るんだ!」という気持ちで戦っていると思います。
由結:今、選手のかたはその想いで大変なプレッシャーもあると思いますが、その点はいかがですか。
緑代表:はい。前回は女子においては海外の選手に王座を持っていかれたり、島本雄二選手が世界2連覇と、もう一人緑朱里(優勝時旧姓:南原朱里)が優勝して王座を奪還したんですね。ですから今回も、男女W優勝を目指して頑張ってます。会場は日本対リトアニアと日本対ブルガリアという構図になってきます。日本人対外国人選手の戦いになるので、日本人が負けると海外の選手たちは皆大喜びですね。それだけ日本の勝ちを崩すのは大変なんですね。
由結:なるほど!
緑代表:日本はチームとしてたとえ負けても、一発で相手にダメージを負わせて、次の競技の選手にバトンタッチするという・・・そんなチームメイトの中で勝ち上がっていって、今回男女ともにそういう伝統を継承してW優勝して欲しいと思っています。
由結:そうですよね!実は日刊スポーツの記事にも大きく出てますけれども、入来選手本当に楽しみですよね!
緑代表:そうですね。入来選手は全ての大会の全日本から階級制からチャンピオンになっているのですけど、唯一手に入れてないのがこの無差別の世界チャンピオンなんですね。本当に子どもの頃からの夢で、この大会に全てをかけて挑んでほしいですね。日本のキャプテンとして頑張ります。
由結:肉体改造もなさったとお聞きしましたが?
緑代表:そうですね。本当に私生活から食事面から肉体改造をしっかりして、今回万全な体調で挑むのだと思います。そこで対抗してくるのがリトアニアのエヴェンタスという選手。この選手が今ヨーロッパ最強だったんですけど、9月のポーランドの世界大会の試合で重量級で世界チャンピオンになったんですね。入来選手も渡辺選手とかも出場している中で世界チャンピオンになったということで、今実績で世界大会に近い存在になっていますね。
由結:もう敵としては申し分ないと言えそうですね。素晴らしい!見所満載ですね!
緑代表:はい、そうですね。
選手育成で譲れないこと
由結:このような素晴らしい選手が新極真会では他にもたくさん素晴らしい選手がいらっしゃり、名前をあげたらきりがないと思います。緑代表としては素晴らしい選手の皆様をお育てになる際に「これだけは譲れない」と思っていらっしゃることはありますか?
緑代表:「これだけは譲れない!」そうですね。やはり強くなるのは自分一人では強くならないんですね。その道場の師範がいて、またミットを持ってくれる道場生がいて、またその人を支える家族がいて、またご両親の理解・応援がなければ空手ができないと思いますし、そういったところで強くなればなるほど『人に優しくなれる』、またそういった『周りの人に感謝の気持ちをしっかり届ける』、そういう選手が一番大事ですね。
由結:なるほど!
緑代表:ただ強くなったのは自分の力でなったわけじゃないので、そういう感謝の気持ちを持てない選手というのは上がっていけないと思います。
由結:なるほど。いわゆるフルコンタクトですから、痛みを伴うことも多いですよね。
緑代表:もう痛みだらけです。
由結:その痛みをどうやって乗り越えるのですか?
対格差を越えて勝利するには
緑代表:普段の稽古からですね!本当に叩かれ叩かれ蹴られたりして、耐えれる体になっていくし、また筋肉をつけないとそのまま骨に響くので、筋肉をつけていくことですね。階級制があるので、その階級に合わせた体重に減量する選手たちもいますけども、この大会というのは無差別なんですね。小さい軽量級の選手と重量級の選手が当たる、そういった試合もあります。やはりパワーをつけていく。これが大事だと思います。
由結:体重無差別と簡単に言いますけれども、本当に体格の大きなかたと当たってしまったかたというのはどのように攻略していけばいいんでしょうか?
