南原竜樹さん 株式会社LUFTホールディングス「”新しい虎”へ 今ここから始まる」
2019年6月6日放送
株式会社LUFTホールディングス 会長 南原竜樹さん
2019年6月12日放送
株式会社LUFTホールディングス 会長 南原竜樹さん
銀座ロイヤルサロン1週目
由結:さぁ、それでは本日の素敵なゲストをご紹介致します。”株式会社LUFTホールディングス・会長の南原竜樹さん”です。よろしくお願い致します。
南原:はい、よろしくお願い致します。
由結:はい。もう南原さんと言えば、”マネーの虎”でお馴染みなのですけれども、本日は一般のビジネスパーソンのかたにもヒントになることを沢山教えて頂きたいと思っております。
南原:是非是非。
由結:はい、よろしくお願い致します。さて、南原さんは今までに様々な逆境と言いますか、体験されたと言うことなのですけれども、”借金が100億円”できてしまったと言う時期がありましたよね。
南原:そうですね。
由結:その頃のお話少し伺ってもよろしいですか?
南原:はい。皆さんよく”ピンチはチャンスだ”とかと言うのですけど、逆境の時にそんな言葉を言う人がいますけど、”ピンチはピンチ”なんですね。”絶対にピンチ”なんですよ。だからそこをチャンスだと思えると言うのは、よっぽど能天気な人で”ピンチからどうやってリカバリーするか”。ここは本当に慎重且つ、大胆且つ、繊細にことを運んで行って、戦略を立て直して戦って行かなければいけない”。ビジネスの中でも、僕が受けた逆境と言うのはかなり大きな逆境で、だから何か”逆境・逆境”と言っても大きさが随分違って、ちょっとしたアゲインストもあれば、ハリケーン並みの台風もあれば。僕は丁度ローバーが倒産した時に”20億円の特別損失を出したんですね。つまり普通に言えば20億円損しちゃったと。
由結:えぇ。えぇ。大変なことですよね。
南原:そうなんですよ。そんな中で、そこを乗り切っていくと言うのは、そんじょそこらの事じゃなくてですね。色々立て直しの戦略を立てたのですが、結果的には銀行からの借入も30数億円ありましたし、”キャッシュフロー”と俗に呼ばれていますけど、資金繰りのこととかですね。わかりやすく言うと”うどん屋さんがうどんの玉が仕入れられないとなっても商売を続けなきゃいけない”と。それでローバーと言う車は我々の当時の主力商品で、そこからどう立て直していくか。色々プランを検討して、何十通り、市債に言っても何百通りぐらいのプランを検討してですね。あとは早期に判断をして、「全ての資産を売却して銀行の返済を優先しよう」と。更に言うと社員の雇用を確保する為に「もう会社も売却してしまおう」と「ショールームも売却してしまおう」と。それによってショールームを売却すればですね、買う側はほとんど自動車を販売しているディーラーさんなので、もちろん営業マンと言うのは大切な資産だし。もっと言えば”修理工場のメカニックを雇ってその組織を作る”と言うのは、結構骨の折れる仕事ですし、そういった所を含めて売却して、全てがリセットできる可能性は、ただその当時検討した時にはほとんどゼロに近かったんですね。
由結:はい、なるほど。ゼロに近かったその状況をどのように受け止められたのでしょうか?
