香瑠鼓(KAORUCO)さん 振付家・アーティスト「人々の生き方までをも振り付ける」
銀座ロイヤルサロン1週目
目次
- 1 芸能界に入ったきっかけ
- 2 障がいのある方たちの国際的なパフォーマンスフェスティバルで会場が一体に
- 3 “共感覚”とは
- 4 たった1時間で300人の振付を変える
- 5 この仕事をやっていてよかったと思うこと
- 6 即興表現メソッド“ネイチャーバイブレーション”とは
- 7 振付を行う際大切にしていること
- 8 メソッドにより人々に現れた様々な変化
- 9 縄文時代の日本人の心身の使い方・思想
- 10 2022年大きなシニアプロジェクト始動!
- 11 ミュージカル映画“踊る!ホラーレストラン”
- 12 声解析・声診断とは
- 13 内面の変化が各色の声として表れる
- 14 自分とつながったとき、半端じゃない声が出る
- 15 香瑠鼓さんのメソッドの秘密を声解析・声診断!
- 16 香瑠鼓さんのプロフィール
芸能界に入ったきっかけ
由結:さあ、それでは、本日の素敵なゲストをご紹介いたします。振付家、アーティストの香瑠鼓さんです。よろしくお願いいたします。
香瑠鼓:よろしくお願いします。
由結:香瑠鼓さんはあのWink『淋しい熱帯魚』、そして『慎吾ママのおはロック』、新垣結衣さんの『ポッキー』、はじめCMでももう数々の作品を手掛けてらっしゃいます。トータルしますと1300本以上とか。
香瑠鼓:いや~もっとあったかもしれないですね。
由結:素晴らしいですね。そんな香瑠鼓さんに本日はたくさんお話を伺っていきたいと思います。早速ですが、この世界に入られたきっかけはどんなことですか。
香瑠鼓:はい。この世界っていいますと芸能界だと思うんですけど、私は小さいころは全くしゃべらない子どもで、もうなにも人とコミュニケーションできない子だったんですね。しゃべるのがなんか嫌だったんですよ。でも、唯一音楽を聴くと踊るっていう子だったんですね。
由結:へえ~しゃべらない。でも、音楽には反応されていたんですね。
香瑠鼓:そうですね。そのころ、山本リンダさんに影響を受けて、だんだん目覚め始めたんです。それで私はオリジナルの作品を日本から海外に輸出したい、と。とにかく作り続けて、どんどん日本のオリジナリティを高めていくアーティストになろうと思ったんですね。高校生くらいのときです。
由結:いや~ビッグな夢を持ってらっしゃったんですね。
香瑠鼓:ずっと変わってないんですけど、それで、森雪之丞さんっていう作詞家のやってらっしゃったMighty Operaっていうバンドに入れていただいたんです。ボーカルで入ったんですけど、ラッキィ池田さんもメンバーで、その当時から親友です。そこのバンドのメンバーから、ある事務所のトレーニングを頼まれたんですね。トレーニングした中に、『CHA-CHA-CHA』の石井明美さんがいたんです。ちょっと話は複雑なんですが、私はボーカルのはずだったんですけど、だんだん振付師になっていくんですね。
由結:へえ~そうなんですか。じゃあ自然の流れで導かれていったんですね。
香瑠鼓:そうですね。ボーカルも振付も両方ともやってたんですけど、結局振付がヒットしちゃって、そのあとBaBeの振付をやって、Winkの振付をやったら、もう大爆発してしまいまして。
由結:いや~有名なアーティストの方のお名前がずらり。学生時代を思い出しますよ。振付が印象的で!
香瑠鼓:ありがとうございます。
障がいのある方たちの国際的なパフォーマンスフェスティバルで会場が一体に
Photo: Masataka Ando
由結:香瑠鼓さんはこれまでにCMに映画、舞台、海外公演など、数々手掛けてらっしゃいますが、その中で例えば海外公演のときなど、エピソードはありますでしょうか。
香瑠鼓:はい。オリジナルのものを作りたいとずっと思ってますでしょう。だからもう何足も草鞋を履くわけですよね。絶対諦めないんです。私、障がいのある方たちとワークショップを25年ぐらいやってて、皆さんすごい魅力的な個性をお持ちなんですね。まあ誰でもそうなんですけど、とくに自由に表現するってことにおいては本当に素敵なんです。
少しお話飛びますけど、日本の八百万の神の思想…自然や生活のいろんなものに精霊が潜む。それを障害のある方たちにやっていただいたんです。
いろいろな国の方たちが参加する障がいのある方たちの国際的なパフォーマンスフェスティバルが韓国で行われまして日本代表で行きました。障がいのある方たちと一緒に踊って、最後に私が自分で作詞作曲した歌を歌ったんです。そうしたら、歌ってるときに、なんとみんながこうですよ。一人残らず。
由結:皆さんが手を振って…!素敵ですね。
香瑠鼓:はい、もう本当に。日本でこういうのないですからね。
由結:なかなか見られない光景でしょうね。
香瑠鼓:現地の韓国の方たちがほとんどだったんですけど、熱い感じでしたね。熱気が伝わってきました。その中にいろいろな国から来てる方たちも一緒に手を振っていただいた…!本当に芸術っていうのは一瞬にしてみんなの心をつなぐことができるなって確信を得ましたね。
“共感覚”とは
由結:やはり感じる力…そういうものを香瑠鼓さんはもともとお持ちなんでしょうね…。
香瑠鼓:感じる力ですか。そうですね。感じる力って言いましてもいろいろあると思うので、ここで多分おっしゃってるのは受け取る力ってことでよろしいですかね。
由結:はい。多くの人を理解して受け取る力ということですね。
香瑠鼓:そうですね。その例えば韓国での場面の話だとすると、障がいのある方たちのフェスティバルなんで、いろんな国から障がいのある人たちが来るわけじゃないですか。そこでは、いろんな人たちが主役となってやってますよね。そういう一人一人が主役っていう場がすごい好きなんですよ。でもそれを主役だなって引き立たせるようにするには、考えないで感じ、考えないで受け取るっていうのがすごい大事だと思ってるんですね。
由結:振付家としてのご自分自身が考えすぎては駄目だと?