緑代表:そうですね。いかに相手の突き蹴りをもらわずに、やはり軽量級であればスピードは重量級よりも早いので、いかに相手の攻撃をもらわずにできるか。また勝ち上がっていく中にダメージを蓄積せずに勝ち上がっていく。決勝までは7試合あるので、その中でしっかりと防御をやって、ダメージを蓄積せずに勝ち上がっていくというのもチャンピオンの道だと思っていますね。
由結:なるほど!普段の練習の中から培われていくのですね。
緑代表:そうですね。軽量級の選手は大きい選手との対策はしっかりやっていると思います。相手の攻撃をかわしておいて、それでルールによって延長戦で引き開きになった場合は10㎏の体重が軽いほうの勝ちになるという、そういうハンデもあるんですね。最終的に絶対諦めない!投げない!そういう気持ちで試合を進めていったら軽量級にも勝つチャンスはあります。
由結:なるほど!『諦めない』という言葉、これは素晴らしいキーワードではないかと思うのですが。
緑代表:そうですね。これは全ての競技に通ずるものですね。本当に苦しくなったら人間やはり諦めてしまう・逃げてしまうのが多々あると思いますが、やっぱりそういう選手は負けてしまう。それで負けた時にやはり自分が一番わかるわけでよね。「あそこで諦めた、投げてしまった」というね。その悔しさがあるからまた練習して「諦めない!投げない!そういう心を掴むんだ!」ということで、皆頑張っていると思います。ですから今回の世界大会は日本選手の真骨頂『諦めない!投げない!』というl心が一番真骨頂でもあるのですけども、海外の選手もそういう心を、今本当に強い心を持っているので、凄い戦いになると思います。
由結:日本が大事にしている『諦めない心』について言うと、以前は、海外の選手はまだそこまで追いついてなかったという一面もあったのでしょうか?
緑代表:そうですね、確かにそういった一面はありました。延長が続く本当に苦しいところで海外の選手が諦めて負けてしまうという試合が多かったんですけど、ここ最近は本当にトップ選手というのは『絶対諦めない精神』を持っているので、本当に危機感のある今回の戦いです。
由結:日本人もうかうかしてはいられませんね!
由結:来週も緑代表には出ていただきまして、この大会の見所など伺っていきたいと思います。それでは全世界空手道選手権大会・10月14日・15日開催されますけれども、今からでも申し込みはまだ可能なのでしょうか?
緑代表:そうですね。もう残り少ない枚数が残っていますね。プレイガイド・チケットぴあ・チケットローソンで発売していますので、どうかよろしくお願いいたします。
由結:はい。皆様是非チェックをなさってみてください。それでは緑代表本日は本当にありがとうございました。
緑代表:ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン2週目
選手の夢!全世界空手道選手権大会
由結:さあ、本日の素敵なゲストをご紹介いたします。NPO法人全世界空手道連盟新極真会・代表理事の緑健児さんです。どうぞよろしくお願いいたします。
緑代表:よろしくお願いします。
由結:2週目ご登場いただいております。ありがとうございます。さてこの新極真会といえば103ヶ国100万人の会員を有するフルコンタクト空手においては世界一の規模を誇る組織でいらっしゃいます。そしてなんと今回10月14日・15日の2日間にわたり、聖地東京体育館で第13回全世界空手道選手権大会が開催されます。皆さん本当に待ちに待った大会ですよね。
緑代表:そうですね。4年に1度の大会。コロナで海外との交流ができなかったので、今回世界からも大勢、選手もそうですけどサポーター、また私たちの海外の師範・支部長のかたがたにも久々に会えるのでとても楽しみにしています。
由結:海外からもやはり日本の空手ということで大変注目が高いと思うのですけれども。
緑代表:そうですね。たくさんの国と地域から選抜されて勝ち上がった選手たちがこちらに来るのですが、総勢男女合わせて160人以上なんですけど、この選手たちは小さい時からこの世界大会に出ることが夢だったので、夢が叶っていると思います。そしてこの子たちを道場でご父兄の皆様も大勢応援に駆けつけるので、素晴らしい大会になると思います
空手との出逢い・緑代表にとっての転機
由結:緑代表ご自身もこの空手できっと人生が変わられたお一人でいらっしゃいますよね。
緑代表:そうですね。
由結:奄美大島ご出身ということなんですが、人生の転機はどんなことだったのでしょうか。
緑代表:最初この空手を知ったのは『空手バカ一代』という漫画を読んで、奄美には道場がなかったので「東京に行って空手をやりたい」と言って、ここから始めたんです。その時は僕らの世代は皆そうですけど「喧嘩に強くなりたい」という想いが強かった!皆東京に集まって極真空手を始めたかた多いと思います。その練習している中で喧嘩ではなく、試合とか自分に自信をつけて行った中で「空手はこうやって人間が成長していくのだな」と感じましたね。一番の転機は黒帯を取ったとき。そこの道場を任せられて、そこから責任感が出てきました。
由結:道場を任せられたというのは何歳ぐらいの頃ですか?