南原:ただですね、いくつかの選択方法があってズルい方法もありました。例えば当時”100億円以上の売上があるので、”キャッシュフロー”と言う意味で言うと、手元のお金は何億かあるんですよね。中には「それを持ってフィリピンかどっかに行って再起を図ったら」とかと言う方もいてですね。「それじゃあ自分の人生としては楽しくないだろう」と。それ以上にはなれないですよね。それで中にはそれを持ってフィリピンかどこかに行って再起を図ったら、と言う方もいてですね。それじゃあ自分のその人生としては楽しくないだろうと。それ以上にはなれないですよね。それで中には”ロータス”と言うイギリスの名門の車の日本のそういう代理店をやっていたので、そこの代表の座を上手く保ちながら「他の会社は潰してしまえ」と。そういうアイディアもあったのですけど「それもそこにちょっと限界がきちゃうな」と思ってですね。「もう一回一から出直せば限界が無いんじゃないか」と。ただそれを言うとちょっと皆さん想像して頂くとですね、「飛行機が飛んでいる間に燃料が無くなりました、機長大変です!」と。エンジンが四つあるやつが一つ壊れ、二つ壊れ。ところが飛行機も空港まである程度惰性で飛べるんですね。紙飛行機のようには飛べなくても、ある一定の滑空比があってですね。それでじゃあ空港が10㎞先にありますと。ところが「このまま滑空比でいくと8㎞先で墜落しちゃいますよ」と。でもやってみようと思ってですね、全員パラシュートで飛び降りさせて、それで椅子も持って降りろと。空っぽにすると何とか9㎞。あと1㎞だと言う所を色々頑張って、自分で言うと奇跡みたいなのが上手く起きてくれて、支えてくれる人達もいてですね、なんとか空港へ辿り着いて、そこからはいきなりの”タッチ&ゴー”で、滑走路に勢いがあるうちに。漫画みたいに言うと、もうそこで修理をしてもう一回旅立つ、みたいな。でもね、運が良かったと思います。
由結:えぇ。様々なことが重なって、物事が動いたと言うことですよね。
南原:そうですね。中々特損20億出したり、一度全社員を解雇して、また売上100億以上10年ぐらいで達成できる人と言うのは、世の中にはそんなにはいないですから。
由結:素晴らしいV字回復!本当に信じられない。
南原:まあ運が良かったですね。
由結:社員の方々を解雇した時など、身を切られるような思いがあったのではないかなと想像するのですが。
南原:そうですね。一番はやっぱり解雇予告を出す時ですよね。ある程度の社員を集めて、当時バタバタしてたので。全員で社員総会を開く余裕はなかったのですが、「君達を丁度あと一ヶ月で解雇する」と。中には勤続20年の人もいたし、お金を失うと言うのは何となく自分で根拠のない自信があってですね「まぁそれは何とかなるだろう」と。ところが、会社の人を失うと言うのは、「何ともならないんじゃないかな?」と当時は思っていましたから。
由結:そのぐらいの思いをされながら、それを実行に移し、そして先程仰った年収100億円まで回復させたと言うのは、並々ならぬものだったと思うのですけれども。その努力と言いますか。
南原:そうですね。ただ”努力”と言うのは人によって、色んな基準や違いがあって。例えば寝ずに努力すればできるものかと言ってもそうでもないのですよね。それでじゃあ物凄く努力して毎日毎日、例えばスポーツで言えば”努力に応えてくれる”と言うのは割りにあると思うんですね。ただ例えばスポーツの中でもゴルフは努力に応えてくれない最も大きなスポーツだと思っていまして。
由結:なるほど!「ちょっとできるようになったかな?」と思ったら、また戻ってしまったり。
南原:そうですね。努力したからと言って上手くなれるものじゃないですよね。ビジネスも努力したからと言って上手くなれるものじゃないのですけど、ただ”努力の方法を変えることができる”んです。ゴルフと言うのは沢山飛ばして遠くの穴に入れたほうが勝ち。例えば”柔ちゃん”何て言うのは凄くて、女性だけの人口、世界で30憶人強。その中で、あの36枚でしたっけ?畳の上で同じルールの中で世界で一番強いと。これは本当に凄いことですよね。
由結:素晴らしいことですね。
南原:これは本当に凄いことですよね。でも例えばラーメン屋さんを例にとるとですね、テレビに出て店を流行らせるラーメン屋もいれば、真面目に味を究極に突き詰めてきちんと美味しいものを出すラーメン屋さんもいますし。例えばロゴハウス調の物を作って家族で楽しめるようなちょっとした中に遊具が置いてあるような。そういった思考でやる人もいますし、駅の丁度真正面に券売機を置いて横断歩道を渡っていく人達を吸い込んでいくようなラーメン屋もある。
由結:あー!なるほど!