香瑠鼓:振付家じゃなくて、特に一個人として生きてく上でですね。障がいのある人がワークショップに参加したとき、大概保護者の方が「この子はできない」って、できないことを並べちゃうんですけど、そっちじゃないほう見ないと駄目。できないのは当たり前だけど、できないと思っていたこと自体、逆に物の見方を切り替えると考え方が変わります。
例えばブツブツつぶやいていて集中されない方がいるんですけど、それ自体が悪いことじゃなくて、そのブツブツつぶやいてるものを聞いた瞬間にすごい面白かったりするわけですよ。それを引き立てるような考え方、メソッドを持っているんです。ですから、まずは“受け取る”ってことですね。その人を考えないで受け取る。その中で何をしていったらいいのかっていうことをひらめくんです。
由結:多くの方々に、そのような視点で向き合ってこられたんですね。素晴らしいです。その能力というか、感性は昔からお持ちだったんでしょうか。
香瑠鼓:閉鎖的な子だったんで、あんましゃべらなかったんですけど、アイドルのWinkの振付をやった直後ぐらいからですかね。あの頃のアイドルの方は、皆さん、片手にマイクで、片手なんですよ。
由結:そうでしたね!
香瑠鼓:その当時はあまり踊れない方が多くて。当たり前ですね。そうすると、振りがすごく似ちゃうわけですよ。困ったなと思ったときに、振りってもう目の前に存在していて降りてくるんだとひらめいて、考えるのをやめたんです。
それこそまた“感じる”“受け取る”みたいなことで、そしたら顔の周りに絵が見えたりとか、曲から絵が見えるようになって。こういうのを共感覚と言います。
由結:共感覚。共に感じる力。
香瑠鼓:そうです。誰でも3歳くらいまでは持ってるっていう感覚なんですけど、その共感覚の私は、見える、聞こえるっていうね。視覚と聴覚が相互作用して、音を聞くと絵が見えたりして…その力で乗り越えたっていうことですね。
由結:これは体感しないとわからないでしょうね。いや~この能力のお陰で、あの素晴らしい振付が生まれたんですね…!ほかにもたくさんの振付を手掛けられたと思いますが、その都度アイデアが降りてくる、という感覚なんですか?
香瑠鼓:そうですね。それを自分のメソッドですね。このあとお話させていただく「ネイチャーバイブレーション」、自然界と共振するメソッドっていうので体系化して、それで一安心ですね。今まではもう神頼みのようなもんなんで。そこから入って、でも後々共感覚だったってわかるんですけど、そのときはもう神頼みの状態でした。でもメソッドを作ったら自分でも安心したんです。「ああ、なるほど」ってね。
由結:メソッドができあがったときは感無量でしたでしょうね。そして、今たくさんのみなさんがこのメソッドを身につけていらっしゃるわけですから。このお話はまた次回詳しく伺いたいと思います。本当に数々のご活躍なんですけれども、その裏には大変なことも多々あったと思うんです。
たった1時間で300人の振付を変える
Photo: Bimbun Furusawa
香瑠鼓:そうですね…、言っちゃいけないことばっかりなんですけど(笑)。
例えばCMの業界は、ものすごい金額のお金とものすごい能力の人が寄り集まってる素晴らしいところなわけです。そこでは絶対に商品を売らないといけない。売らなきゃいけないってだけでもすごいプレッシャーですよね。かつ時間が限られてるんですね。3時間しか現場にいられないタレントさんもいるわけです。3時間で絶対に売れるものを全部作る。
それだけでも十分大変なんですけど、300人くらい振り付けをしたことがありましてね。その本番の振りを前の日の夜の23時から、TikTok用に変えてくれという依頼だったんです。23時から0時ぐらいまでの間で変えるわけですね。結局それで何回か振付を変えさせていただいて、その都度監督やプロデューサーにもチェックしていただき、それで明日本番のリハーサル。でも実はまた絵が見えちゃったんで、すぐに変えられたんです。
由結:そんな急な依頼でも絵が浮かぶものなんですか?
