小口耕平さん 株式会チーム丸昌・丸昌エンターテインメント 代表取締役社長「お客様の立場に立った楽しい思い出作りをお手伝い。」
2018年1月25日(木)放送 株式会社チーム丸昌 代表 小口耕平さん(1) |
2018年2月1日(木)放送 株式会社チーム丸昌 代表 小口耕平さん(2) |
由結: 本日のゲストをご紹介いたします。株式会社チーム丸昌 代表取締役社長 小口耕平さんです。小口さんは元ラグビー選手としてラグビーワールドカップに出場した経歴をお持ちで、イベントプロデュース会社とともに、銀座5丁目で居酒屋を経営なさっています。小口さん、どうぞ宜しくお願いいたします。
小口: 宜しくお願いいたします。
由結: 小口さんのラグビー選手時代を伺いたいのですが?
小口: もともと中学まで野球をやっていたんですが、もともと体が大きく100キロを超えていたので、学校でもかなり目立っていたんです。この体を使えるスポーツをということでラグビーを始め、そこから引退の37歳までずっとラグビーをやっていました。
由結: ラグビーというとぶつかり合いもあり、とてもハードなスポーツというイメージですが、やってみていかがでしたか。
小口: 正直ラグビーを始める前はラグビーのことを何も知らなくて、「ボールを使うので楽しいかな。」と思ってはいたんですけれど、実際やってみたら大変なことになってしまいまして…。相手とぶつかり合うスポーツなので、ある意味見ていらっしゃる方は男同士のぶつかり合いを楽しんでいると思います。結果的に、「痛い。痛い。」と言いながら、37歳までやってしまいました(笑)。
由結: そうですか、けがはつきものなのでしょうか。
小口: そうですね、完全な体の状態で行うことはほとんどないですね。必ずどこかしらテーピングして行ったり…。
由結: なるほど。ラグビーはチームプレーでもありますが、小口さんにとってチームプレーのスポーツの魅力はなんですか。
小口: そうですね。個人スポーツはもちろん一人一人が頑張って行うわけですが、集団スポーツの中でも特にラグビーは球技の中でも一番人数が多いスポーツなので、まさにチームプレー。本当にいろんな人との巡りあわせで成り立っています。ラグビー用語にある、”One for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)”…そういう精神、一人じゃ何もできない、みんなで何かを成し遂げる、みたいなところは引退するときにも強い思いとしてありましたね。
由結: そうですか、いろいろな方とつながってこれまでこられたということなのですね。ある意味人は宝だと思うのですが、これが今のお仕事につながってきているのでしょうか。
小口: そうですね。スポーツ選手もいろいろなタイプがいて、ラグビーのことだけ考えてストイックにやる選手もいますが、私はどちらかというと、ラグビーはラグビー、それ以外は外に出歩く、と。
由結: 外に出てどんなことをなさっていたのですか。
小口: そうですね、練習後にお酒も飲んだり、合コンをしたり。
由結: え? 厳しい練習の後に合コンを?
小口: はい、出会いの場ですね。私、実は20歳まで全く女性としゃべったことがなくて、これはさすがにまずいなということで、20歳デビューいたしまして、かれこれ30年近く合コンをやり続けております。回数にしたら4000回近くです。
由結: それはすごいですね。やり続ける秘訣はあるのですか。
小口: やはり「継続は力なり」ですね。合コンというとチャラいイメージがあると思うんですけど、実は自分を成長させてくれ、コミュニケーション能力や話術を高め、やっていくうちに自分が進化しているのがわかるんですよ。これはちょっとやめられないな、と。出会いもあるし、しゃべりもうまくなるし、悪いことは全くないので、いまだに現役でやっています。
由結: 小口さんはご結婚なさっていますよね。
小口: はい、私は1500回目に見つけまして、おかげさまで合コンを始めて10年もしないうちに結婚することができました。
由結: ご自身の進化を感じられるということだったのですが、例えば数十年前と今とでは変わったことはありますか。
小口: そうですね、今も昔も、「そこに行けば何かある」という気持ちで、常に出会いを求めてやっていますね。
由結: 長年続けていく中で、人と人とのキューピット役をなさっているのですね?
小口: そうですね、たくさん結婚もさせましたし、つきあうだけなら何千と人をくっつけてますね。
由結: それは喜ばれますね。
小口: 本当にみんな喜んでます。
由結: 合コンを精力的に主催なさっていますが、これがご本業ではないですよね?
小口: もともと楽しいことが好き、みんなに喜んでもらえることが好きなので、合コンをし、それが結果としてエンタメの仕事につながっています。喜んでもらい、感動してもらうことが好きなので。
由結: ラグビーをやっている時代から人脈を培っていたわけですね?
