銀座BRB部長 野田和敬さん 株式会社ビーアールビー KEIO Alumni Club 「Blue Red & Blue」部長「”福沢諭吉先生創塾の精神を” 慶應義塾と塾員との架け橋 銀座老舗の社交の場」
2018年7月20日(木)放送 株式会社ビーアールビー 銀座BRB / KEIO Alumni Club「Blue Red & Blue」 部長 野田和敬(1) |
2018年7月27日(木)放送 株式会社ビーアールビー 銀座BRB / KEIO Alumni Club「Blue Red & Blue」 部長 野田和敬(2) |
2017年7月20日(木)放送(銀座BRB 野田和敬さん&由結あゆ美)
由結:本日の素敵なゲストをご紹介いたします。“銀座BRB”事務局部長の野田和敬さんです。よろしくお願いいたします。
野田:こんにちは。
由結:こんにちは。よろしくお願いいたします。野田さんにご登場いただきましたけれども、今ご紹介した株式会社BRB、この会社は実は会員制のクラブを運営しているということですが、野田さんはこの運営に携わっていらっしゃるんですね。会員制のクラブというとどんなところだろう、と。しかも立地が銀座ということで、すばらしい場所にあるんですが、どんなクラブなんでしょうか?
野田:特化しているのは、慶応大学のOBの為の会員制のクラブということでございます。銀座というのはとにかく学生時代に早慶戦が終わるとみんなで銀座に来て先輩からご馳走になるっていう伝統があった地区なので。そういう事で銀座の地を選ばせていただいて。卒業生の方にメンバーになっていただいて、記憶を温めていただいたり、ビジネスの活力を得ていただいたり、というようなことをみなさんにしていただける機会と場所を提供するという意味で作らせていただきました。
由結:そうですか。早慶戦は毎回盛り上がる試合で、大変伝統がありますね。
野田:そうですね。もう100年以上の伝統がございます。早慶戦の中でもですね、一番盛り上がったのが昭和の初めの頃からだという話を聞いております。で、昭和の初めに慶応の応援歌であります“若き血”というのが作られまして。で、その前まではどうも慶応は旗色が悪かったんですけども、“若き血”ができた途端に、秋の早慶戦で昭和2年ですけれども連勝したっていうのがございまして。その時の銀座の状態というのは慶応の塾生が本当に溢れんばかり来て、ビールを片手にどんちゃん騒ぎ、“若き血”を歌いまくるというようなことがあったそうで。それ以来銀座の地区の街では、早慶戦が終わると学生が来て、先輩たちが学生たちにご馳走をする、そんな伝統がずっと続いていたということでございます。
由結:素敵な伝統ですよね。これが実は福沢諭吉先生ですよね。その理念と言いますか、それを受け継いでいらっしゃるということですが。
野田:はい。そうですね。福沢先生はまた別に、野球の試合とかも大事になさったんですけども、やっぱり卒業生を非常に大事にされました。その福沢先生のおかげで、三田会というもの古い時代に組織が出来上がりまして。福沢先生のお宅に卒業生が招かれて、そこで卒業生と先生方がお酒を飲んで歓談をする、というのが三田会の始めだったようです。
由結:そうですか。慶應大学の皆さんは連携を大事にして、今まで守ってこられたのでしょうね。
野田:そうですね。今の時代では先輩たちが学生たちの就職の面倒もよく見ているということで、そんなことからもビジネス界に色んな学生がいっぱい出ているというのが納得できるんじゃないかと思います。
由結:そうですか。そんなすばらしい伝統を受け継いでいる。しかもその銀座に構えるクラブということですが、そこで野田さんはそのクラブの運営を担当なさっていらっしゃるんですよね。クラブの運営に携われたきっかけはあるんですか?
野田:元々私は学生時代に応援指導部、いわゆる世間一般で言う、応援団に入っていたんですけど。そういう面では本当に慶応のことが好きで、このクラブの存在を知った時にまずはメンバーになりまして、会員として使っていたんです。その中でまだ30代だったんですが、若手のメンバーたちのコミュニティをつくるという方針が立たれました。その中心メンバーとして働いているうちに、働かないかとスカウトされたような形になるんです。お陰様で、私にとってはまたとない話で、喜んでということで参画させていただいたんです。
由結:実際運営なさるということですと、お客様のおもてなしから始まり、様々な企画のイベントがあると思うんですけれども、例えばどんなものがあるのですか?