香瑠鼓:はい。そのときは10人近い方、TikTok用の振付をチェックする方、監督やその他様々な方々も、夜中の23時にスタジオに来て、すごい心配そうにいらしたんですけど、できた振付を見て「いい!」って言ってくださって。
由結:うわー素晴らしいですね。
香瑠鼓:はい、よかったです。
由結:それこそ危機的な状況だと思うんですよね。でも香瑠鼓さんはそれを乗り越えるというか、それはお手の物という感じなんですね?
香瑠鼓:結構もうこうなるとなんでも来いみたいな状態になってますね。
由結:はぁ~頼もしいですね。
香瑠鼓:なんかちょっと語弊があるかな。おごってるんじゃないんですけど、結局いいものを作るっていうことで皆さんが一致団結されてるわけですから、絶対作れるはずなんですよね。その力を信じます。
由結:なるほど。皆さんのその力を受けて、ご自身からも信じられないような素晴らしい力が出るということなんですね。
香瑠鼓:そうでしょう。
由結:依頼する側も頼もしいでしょうね。香瑠鼓さんに振っておいたら絶対やってくださるって思いますから。
香瑠鼓:まあ一応、はい(笑)。ありがとうございます。
この仕事をやっていてよかったと思うこと
由結:とても素敵です。そんな香瑠鼓さんなんですけれども、この仕事やっててよかったなと思うことってどんなことでしょうか。
香瑠鼓:はい。これは振付だともちろん商品が売れたりとか、その人の魅力が、新垣結衣ちゃんのポッキーのCMが流行ったってこともすごくありがたかったですね。そして、一番今嬉しいのは、コロナ禍にもかかわらず、ワークショップを受ける方々がどんどん増えているんです。受講者ご自身が魅力を開発されて、自己実現されていく。ご自身がスターになっていくっていうのがすごく面白いです。
由結:なるほど。皆さんいろんな変化をするんでしょうね、きっと。
香瑠鼓:はい。人によって全然変化が違うから、今はすごくそれが面白いですね。
【カラダラボ・フェスティバル9】
※「カラダラボ・フェスティバル9」は全日程を終了し、現在はアーカイブ視聴(無料)の申し込みを受け付けております。
由結:ありがとうございます。また次週、この続きを伺っていきたいと思います。そして、香瑠鼓さんが行っていらっしゃいます『カラダラボ・フェスティバル9』、これが2022年の2月11日~13日、下北沢のスタジオルゥで行われ、さらにオンラインでも視聴できるんですね?
香瑠鼓:そうですね。私も踊ります。即興なんですよ。お客さんにお題をいただいて踊るんです。一つ面白いプログラムがあって、「アイドルは行方不明!?」っていうタイトル。芸能事務所の話で、私は事務所の社長で、アイドル役が障がいのある子なんですね。そのアイドルが行方不明になって、自分で失踪したのか、誰かが誘拐したのかっていう設定。全員容疑者なんですよ。それで、誰が犯人を演じるかはお客さんの投票で決まるんです。出演者は投票結果を開演10分前に知らされて、そこから演じるんです、全員で。そういうのが面白くて好きで。
由結:いや~10分前に知らされて、即興で演じるってすごいですね。
香瑠鼓:そう。それがすごい楽しいんです、私。即興が今一番面白いですね。
由結:そうなんですね。もしかしたら即興というところが人の能力を開花させる一つのキーワードということなんでしょうか。
香瑠鼓:そうです。はい。その通りでございます。
由結:来週、そちらを詳しく伺っていきたいと思います。
香瑠鼓:はい。ありがとうございます。
由結:振付家でいらっしゃり、アーティストの香瑠鼓さんでした。ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン2週目
即興表現メソッド“ネイチャーバイブレーション”とは
由結:さあ、それでは、本日の素敵なゲストをご紹介いたします。振付家、アーティストの香瑠鼓さんです。よろしくお願いいたします。
香瑠鼓:よろしくお願いします。
由結:2週目ご登場いただいております。本日もお話伺うのがとても楽しみです。
香瑠鼓:ありがとうございます。
由結:早速なんですが、香瑠鼓さんは独自の即興表現を行うということで、ネイチャーバイブレーションというのをやってらっしゃるということなんですが、こちらについて教えていただけますでしょうか。
香瑠鼓:ありがとうございます。ネイチャー(自然界)とバイブレーション(共振)するというメソッドなんですね。私、障がいのある方たちと25年間活動してるんですけど、重度の障がい者の施設に行ったときに、そこは寝たきりの方ばかりだったんですね。今までだったら踊るとみんなが元気になってくれるんですよ。それでお互いの細胞が喜んで共振してるなって思えたんです。でも、そこは寝たきりの方ばかりなので踊りは無理だったんです。そこで、声だってひらめいたんですね。人間の体、65%は水なので、お互いの体を震わせて共振させて、生きる喜びがわかち合えるっていうふうにひらめいたんです。そして、滝とか川の前で声を出すわけです。3年間ぐらい行ったんですね、私。
由結:3年もですか。
香瑠鼓:時間を割いて、CMとかでめちゃくちゃ忙しくやってる間に行って、そうしたところ、あるとき、川が“ジュブジュブ”…って言って、自分の声と似てるなと思った瞬間に、“ヒュウ”とか、“パラパラ”とか、“ビヨン”とか、“ボン”とか…ありとあらゆるものが擬態語みたいな感じで聞こえてきたんです。
由結:今香瑠鼓さんから発せられた音を聞いただけでもすごいと感じましたが…!