緑代表:21歳の時ですね。
由結:お若い時に任せられたのですね!
緑代表:そうですね。そんな時に道場を任せられて、周囲には年配のかたがたもいらっしゃいますから、そこでやはり人間関係も築けました。
由結:やはり上下関係ですとか、けじめとか礼儀というものをわきまえるという世界だと思うんですが、若くしてご年配のかた、先生と呼ばれるかたがたにお会いする機会も多かったのでしょうね。
緑代表:まだ私たちの先輩はいるのですが、その道場をオープンしたのでそこの指導員として、21歳じゃない。22歳か23歳かですかね(笑)
由結:それにしてもお若いですよね!
緑代表:はい。やはりその道場で自分が思ったのは「一番会員を増やすぞ!」と、そして「一番強い選手を育てるぞ!」と、そういった意識を持って指導をしていっていたので、僕が教えていた時の生徒たちは厳しいし、キツかったと思いますよ。でもそういう目標を持つと生徒も増えるし、強い選手もそれから増えていきました。そしてやはり「背中で引っ張っていくには、一番は自分が強くならなきゃいけない!」と、だから一生懸命自分で練習をして生徒たちを引っ張っていったということはありますね。
由結:なるほど!その背中を見て周りのかたがたも大きな影響を受けられたと拝察いたします。
緑代表:そうですね。今現在の指導でもそういうふうにして指導してますね。
由結:先週も『強くなればなるほど優しくなれる』というお言葉をいただいたのですけれども、今緑代表とお話をしていると温かい気持ちになり、丸い空気感の中に入れていただいているような感じがいたします。
緑代表:ありがとうございます。
空手を続ける秘訣・精神を鍛える武道教育
由結:本日は「続けよう!頑張ろう!」と思う秘訣の数々をお聞きして感動しております。
緑代表:やはり空手は私は子どもたちを一生懸命指導しているのですけども、『強くなればなるほど、優しくなければいけない』ということを口酸っぱくして言っているんですね。そして「いじめとか絶対しちゃいけない」と、「もしいじめられている子がいたら勇気を振り絞って止めなさい」と、「そうやって止めたことあるか?」と聞いたらバッと手を挙げる子たちがいるので「おー!偉いぞ!」と褒めてあげます。それでそういう空手をやっている子が、いじめを止めたりそうすることによって、いじめは少しずつ無くなっていくと思うんですよね。また親がいじめをやっている子を道場に連れて来られて、最初は本当に泣いて、「行きたくない」と言い続けるんです。これは親も我慢ですよね。親も辛抱しながら泣く泣く連れてきて、頑張ったらその子が試合に出ることによって、本当に立派になって、いじめを克服して、またいじめてる子たちを「やめろ」と言えるぐらいのそういう強さに変わっていくので、特に空手と出会って子どもの中でも人生が変わったという子たちはたくさんいると思います。
由結:まさにこれこそが教育ですね。
緑代表:そうですね。『武道教育』ですね。
由結:『武道教育』。この教育によって精神の部分からしっかりとさせるという、ここから本当の強さが生まれてくるということなんですね。
ユースジャパン・子どもたちの憧れ
由結:お子様もたくさん通っていらっしゃるということなのですが、そのお子様が全体の6割ぐらいいらっしゃるのですか?
緑代表:そうですね。新極真会の6割ぐらいが子どもなので、この子どもたちが空手を続けて私たち『ユースジャパン』という、ユースの子たちを富士山の麓で400人とか500人で合宿を毎年やっています。この子たちが世界大会に行き、今の日本代表になっています。辞めないで頑張った子が全ての選手がこのユース出身の選手ですね。
由結:そうですか。子どもの頃から精神の鍛練をし、周りのかたがたを大事にする気持ちを培いながら世界大会に出ていらっしゃるんですね。
緑代表:そうですね。その子たちもこの世界大会というのが一つの夢になっている。それでその合宿には世界チャンピオンが来て、歴代のチャンピオンが来て指導してくれる。憧れるわけですね。「自分はああいう先輩になりたい!先生になりたい!」と言って、そのまま辞めずに頑張ってきている結果が自分が世界大会に出る選手に育っていって、今回も大勢のジュニアの子たちが世界大会を見に来てくれます。それで見ることによって、「いつの日か自分も出るんだ!」というそういう気持ちになると思います。
由結:皆さんの目が輝いている様子が浮かびます。
新極真会の『型』と『組手』・世界大会と初同時開催!