野田:大きなイベントとしては貸切でさせていただいています、慶応のライトミュージックソサエティというバンドがあるのですが、そのOBバンドの方のライブショーという形。これを年に5回から6回ぐらいしております。その他に古いサークルとしては、麻雀会。こちらは創業時ですので、400回以上続いております。スポーツではゴルフ、それからボーリング。このような形の会を年に数回やっております。それから、やっぱりクラブと言いましてもお酒を飲んでお話をしますので、ワイン楽しむ会。日本酒を味わう会。このような会も開催しております。それから、今の時代は皆さま健康で長生きしたいということがあります。世界の食文化の中から健康長寿を考えようというセミナーを。こちらは隔月ですね。もう3年になりますがやっています。
由結:そうですか。世界のこの長寿の国を周って情報を持ってきている?
野田:最初は世界の3大長寿国ということで、コーカサスとかウィルカバンバとか、現地に取材に行かれた方のレポートをまず映像でご覧になって、その後講師の重盛さんから解説していただくということをやっております。
由結:なかなか他では聞けない内容ですね。
野田:そうですね。本当に貴重な現地に行ってきた映像。それから現地の方の健康管理を、もう20年も前ですが最近の血圧計を持って測り、尿検査もしてそれぞれの国を比較して。どんなものを食べられている方が健康でいられるのかという比較も、時々見せていただいております。
由結:すごいですね。ある意味エビデンスに基づいたものですよね。そうですか。有益なこの情報もいただきながら、皆さんで交流をする会を催していらっしゃるんですね
野田:よく使っていただくのは、年配の方々のクラス会。それでもう70以上の方は大学のクラスの集まりを本当に大事になさっています。正直な話、だんだん参加できる方が減ってきていますが、それでも本当に仲良く20年も続けていらっしゃる方もいます。もう最近は、夜はダメだから昼間あけてくれと言うことで、お昼間の会もだんだん増えております。
由結:なるほど、夜に限らずということですか。年代世代も超えてのおつきあいというのもあるんですか?
野田:慶応には連合三田会と言いまして、卒業後10年目、20年目30年目40年目の方が一緒になって年に一度の大イベントを企画するんですね。その10年ごととの集まりが強くありまして。世代を越えた方々が一緒に集まって、しかもその連合三田会の大会には、色んなイベント。福引ですとか、卒業50年の方の接待をする係とか。色々な係に分かれています。7つか8つくらいのパートに分かれているのですが、それぞれのパートが今度卒業年度別に集まるという形で、ミーティングします。ミーティングといっても、前半は少しミーティングをして、後半は懇親になってしまうことが多いんですけど。
由結:とても楽しそうですよね。しかもやはり同じ学校だったということで、繋がりもすぐ生まれそうですよね。そろそろお時間になってきたんですが、来週も野田さんにはご出演いただけるということですので、楽しみにしているんですが、リスナーの方に向けて一言メッセージがありましたら、お願いしたいと思います。
野田:銀座7丁目に新しくまたオープンいたしました。歴史としては昭和57年からですから、35年になります。今新たに9月にオープンして会員募集をしておりますので、ぜひ覗きに来ていらっしゃってください。よろしければメンバーになっていただければと、切に願っています。どうぞよろしくお願いします。
由結:ありがとうございます。ちなみにこの情報というのはどうやったらこう検索何か出来るんでしょうか?
野田:ホームページを作っておりますので“BRB”というキーワードで引いていただけましたら、早く出てくると思いますね。
由結:そうでしたか。上位の方に入ってくるということですね。
野田:はい。
由結:はい。ありがとうございました。それでは来週もよろしくお願い致します。
野田:お願いします。
由結:ありがとうございました。
野田:ありがとうございました。
2017年7月27日(木)放送(野田和敬さん&由結あゆ美)
由結:さて、本日も素敵なゲストをご紹介します。“株式会社BRB”事務局部長の野田和敬さんです。よろしくお願いいたします。
野田:よろしくお願いします。
由結:はい。2週目ご登場いただいたんですけれども、今日もとても素敵なスーツをお召でいらっしゃいます。野田さんのこのお召し物のこだわりみたいなところはあるんですか?