香瑠鼓:これ本気でやるとすごい声なんですけど。
由結:いや~きっとそうでしょうね!
香瑠鼓:そしたら、その声自体、声っていうか、自然界の声、響き。響きがシンフォニーのように聞こえてきて、無駄なものは何もないんだって。神様がお作りになってるものですから、それが自分の体の中にあるんだなってそんな感じもしたんですね。
人間の体は自然界の物質でできてますし、これを私たち人間の社会に当てはめようと思いまして、自然界にまた通い詰め、70種類ぐらいのメソッドをつくったんです。私は東大の非常勤講師をさせていただいたこともあるんですけど、私のレッスンの受講生の方が、東大生1500人から総代に選出されたんです。その方は、私の東大の授業の効果が高いということと、研究自体のやり方が面白いということに着目し、私の東大でのプログラムの受講者を追跡調査したりして、プログラムの効果を検証したんです。その成果が国際学会等で発表されました。
由結:それは素晴らしいですね。一言で言えば、「人々の能力を開花させるメソッド」ということなんですね。
香瑠鼓:そうです。
Photo: Bimbun Furusawa
振付を行う際大切にしていること
由結:振付の際、大切にしてることってどんなことなんでしょうか。ネイチャーバイブレーションを使うこともあるんでしょうか。
香瑠鼓:はい。そうですね。“受け取る”ってことなので、CMだったら商品とか会社の意向、クライアントの意向とか、監督とか、いろいろあるんですね。タレントさんの魅力を引き出すとか。もう全部を受け取って一個にするってことになるんですけど、でもいろいろあって、結局その瞬間に生きてる表現になるように持っていくってことがとても大事。
由結:その瞬間に生きているという表現。
香瑠鼓:はい。だから振付していって、撮影のときのエネルギーの場を活性化するみたいな、結構声出しますよ、私。擬態語とか飛ばしながらやってますから。
由結:へえーっ。そうなんですね。じゃあ例えばこの空間なんかも活性化させようと思ったら、可能なんですか。
香瑠鼓:そうですね。
由結:なるほど。先ほど香瑠鼓さんに振付、ポーズを少しだけ教わったんですけれども、そのときに丸い空気を…っておっしゃいましたよね。こういった気付かせるためのキーワードがたくさんあるんでしょうね。
香瑠鼓:見えてるものがそういう感じなんですよ。もうそれは見えてるとしか言いようがなくて。見えないものが見えるっていう感じですね。重度の障がいのある方たちいらっしゃるじゃないですか。きっとその人たちには、「見えてないものが見えてる」ってことが多いんですよ。脳梁欠損の男の子がいて、右脳と左脳つながってないんですね。つながってないってことは、自分の体がどこにあるかわかんないとか、手が手ってわかんないとかってことなんですけど。
由結:手が手だとわからない?