小口: そうですね、その時代もタレントさんや芸人さんと出会って合コンをしていましたので、それを仕事にしてしまおうかな、と。
由結: とっても楽しそうですね。小口さんのまわりでは人がたくさんいるイメージがありますが、小さい頃はどうだったのでしょう?
小口: 20歳まではオクテオクテでまったく前に出ないタイプだったんですよ。それが20年経って目覚めてしまったんです(笑)。中学や高校時代の私を知っているメンバーにはびっくりされることもあります。
由結: そうですか。合コンで成功する秘訣は何ですか。
小口: はい、やはり私30年もやっていますので、「あきらめない」ということですね。あきらめないでやり続けると最高のパートナーが見つかります。
由結: なるほど、あきらめる方も多いということですか?
小口: そうですね、1日であきらめる方もいますが、戦い続けている方もいます。
由結: 戦い、なのですね。
小口: 合コン仲間のことは“戦友”と呼んでます(笑)。
由結: 切っても切れない固い絆で結ばれているのですね。そんなお仲間も小口さんのお店「銀座もんべつ」に集まっていらっしゃるのですね。私もお刺身を頂いたのですが、とても新鮮で美味しくて。
小口: 店名にある「もんべつ」の通り、北海道紋別市でとれる海鮮を直送して、新鮮なものを召し上がって頂いてます。特にホタテが有名です。豚肉も「上渚滑豚」と言って、ミルクを飲ませている豚なので、甘くて美味しくて評判がいいです。
由結: そうですか。紋別にはもともとご縁があったのですか。
小口: はい、当時紋別に住んでいた方が私のラグビーの試合を見て頂いて、わざわざ合宿所まで会いに来てくださって…。そこですぐ連絡先を交換して、そこから仲良くなって、それで紋別のお店をやっちゃおう、となりまして。
由結: やはり人とのつながりを大事になさっているのですね。これからの展開としてどのように考えてらっしゃいますか。
小口: 来年2019年はラグビーワールドカップ日本開催年。2020年は東京オリンピック。そのあたりが一番盛り上がると思います。私自身は1999年にワールドカップに出させて頂いて、その当時はまさか日本でワールドカップが開かれるとは思いも寄らなかったんです。ワールドカップは今までラグビーが強いところでやっていましたから。初めて日本で行われるわけですから、OBとして来年ラグビー日本開催を成功させたいと思います。ラグビーがあったからこそここまでこれたので、ぜひ盛り上げたいですし、エンタメの業界にいますので、楽しさをどんどんお届けしていきたいと思います。
由結: 小口さんは“楽しさ”がキーワードですね。来週もまたご出演頂けるということですので、楽しみにしております。本日は有難うございました。
小口: 有難うございました。
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由結: 小口さんには2週目、ご登場頂いております。どうぞ宜しくお願いいたします。
小口: 宜しくお願いいたします。
由結: 小口さんを目の前にすると、パワーと元気と楽しさが伝わってきます。いつも笑顔が素敵なのですが、周りの方に言われませんか。
小口: そうですね。笑いは大事なので、常に笑いたいな、と。
由結: 笑いということなのですが、小口さんの周りには芸人さんもたくさんいらっしゃるのですよね?
小口: 仕事柄人と接することが多いので、お客様を喜ばせて笑ってもらって、時には感動して泣いてもらうんですよ。そこから、ほんとにやっててよかったな、と。
由結: なるほど。経営していらっしゃる「丸昌エンターテインメント」は芸人さんやタレントさんを派遣し、マネジメントも行っているのですね?例えば、今イチ推しのタレントさんはいらっしゃいますか?
小口: はい、たくさんの芸人さんを派遣させて頂くんですが、弊社所属の芸人で「リトル清宮」というのがおります。先日のドラフト会議でも注目を集めた清宮浩太郎選手。たまたま似ているということで、じゃあちょっとものまねをやってみようか、ということに。清宮選手が高校生の時に甲子園に出ましたが、それからずーっと毎回のように試合を見に行っています。リトル清宮自体はもともと野球をやっていて、右バッターだったんですけど、清宮選手が左バッターだということで、あえて左に変えて打てるようになったんです。それくらい気持ちが入っていまして。清宮選手が日本ハムに決まったときもユニフォームを全部揃えて、いろいろなメディアに出させて頂いています。
由結: 準備も徹底されていますね。
小口: そうですね、ものまね芸人が一番こだわるところですね。まねる方をどこまで愛せるかが大事。そうでなければあまり良い結果にはならないので、それを思っていつもやっているみたいですね。
由結: なるほど、愛ですか。高校時代の清宮選手の試合はほとんどご覧になったのですものね。
小口: それこそ、清宮選手が高校の大会が終わってカナダの世界大会に出たときにも見に行ってますし、今年から日本ハムさんのアリゾナキャンプとか、日本では沖縄キャンプも本人は見てますし。
由結: 素晴らしい徹底ぶりですね。リトル清宮さん以外にもいろいろなタレントさんを起用していると思うのですが、例えばイベント開催をしたいときは小口さんの会社にまずはイメージを伝えればよいのでしょうか。
小口: そうですね、イベントの年齢層、男性女性比率などをお聞きした上で企画し、当日を迎えるという流れですね。
由結: なるほど、聞くところによると、皆さん恒例で毎年頼まれているそうですね?