野田:とりあえずダブルのスーツ、ブレザーを中心に着ております。それからネクタイは必ずスクールカラーのブルーレッド&ブルーを着けるようにしています。
由結:ブルーレッド&ブルーということですよね。本当にダブルがすごくお似合いでいらっしゃるということと、ブルーとレッドの色も野田さんにお似合いですけれども、これをつけている理由はあるんですよね?
野田:はい。もちろんこれはスクールカラーの紺赤紺ですが、私は慶応のOBのサロンを運営している以上、他の色のネクタイをする理由もないものですから。
由結:なるほど。そうですよね。違う色を付けているとPRになりませんもんね。ということで、慶応OBというふうにおっしゃっていただきましたが、その方が中心となって集まって来られる会員制のサロンを運営していらっしゃるということですね。会員制というと、一般の者としてはどんなところだろうと、すごく興味津々ですが、どんな感じでしょう?お客様はどんな方々がお見えになるんですか?
野田:一応メンバー制をとっておりまして、先程慶応OBと申しましたが、私どもの言葉では塾員という言葉。塾の卒業生の塾員の方を中心としたメンバー制を取っています。そのメンバーの方がお友達、取引先の方など連れて商談したり、歓談したり、というよう感じで。軽くお食事を召し上がって、お酒を飲んでお話をしていただくというようなサロンになっております。毎日1日4ステージのピアノの生演奏もさせていただいております。
由結:そうですか。じゃあ音楽が流れていて、すごくくつろいだ雰囲気といいますかね。高級感はあってさらにくつろげるという感じでしょうか?
野田:はい。トイズしたソファーを拝しておりまして、くつろいでお話に花が咲くような雰囲気でやっております。
由結:聞くところによると、お料理もとても美味しいということで。
野田: はい。創業以来自前のシェフでしております。私どもも酒食をしたりしながら、あるいはメンバー様のご意見を聞いたりしながら、変えているんですけれども、もう創業時から変わらないジャーマンポテトでありますとか。
由結:ジャーマンポテト。美味しそうですね。
野田:ほうれん草のバターソテーみたいなものは、創業時からずっと続いているものです。最近は新しいものとして、丸ごとトマトの豆乳ドレッシングサラダというものを作っています。古いものと新しいものとを融合させて、お出ししております。
由結:創業時からの味ということで、これがないと始まらないみたいなものもあるんでしょうね。
野田:はい。創業時からのメンバー様もまだたくさんいらっしゃるものですから、本当に気を使わせていただいております。
由結:そうですか。サービスも素晴らしいというふうに聞いているんですけれども、やはり創業時からのメンバーの方がいらっしゃって、きっといろんな世代の方が集まって来られていますか?
野田:そうですね。20代の方はさすがに少ないですが、下は30代ぐらいの方ですとか。もう80を超えた方。お1人か2人は90歳を超えている方も、月に1回くらいお見えになるメンバーの方もいらっしゃいます。
由結:そうですか。じゃあそこで新しい出会いと言いますか。交流が生まれるということもありますか?
野田:そうですね。学生時代になさっていたサークルですとか、部活動のつながりもあります。それから社会に出てからの勤務先でのつながりというもあります。しかしやはり世代が離れてしまうと、なかなか知り合いになれない、知らないでそのままを過ごしてしまうとかがあるんですけど、機会を見つけてはお客様のデータを見ながら、なるべくお引き出せをできるようにしています。
由結:なるほど。そういったコーディネートといいますか。そういうことをするのも野田さんのお役目でしょうか?
野田:そうですね。
由結:そうですか。野田さんご自身ももちろん慶応のOBでいらっしゃるわけですよね。そのような中で慶応のOBの方が講師をなさってのイベントというようなものもたくさんあるんですよね?
野田:そうですね。指導セミナーと呼んでおりますけど、1つは塾の先生方、教授の方々にお話いただくセミナーをやっております。それから卒業生の中で活躍中の方にお話をいただく機会もございます。
由結:例えばどんなものがありますか?