香瑠鼓:わからない。でもその方は違うもの見てるんですよ。
由結:違うもの見てるんですね。
香瑠鼓:見てるんです。まず、頭と足がさかさまだったりとか。わかります?なんか読もうとすると幾何学が飛び込んできたりとか、おまけに電磁波が見えたりするんですよ。
由結:へえーっ。
香瑠鼓:その電磁波のことを彼は悪魔って言ってるんですけど、もう話してるうちに、ウワーッてなりそうなぐらい、わかります?見えないものをどういうフィルターを通して見てらっしゃるかわからないけど、脳梁欠損ということだけで、この三次元のレベルの世界でもいろんなものが見えてくるってことなんですね。
由結:なるほど。そうなんですね。
香瑠鼓:私はそんなレベルまではいってないんですけど、なんとなくその丸いエネルギーが…みたいに感じられるんですよ。
由結:なるほど。そういったものがこのメソッドの中にも盛り込まれているんですね。
香瑠鼓:そうですね。右脳と左脳をつなぐっていうのは指のメソッドがあって、その彼は毎日続けているようです。
メソッドにより人々に現れた様々な変化
由結:そうですか。今の脳梁欠損の方もそうなんですけれども、そういった様々な障がいをはじめ問題を抱えていたとしても、それがプラスに転じるような、そういった変化が起こった例がきっとたくさんあるんでしょうね。
香瑠鼓:そう。例えば、お客様を受け取ることで売上が10倍になったカリスマ販売員もいます。そのほかに、声が出なくなる症状の人は擬態語で声が出るようになったり、膠原病の病気が薬を飲まないで改善したとか…いろいろな例があります。
由結:そうなんですね。
香瑠鼓:自己実現についてもそうです。体の可能性を自分で限定しなければ、普通はいろんな方向に向かいますよね。そのときに、自分の思ってる方向に進むっていうのもあるんですけど、即興で表現すると、嫌なところを見つめなきゃいけない場合もある。結構厳しいかもしれないですけど、自分を見つめるっていうこと自体が自分を好きになるっていうことなんですよね。
由結:自分の嫌なところもあえて表現をして…ということなんですか。
香瑠鼓:あえてというか、なんか自然に出ちゃうっていうだけなんです。でもそれも魅力的じゃないですか。ちょっと意地悪な面も、ある意味ではかっこいいじゃないですか。ちょっと悪いところがあったほうが人間っていいでしょ。
由結:確かにそうですね。
香瑠鼓:ものすごいいい人だったらちょっと気持ち悪いでしょ。だからそういうネガティブな面もあったほうが絶対いいんだけど、そういうのもどんどん自信になってくってことですよね。
由結:そうなんですね。全て出して、それを受け入れる…そんな作業なんでしょうか。
香瑠鼓:そうね。自分の中にあるものをどんどん見つめていって…そう、「受け入れる」というのはその通りだと思います。
由結:そして、能力開発や健康にも効果が期待できるんですね?
香瑠鼓:そう。あと痩せたいとか、私64歳なんで、アンチエイジングにもいいですよ。
由結:アンチエイジング。いいですね。女性にはたまらない言葉ですね。どういう方がこちらのメソッドを受けられていらっしゃるんですか。
香瑠鼓:例えば、某有名企業の取締役の方、障がいのある方、それから、セクシャルマイノリティの方も多いですね。かっこいいんですね、みんな。外資系の保険会社の営業の方とか教師とか、いろいろです。
由結:プロの方はもちろん、一般の方も参加されていて。人間の能力を引き出し可能性を引き出すという、そんな内容なんですね。
香瑠鼓:そうですね。ありがとうございます。
縄文時代の日本人の心身の使い方・思想
由結:香瑠鼓さんは、日本古来の文化や自然観を取り入れた作品づくりも長年やってらっしゃいますが、日本人独自の心身の使い方、思想で香瑠鼓さんが共感するのはどんな点ですか。
香瑠鼓:バリアフリーワークショップそのものがまるで縄文時代のようです。まず自分が主役になる。だけれども、相手のことも主役にできるように、相手を立てるようになるってことなんですね。縄文時代って戦争がなかったじゃないですか。だけど絶対にそれってみんなが自分が主役と思って踊ってたと思うんですよ。あいつもいいな、あいつもいいなって踊ってて、それでみんなが一つになると思うんですね。引いてたらなかなか一つにならないですよ。だけど、「相手を認めるってことは自分も主役」そのことをバリアフリーワークショップでずっとやっています。それが縄文時代と似ているのではないかと思います。
映画『踊るホラーレストラン』より
2022年大きなシニアプロジェクト始動!