由結:今回の大会では、「型」と「組手」の部分も大事にしているとのことですが?
緑代表:はい。今回初めて型の世界大会も同時開催するので、組手は組手の得意分野の人がいるのですけど、型をもっと重視してやりたいという子たちもいた中で、今回の世界大会の開催というのはとても夢が広がると思いますし、それは日本だけじゃなく世界でも大勢そういう要望があって今回開催いたしました。
由結:そうですか。私も立ち居振る舞いなどをお伝えする身ですので、「型」という言葉につい反応してしまうのですが、いかに美しく演武するかということなのでしょうか。
緑代表:そうですね。美しさも必要だし、力強さも必要ですね。あと技の探求とか、そして凄くバランスが取りづらいところもあるので、そこを微動だにせずにキチッと静止してやるとか、あと練習・型をやり込んだその選手からは、それなりのオーラというのが出て人々を魅了するんです。
由結:なるほど!
緑代表:組手と一緒でいかに練習やり込んできた人がこの型の中でもチャンピオンになっていると思います。
由結:ちょっとしたことで揺るがない美しさというもの・力強さというものが自然に出てくるのでしょうね?
緑代表:これはもう体に染みついているものですね。しかしながら緊張感があって上手くできないということもあるかもしれないので、その辺はいかに平常心で大勢の観客の中でも臆せずにやれるかというところもありますよね。
由結:そうですね。このラジオはビジネスパーソンの皆様が多く聴いてくださっているのですが、平常心は全てに通じることですね。
緑代表:そうですね。本当に平常心を保てるというのがいかに準備をしていることかということなので、準備していないと不安があり、緊張して思うようにいかないものです。『人事を尽くして天命を待つ』と、よく私は選手たちに言っています。「もう全てやり残したことはない、あとは神のみぞ知る、そういう心境で試合に挑みなさい」と、私の生徒の組手の部門のかたの生徒にも話しているんですね。世界の選手たちがその気持ちを持って、今回の試合に挑むわけですが、一般の人たちもいろいろな催しなどチャレンジすることがあるとき、準備を怠っていると不安で失敗してしまうかもしれない。しかし、ちゃんと準備をしていると自信を持ってできるじゃないかなと思いますね。
由結:『準備が全てだ!』と言っても過言ではない!大切なメッセージを頂きました。有難うございました。
第13回全世界空手道選手権大会スペシャルゲスト来場について
由結:さぁ、それではいよいよ今週末となりました。10月14日・15日、2日間に渡り東京体育館で行われます、全世界空手道選手権大会!緑代表どんな感じになりそうでしょうか?
緑代表:そうですね。私も現役の頃、世界大会で戦わさせて頂いたんですけど、当時大山倍達代表も一生懸命頑張って会場を満員にしてくださったんです。その満員の中で戦えるというのは選手としての喜びなんですね。私たち世界大会今週ですけども、何としても選手も本当に頑張っているので私たちスタッフ側も、何としても満員にするんだというそういう気持ちで今頑張っています。もう少しで満員になるんです。
由結:そうですか!ラジオをお聞きのかたも、まだチケットを手に入れられるということですよね?
緑代表:そうですね。是非来て頂いて、海外からも大勢サポーターが来て応援するので、それに負けないように、日本の皆さんも来て頂いて、応援して頂いたらと思います。
由結:そして今回スペシャルなことがあるとお聞きしたのですけれども?
緑代表:そうですね。私たちの新極真会の会歌を作って頂いた長渕剛さんが会場に来て頂いて二曲ほど歌を歌って頂けるんで凄く楽しみです。
由結:まぁ!素晴らしい企画が用意されているということですね!
緑代表:そうですね。海外の大会で以前長渕さんが「歌の力というのは、本当に皆を一つにする、心を一つにする。そういう力があるんだ」ということで、新極真会の歌を作って頂きました。「この歌が世界中で流れてくれたらいいな」と長渕さん仰っていたんですけど、世界中の海外の会場で流れているので、海外の人たちも今回生で長渕さんの歌を聞くことができるので本当に楽しみだと思います。
由結:素晴らしい!見所満載の全世界空手道選手権大会!この10月14日15日東京体育館で行われますので、是非皆様足を運んでみてください。それでは緑代表お忙しい中本当にありがとうございました。
緑代表:ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン3週目
一問一答
由結:それでは本日は新極真会代表・緑健児さんに一問一答で伺っていきます。よろしくお願いします。
緑代表:よろしくお願いします。
由結:それでは、まずは緑さんの出身地は?