野田:そうですね。先生方にお話いただく場合には、専門の学問のお話をしていただくのではなくて、蝶の収集をさせている方とか、漫画がすごくお好きな方とか、酒がお好きな方とか、そういった趣味の話を中心にしていただくことが多いですね。
由結:そうですか。
野田:それからOBの方には専門のビジネスのお話をしていただく。大手の旅行会社の今の会長さんもいらっしゃり、昔は大手のデパートの社長さんもいらっしゃったのですが、そういった方に本当に苦労話だとか、こういうのが成功したという話をしていただくようなことをしています。そうすると本当に若い世代のビジネスマンも集まってきます。
由結:なるほど。そういった先輩方の苦労話を聞かせていただくと、勇気が出ますよね。そうですか。その他にはどんなイベントがありますか?
野田:たまたま8月ですけれども、ちょうど縁がございまして。大相撲の西岩親方。元関脇の若の里さんですが、私の同級生のご実家が浅草の寿にありまして、そこにマンションを建てるという話が進んでいる時に、そこに関取のお部屋を出してみたいというお話が本当にとんとん拍子で進みまして。来年の2月にお部屋開きになるんです。そんなご縁で8月20日になりますが、西岩親方に来ていただきます。関取の方にしては本当に喋りが上手。それから自己紹介はMacを使ったスライドショーみたいなものをご自分で作っていただくというようなことで、1時間の話をしていただきます。こちらも相撲の歴史とご自身の生活ということを中心にお話をしていただいて、その後みなさんで親方を囲んで懇親パーティーを開こうという企画でございます。
由結:すばらしいですね。本当にご活躍の方に来てお話しいただくということですよね。そういったご縁っていうのも、ある意味こう突然入ってくるといいますか、いろんな交流の中で生まれてくるのだと思うんですが、
野田:色んな方とお酒を飲みながら、バカ話をしながら、ということの中からなんとなくそういう話が広がっていくという事が、本当に多いですね。
由結:そういう時に野田さんとした今何かピンと来たお話があったら、またこちらの方とつなげてみようだとか、いろいろ考えられるんですか?
野田:そうですね。やはりちょっとお酒が入ると頭の周りもよくなるみたいで。
由結:なるほど(笑)。さらに良くなるということですよね。そうですか。楽しそうですね、すごく。
野田:そうですね仕事としては色々苦労もありますけれども、それは置いておいて。
由結:野田さん自身も元々接客ですとか、お相手と相対するようなお仕事はご関心がおありだったんですか?
野田:私は生まれが温泉旅館の息子でございまして。芸者遊びしすぎて、旅館を潰ししちゃったんですけど(笑)。昔から人と話をすることが本当に好きで。反対に強気の交渉ごとは本当に苦手でというような人間でした。
由結:そうですか。本当に笑顔が素敵でいらっしゃいます。来られたお客様もすごく和んで本当にいろんな方とコミュニケーション取りやすくなるんだろうなと拝察いたします。野田さんは今後、このBRBをこのようにしていきたいですとか、来られた方をこういうふうに導いていきたいみたいな、お気持ちっておありですか?
野田:そうですね。銀座でもう少ししっかりとした基盤を作った暁には、三田や日吉で学生たちも来られるようなお店。そしてOBが昔の伝統を踏襲して、学生にご馳走してあげるという雰囲気がたっぷりと味わえるようなサロンを作りたいというふうに思っております。
由結:素敵ですね。こういったBRBの情報を取るためには、どのように検索すればよろしいですか?
野田:今はホームページで検索していただければ、BRBで引いていただければと思います。
由結:BRBで検索ですね。ぜひなさってみてください。はい。それでは2週に渡って野田さん本当にありがとうございました。また是非遊びにいらしてくださいね。
野田:ちょっと1つだけ言い忘れたことがありまして。8月はですね、BRB通常5時からのオープンですが、4時から開いて皆さんの夕涼みにたくさん利用していただきたいと思うんです。ぜひ来ていただければと思います。
由結:いいですね。 4時からオープンということですね。ぜひみなさまお立ち寄りください。どうもありがとうございました。