由結:そうなんですね。これからの夢を教えていただけますでしょうか。
香瑠鼓:シニアのプロジェクトですね。シニア向けのインターネットテレビ局“阿波リンネット”ができます。徳島発です。歴史、健康、アートを発信するような、そこのテーマソングを、作詞がサエキけんぞうさんと私で共作、作曲と振付と歌は私が担当して作りました。振付させて頂いた方たちが錚々たるメンバーなんですよ。監督は手塚治虫さんの息子さんの手塚眞監督がやってくださって、今2曲作っているんです。“サプール”というカラフルな洋服を着て戦争しないっていうコンゴ発の平和活動があって、それをヒントに、シニアの人たちが60代、70代の人たちがすごくカラフルな洋服を着て、歌い踊るものがあるんですけど。それが多分2022年の私の活動の一つになっていくと思うんですね。
由結:そうですか。なんだか見てるだけでエネルギーをいただけそうですよね。これは本当に期待大です。
香瑠鼓:最初芸能界でデビューしたとき、もともとは歌をやるはずだったんですけど、結局振付師になって、また巡ってきてなぜか歌がいいって言われて…もちろん歌だけではなく、振付させていただき、人の能力を生かすのは大好きなんですけどね。来年は自分的には期待大ですね。すごく大きなプロジェクトなので楽しみにしています。
由結:本当に楽しみですね。この情報というのはまた発信してくださるということなんですね。ぜひ“香瑠鼓”で検索をなさってみてください。そして、さらに告知がございます。
ミュージカル映画“踊る!ホラーレストラン”
香瑠鼓:今見ることができます。Amazon Primeで500円。私が作ったミュージカル映画です。障がいのある人たちが出てくる『踊る!ホラーレストラン』。主役が原田大二郎さんですね。それから時任三郎さん、ラッキィ池田さん、さっきの手塚眞監督は悪役で出てます。これは皆さんボランティア出演していただいたという作品です。
由結:これは見逃せません!皆さん、ぜひチェックなさってくださいね。
香瑠鼓:はい、ぜひ、よろしくお願いします。
由結:さらに、香瑠鼓さんの『カラダラボ・フェスティバル9』こちらが2022年の2月11日~13日、下北沢のスタジオルゥ、そしてオンラインで開催予定です。
香瑠鼓:オンラインはタダです。
由結:タダですか。
香瑠鼓:私踊りまくりますから、お題を。
由結:はい。ぜひぜひ皆様チェックなさってみてください。それでは、香瑠鼓さん、2週にわたりましてご出演いただきまして本当にありがとうございました。またぜひスタジオにも遊びにいらしてください。
香瑠鼓:ありがとうございます。
由結:ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン3週目
声解析・声診断とは
由結:さあ、それでは本日の素敵なゲストをご紹介いたします。本日のゲスト、振付家、アーティストの香瑠鼓さんです。そして、本日は声診断コーナーということで、ユウキアユミワールドアカデミー稲井英人学長が担当するコーナーです。これまでに2万人以上の臨床データのある声診断ソフトにより、ゲストの方の声の波形を読み取り、その方の個性、能力を紐解いていきます。それでは、稲井学長、よろしくお願いいたします。
稲井:はい。それでは香瑠鼓さん、よろしくお願いします。
香瑠鼓:よろしくお願いします。
稲井:今からやるのは、本当に普通にしゃべっていただきまして、12秒ごとにここに色と波形が出てきます。いくつかしゃべっていただいたものを、それをもとにして、いろいろ紐解いていきたいと思います。香瑠鼓さんの秘密。
由結:楽しみですね。
香瑠鼓:へえーっ。
稲井:(笑)。はい。でも先ほど振付のことなどちょっと見させていただいて思ったんですけど、絵が見えてきたっておっしゃるじゃないですか。テーマが決まって、見えたその絵に当てはめていく。そういう感覚なんですね。
香瑠鼓:そうですね。絵に当てはめる…。絵っていうか、その人が動いてるのがもう見えるかな。幾何学模様みたいなのが空間に見えるときもあります。その幾何学模様を自分で感じながら踊る。空間に絵を描きながら踊るっていうときもありますし、体が幾何学模様になるときもありますね。まだしゃべる?質問してください。なんか。お願いします。
稲井:はい。12秒ごとに変わってくる。なるほどね。幾何学模様。それはいつぐらいから?昔からそういうのが見えてたんですか。
香瑠鼓:幾何学模様ですか。スピリチュアルな番組みたいになってますが、これでいいんですか。
稲井:(笑)。
香瑠鼓:幾何学模様。これはネイチャーバイブレーションメソッドを作ったあとからなんかちょっといろいろ開発しちゃったみたいですね。いろんな能力を(笑)。
稲井:はい。大丈夫です。このように出てくるんですけども。
香瑠鼓:なるほど。
内面の変化が各色の声として表れる
稲井:はい。最初の声、そして次の声、幾何学模様、そのネイチャーバイブレーションのときなんですね。基本的にちょっと最後のだけでちょっとお見せしていただくと、実は人間の体をこのように置き換えて、体の位置と比例させていってるんですね。人間のこの人間の体は楽器なので、しゃべりをドレミファソラシドに置き換えるんです。それで一体どの部門、どの分野が体が反応してるのか。そういうのを見ていくんですね。それで、ご自身が最初にしゃべられたときはこのオレンジの部分、ここの丹田の部分が多く出ていますね。ご自身がしゃべるだけで周りをイキイキ、ワクワク、ドキドキさせる。人が動いちゃう。
香瑠鼓:そうなんですか。
稲井:はい。その感じるという能力。あと美に関するものとか、感性がやっぱり抜群の方だというのがわかりますね。
香瑠鼓:本当だ。オレンジが。丹田なんですね。
稲井:はい。丹田のあたりすごく出てます。そのあと、幾何学模様について話したとき、今度はイエローの部分、これは胃のあたりの部分がグッと非常に強くなってきたんですね。次にネイチャーバイブレーション。体、ボディのことをイメージしたと思うんです。するとレッド、これ体、ボディのほうに声が移り変わってきたんです。つまりしゃべり方は別に変えてないんだけども、自分のそのときの感情とかエネルギーがこのように見えてきます。これが表の声なんですが、裏側の声。内側が響いてるんです。人間の体が。
そして、やっぱりそうだ。あのね、これ男性女性って書いてるんですが、男性女性によってオクターブの差があるんですけども、女性なんですけど、深いこの男性の深い声からでもやっぱりこう出てくるのがマゼンタピンク。バイオレット。とくに最後の声。ネイチャーバイブレーションの話したときには、この頭頂部、百会のツボのところが上から下までつながってる。ある意味で天とつながるというような、そういうイメージ。
香瑠鼓:あー。へえーっ。なんでもわかっちゃうんですね。
稲井:はい。だからご自分が、「うん?ちょっと待って?」っていったときは、スーッとつながってる状態なのかもしれません。
香瑠鼓:そうですね。
稲井:そして見えちゃう。これが無条件の愛、無償の愛っていう、これはマゼンタピンクの部分なんですけども、これが内側にスーッと隠れてて、だけども表に出てきてるのは、体、ボディ、そして感情表現の部分とかなんですね。こういうのがやっぱりお好きみたいです。体で現実化させていく。表していく。ある意味、天職、天命かもしれません…と言われてどう思われます?