緑代表:出身地は鹿児島県の奄美大島です。
由結:奄美大島。ありがとうございます。それでは、子どもの頃の夢は何でしたか?
緑代表:子どもの頃の夢は、小学校の時に「空手の日本一になりたい!」という夢をもっていました。
由結:はい!そして子どもの頃にやっていた習い事はなんでしたか?
緑代表:習い事は、柔道もやっていたり、あとバレーボールもやっていました。
由結:意外ですね!そうでしたか。そして何歳から空手を始めましたか?
緑代表:空手を本格的に始めたのが、高校一年生です。
由結:それでは好きな食べ物はなんですか?
緑代表:好きな食べ物は、若い頃は焼き肉が大好きだったんですけど、最近年とったのか鶏肉が好きになりました。
由結:そうなんですか。鶏肉を食べると元気が出るとか、何か体に反応は出るのですか?
緑代表:どうですかね?美味しいから食べています。
由結:そうですか。それでは趣味は何でしょうか?
緑代表:趣味は無いですね。本当に趣味はこの新極真会・フルコンタクト空手をいかに世界に日本に広めていくかというのが趣味ですかね。
由結:いやー、103ヶ国ものかたがたが来ていらっしゃるということですから、素晴らしいですよね。ありがとうございます。それでは特技はなんですか?
緑代表:特技は無いですね。
由結:そうですか!とても謙虚でいらっしゃいますけれども。
緑代表:いえいえ、特技に無いですね。
由結:ありがとうございます。だから本当に空手がご自分の転職だったということですよね。
緑代表:そうですね。
由結:それでは座右の銘はなんでしょうか?
緑代表:座右の銘は大山総裁から頂いた『死力達成』という言葉、この言葉を胸に、日々精進しております。
由結:『しりょくたっせい』どんな字を書きますか?
緑代表:『死ぬ』に『力(ちから)』、あと『達成』ですね。大山総裁が奄美に来た時に「『死力達成』この気持ちで死ぬ気になって練習したほうがいい!そしたら夢が叶うよ!」とおっしゃっていただいた言葉です。
由結:はい。ありがとうございます。それでは空手の魅力を一言で言うと何ですか?
緑代表:そうですね。やはり空手の魅力は強くなればなるほど人に優しくなれるというこの精神が素晴らしいと思います。
由結:はい。ありがとうございます。それでは空手をやっている子どもたちへメッセージをお願いします。
緑代表:はい。子どもたちが空手ができるのはお父さんお母さんの支えがあるので、本当に常にお父さんお母さんに感謝の気持ちを持って頑張ってほしいと思いますし、道場来るのは組手とかキツイし辛い部分もあると思いますが、それを乗り越えて『諦めない・投げない』という精神が身につくので、是非継続して頑張ってほしいと思います。必ず空手をやっててよかったなと大人になった時に『そういう試練が来ても必ず乗り越えていける』そういう強い心を宿していけますので、是非とも頑張ってください!押忍!!
由結:緑代表、素敵なメッセージをありがとうございました!!
緑代表:ありがとうございます。
プロフィール |
1962年4月18 日生まれ。鹿児島県奄美大島出身。 1978 年に上京し、国際空手道連盟極真会館に入門。軽量級選手として活躍し、第 2・4・7回全日本ウエイト制大会軽量級を制す。1990 年には 165cm、70kg の体格ながら無差別の全日本大会にも挑み準優勝。1991 年には日本代表選手として第 5 回世界大会に出場。アンディ・フグやフランシスコ・フィリォなどの強豪、また 2m を越す巨漢海外勢が多数エントリーする中、3 日間に渡る過酷な闘いを制し、軽量級選手として史上初の無差別級王者となった。第 5 回世界大会を最後に現役を引退し、故郷・奄美大島と福岡県で後進の指導に当たる。また組織活動にも精力的に努め、2000年、NPO 法人極真会館の代表理事に就任。 2001年、IKO(全世界空手道連盟、のちに WKO に改称)の会長に就任。 2003年に組織名称をNPO 法人全世界空手道連盟新極真会に刷新。 2013年から公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)の理事長、 2019年からは全世界フルコンタクト空手道連盟(WFKO)会長を務める。 2023年現在、世界103の国と地域が加盟する新極真会を統括し、骨髄バンクチャリティーや献血など社会貢献にも力を注いでいる。 |