小口: 会社は、パーティーなどイベントの時には社員に笑ってほしい、と。ですから、プロの芸人を入れたいということなんです。芸人はプロですから、お客様と掛け合いしながら盛り上げる。そうするとリピートにつながるわけですから。
由結: 話し手のプロの方の話術は素晴らしいですものね。そして、歌手の方も呼ばれることもあるそうなのですが、これまでどんな方が出られているのですか。
小口: 例えば紅白歌手の方も出ていまして、みんなで歌ったりすることもあります。
由結: 盛り上がるのでしょうね。
小口: 芸人から歌手、講演者など、いろいろな方を派遣しています。
由結: それもこれも、小口さんがラグビー選手時代から培った人脈によるものなのですね。
小口: そうですね。私の場合はやはり“合コン”ですかね。台風が来ようが天気が荒れようが合コンだけはしようと。そのくらい気合いが入ってやっていましたね。それこそ、半年前の合コンでは、ある女性がけがをして松葉づえをつきながらも来てくれたこともありました。
由結: わぁ、みなさん真剣に、そして、楽しみに来ていらっしゃるのですね。開催回数4000回ですものね。
小口: 平成元年からですから、もうかれこれ30年位ですが、永遠にやり続けてますね。もともとは自分に彼女を作るためにやって、1500回目で今の妻と出会って…そのストーリーを思うと、本当は引退しないといけないんですけど、やはりみんなを幸せにしたい、とやり続けてしまったんです。それでまだ現役なんです(笑)。
由結: 小口さんが合コンを仕切っている、と。
小口: 一応、MCということで。なかなか合コンでMCっていないんですけど、あえてその立ち位置にして。例えば、合コン始まってまだ硬いな…という時には、MCで笑いを取りながら、頃合いを見計らってはける、と。
由結: 達人ですね(笑)。
小口: さすがに4000回やりますとね(笑)。
由結: これが「丸昌エンターテインメント」と「銀座もんべつ」の流行っている理由なんだと思います。先程のリトル清宮さんの話に戻るのですが、明石家さんまさんの番組にも出られていますよね。
小口: 清宮選手のドラフトの時に、日本ハムの木田優夫GM補佐がさんまさんに「どちらの手で抽選の封筒を開いたらいいのか」を相談したというのが話題になりました。その時のご縁もあり、さんまさんが番組でカーテンを開いて登場する時にリトル清宮も一緒に出させて頂いたんです。
由結: さんまさんの反応はいかがでした?
小口: すごいツッコミも入れて頂いて、盛り上げて頂いて、有難かったです。
由結: そうでしたか。人気の芸人さんも派遣してくださるということなのですが、今後イベントの中で、丸昌エンターテインメントさんならではのもの、という企画はあるのですか。
小口: 弊社では映像もやっていまして、映像で盛り上げながら芸人が登場したり、総合的に芸人が司会をやりながら、その芸人が後半で余興を披露するなど、総合的にプロデュースさせて頂いています。
由結: そうですか。空間のプロデュースは生もので、その瞬間瞬間で決まりますからね。そこにミラクルを起こし続けている、と。
小口: はい、すべて生ものですので、100%とはいかないこともありますけどね。
由結: そこには喜びや楽しさがありますね。「銀座もんべつ」も会社帰りに気軽に楽しめるお店ですね。
小口: はい、場所が銀座なので、場所柄皆さん高いイメージを持たれる方もいらっしゃるんですが、比較的リーズナブルで入りやすいお店です。
由結: 場所も銀座5丁目。GINZA SIXのすぐ裏手、駅から徒歩2分ですから、とても使いやすいですね。それでは、最後にリスナーの皆様に向けてメッセージをお願いいたします。
小口: 私、ラグビー出身、お笑いと感動、楽しいことが大好きで、“笑うことによってみんなが幸せになれる!“という気持ちをこれからも持ってやっていきますので、皆さんも楽しい人生を送って頂ければと思います。
由結: 素敵なメッセージを有難うございます。小口さんにお会いしたかったら「銀座もんべつ」に行けばお会いできるのでしょうか。
小口:はい、多分合コンでMCをやっているかもしれません(笑)。
由結: ぜひ皆様立ち寄ってみてください(笑)。小口さん、2週にわたりご出演有難うございました。
小口:有難うございました。
※こちらのインタビュー記事は、2018年1月30日時点での情報です。イベントの日時等が載っているものは、すでに終了していることもありますので、ご注意ください。