香瑠鼓:そうですね。小さいころは何にもしゃべらないし、ご飯も食べなかった。動かなかったんですけど、やっぱり天命ですかね。いきなり変わったから。そのいきなりっていうのがなんかつながったっていうか、さっきの感じです。
稲井:なるほど。今の話していただいたら、今度はゴールドが出てきた。ゴールドっていうのはおへそのあたりなんですけど、なんのために生まれてきたのかという部分なんですね。もう本当で生きるっていうか、本音本心で生きるっていうのがこのゴールドの声なんです。そして内側見てみますと、もう内側から、体中が動き出してる。
香瑠鼓:動いてないのに?
稲井:そうなんです。エネルギーが動いてるんです、かなりの。かなり深い部分で。ご自身が自分の本来の本質とつながったときに、全部動き始めて、僕、朝、毎朝、クラブハウスを本日で341回ほどになったんですが続けてやっているんです。声を聞きながらこれ皆さん撮らせていただくんですね。そしたら、やはり自分とつながってない人はこの間がストーンと抜けて、波形が全く出ない人がいるんです。香瑠鼓さんの場合はもうつながってる。
香瑠鼓:うん。なんか全部出てますね。まんべんなく。
自分とつながったとき、半端じゃない声が出る
稲井:自分自身が、全部、まんべんなく出てます。先ほど収録のときも思ったんですけども、ご自身自身がつながったときの声は半端じゃない声が出る。オギャアと生まれたこんなにちっちゃい赤ん坊、ものすごい声がするじゃないですか。もう全身全部を震わせてる。それが大きくなってくると、あれやっちゃ駄目、これやっちゃ駄目とか、だんだん、ツノ出さない、ヤリ出さない、頭出さないようになってみんな本来の声じゃない声になってしまって、ご自身が先ほど声出したときは、おっと、この華奢な体からこの声量というぐらいの、ドーンと出てたんです。
香瑠鼓:ありがとうございます。
稲井:すごく震わせる方だなと思って、ちょっと感動してたんです、実は。
香瑠鼓:ありがとうございます。CMなんかのとき、300人だったりすると、トラメガですけど、声の号令によって動かなきゃいけないときもあるので、だからすごい迫力でなにかしないと一つにならないので、そういうのが鍛えられたんでしょうか。
稲井:ですよね。そう思います。本当に体をフルに使われてるのがよくわかります。先ほど声を少し変えられるとおっしゃったんですけど、2、3、ちょっと変えてみません?
香瑠鼓:いいですか。
稲井:例えば、何を表現するかおっしゃっていただいて、それで声出していただけますか。
香瑠鼓さんのメソッドの秘密を声解析・声診断!
香瑠鼓:私さっきの擬態語を見てもらいたくて、うるさいからちょっとマイクを離しますね。
稲井:わかりました。
香瑠鼓:擬態語いってみますね。
稲井:はい。12秒ほどなので、私はだまってますね。はい。
香瑠鼓:アッアッアッアッ…ジョブジョブ…ビヨヨビヨヨ…パラパラ…オー…ボン…。
稲井:はい。オッケーです。なるほど。これね、ちょっと面白い。
香瑠鼓:興味深いです。私も。
稲井:非常に面白い。
香瑠鼓:なになに?
稲井:最初のピラピラ、キラキラキラッていったとき。これね、もうゴールドとイエローの塊。それがこれなんですね。こちら側です。要するにもうそこに存在してる。存在そのものの光がすごく強かったの。そしてこのコーラルレッドっていうのは自律神経、無意識の領域なんですね。あの声を発信するでしょ。すると聞いた側が自分に戻るんです。相手が。
香瑠鼓:へえーっ。すごい。
稲井:無意識に働きかける。
香瑠鼓:すごい。そうなんですか。
稲井:はい。そのあと、ボンってきたでしょ。
香瑠鼓:そうですね。一番最後、ボンで抑えてました。
稲井:このときは、もう全て出てますね。
香瑠鼓:本当だ。すごい、これも。
稲井:これもう完全にある意味悟りの領域の声なんですよ。
香瑠鼓:すごい、これ。
稲井:はい。全然違う。そしてもうエネルギーの塊だったんです。ボンって静かだったんだけども。
香瑠鼓:あれが?
稲井:全てに働きかけて、相手の方のエネルギーを呼び覚まされる。
香瑠鼓:へえーっ。だから歌手として認められたのかな。
稲井:すごい表現力ですよ。
香瑠鼓:そう。
稲井:さっきのパラパラ、キャラキャラ言ったときは、外ではイエロー、ゴールドがすごいんだけど、見てください、第3の目。
香瑠鼓:本当だ。
稲井:なんとその音を聞くと相手はエネルギーを感じで自分に戻ると同時に、静まった本質が見えるんです、相手が。
香瑠鼓:相手が見えるの?
稲井:はい。この音を聞いた側が自分に戻り、ものすごく直観力が鋭くなります。鎮まるから。という効果があります。
香瑠鼓:ふーん。ちょっといいこと聞いた。ちょっと待ってください。はい。覚えました。ありがとうございます。
稲井:はい。素晴らしい。
香瑠鼓:嬉しいです。
稲井:はい。この楽器、このお体、この楽器をフルに発揮されてるのが、今日、よくわかりました。
香瑠鼓:ありがとうございます。特に重度の障がいを持つ方が擬態語大好きなんですよ。ちょっと秘密がわかりました。私の自然界の擬態語、喜んでくださる方が多くて、細胞が喜ぶっていうふうにおっしゃってる方が結構いたんですね。それですごくこれはお役に立てなきゃいけないなって思います。
稲井:はい。もう要するに音がこうやって目で見えるので、どういう効果、効能があったかがわかります。ご自身がされてきたことが証明されてます。最後おっしゃった今の感想、私が解説したものをしゃべったものがこれなんですね。するとまた体の感じるに戻ってきてる。体がものすごく反応されてますね。すごい、自在。もう内側全部出てるし。このときに僕お話するのが頭と心と腹をつなぐんだよっていつも話してるんですけど、もうまさしく今つながってた状態。
香瑠鼓:頭と心と腹をつなぐとどうなるんですか。教えてください。
稲井:思考と感情と魂の部分が本当につながっちゃう。
香瑠鼓:あー。大事ですよね。
稲井:そう。皆さんがそこに立ち返る一瞬があればいいなと思って、思考をとって。
香瑠鼓:でも正直にやっぱり生きないとなかなかできないですね。
稲井:その通りなんです。頭、心、腹がもうバラバラの方が多いので。
香瑠鼓:あとやっぱり限定、限定する方が多いから、それもつらいところですよね。
稲井:そうです。はい。ご自身がされてることは、ある意味で人を調律し、本当にチューニングしている、とっても大事なことだと思います。来年ますますご活躍が楽しみです。
香瑠鼓:頑張ります。どうもありがとうございます。
稲井:はい。ありがとうございました。
由結:いや~素晴らしいですね。香瑠鼓さんの能力の秘密が明らかになりましたね。特に、擬態語、聞いているだけでこちらが調律されました!
香瑠鼓:擬態語を診断してもらうのは初めてなので、どんなふうになってんのかなと思って、面白かったですね。
稲井:はい。ありがとうございます。これまた来年から世に出すので、それまでは今見せられないんだけど、見せられるようになったら波形をお見せしたいですね。
香瑠鼓:今皆さんどんなものなんだろうってめちゃくちゃ想像してるでしょうね。
稲井:そうだと思います(笑)
由結:香瑠鼓さん、ますますのご活躍が本当に楽しみです。
稲井:はい。もう大成功間違いなしです。これは。
香瑠鼓:本当に嬉しいです。ありがとうございました。
由結:ありがとうございました。
稲井:ありがとうございました。
香瑠鼓さんのプロフィール |
香瑠鼓(カオルコ) 振付家、アーティスト。Wink「淋しい熱帯魚」、「慎吾ママのおはロック」、新垣結衣の「ポッキー」、「タケモトピアノ」をはじめ1300本以上のMVやCM、舞台や映画などの振付を担当。 自然界の音や響きにヒントを得た独自の即興表現メソッド「ネイチャーバイブレーション」を開発し、アーティストのみならずビジネスパーソンや学生、障害のある人など幅広い人々を対象に、自己表現とコミュニケーションのためのワークショップを開講している。 2015年前期には東京大学教育学部非常勤講師を務め、芸術創造過程の研究にも寄与。 養成機関での演技指導や作品演出も手掛け、自身のアーティスト活動も精力的に展開。 他者と比べることなくその人自身の個性や魅力を表現する身体の可能性を、一貫して追求している。 https://www.kaoruco.net/ |