南原:これと言うのは、ルールがないんですよね。
由結:確かにそうですね。
南原:それでビジネスと言うのは、そりゃもちろん法律はありますけど、例えば柔道とかスポーツに比べたらルールは本当に多種多様なので、そこでそう自分が努力と言うのですかね、そういう結びつける結果を出していくか。単に努力で、例えばベンチプレスを上げたいと思って毎日毎日やってれば普通の人は自然にちゃんと重量があがるようになるんですね。ところがビジネスはそうじゃないんですね。同じことを努力だけしていても、その上には行けない。
由結:はい。確かに仰る通りです。そういった所を踏まえながら、一般のビジネスマンの方は沢山聞いていると思うのですけれども、自分なりに試行錯誤と言うか、一通りではないので、やりかたを模索する時間と言うのは大事だと言うことでしょうか?
南原:まずは努力もありますけど、もちろん戦略を考えないといけないですね。その戦略に基づいた努力が如何に大切かと。もちろん”戦略を練って準備をしていくと、チャンスが掴める”んです。よく色んな人達が「南原さん、運が良いね」と。さっき自分で運が良いと言いましたけど、”運”と言うゴールはよく飛んできてると思うんですね。ただそれを例えば、僕らで言うと「自動車のインポーターがやりたい」と。インポーターと言うのは当時自動車の僕らにとっては、夢のまた夢ですよね。”ヤナセ”みたいなものですから、昔の。
由結:憧れですね。
南原:そうです。遥かに格も高いし。でも僕ら事業計画に「インポーターやりたい」と書いていたんですよね。でも日本にインポーターなんて大体決まっているし、「もの凄い小さな会社の自動車メーカーのインポーターがやりたい」と言う絵を書いていて、それを紙芝居のように作っていたんですね。それでそしたらある日ですね、”TVR”と言うイギリスの結構かっこいいスポーツカーのメーカーのインポーターの話が丁度すり抜けようとしたのを捕まえることができたんです。
由結:なるほど!
南原:自分達がそう思って準備をしているから捕まえることができた。僕らが「ディーラーをやりたい」と同じようにですね、でも日本と言うのはディーラーもう全部決まっていますよね。例えば「ここでトヨタのディーラーやりたい」と言っても、もちろんありますから、そこへ割って入ること不可能なんです。だったら韓国の車が日本に来た時にそのディーラーに手を挙げようと思って準備をしていたら、田園調布に本社を持つ”チェッカーモータース”と言う会社の民事再生の話を、それも偶然聞いたんですね。車の売買の中からピョッっと出た話。でも僕らはディーラーをやりたいと思っていたので、当時名古屋にいましたから、すぐに次の日に東京まで来てお話を伺って、かなり高いハードルでした。「10億円を用意しろ」と言われたので。でも「それはやろう」と決めて、それで用意して民再のスポンサーになってですね。結果的には1年後には経常利益1億8,000万出す会社に再生して、きちんと民再達成できたと。
由結:いやー!素晴らしいお話ですね!やはり描くと言うことが凄く大事で、要するに闇雲にやるのではなく、ちゃんと戦略を立てる。そしてちゃんと絵として描けていて的確なものを捕まえる力がそこにあると言うことですね。
南原:そうです。ただよく、僕昔トムクルーズの映画で観たのですけど、タクシードライバーがバイザーの中に葉書が貼ってあって、それは南の国のビーチの葉書で、彼は「南の国でリムジンサービスをやりたい」と、南の島でしたね。それで、ただそういう「ただやりたい」と言う絵は駄目なんですね。緻密にそれをやる為に最低でも、わかりやすく言うと10ページぐらいの事業計画を立てていないと、”絵にかいた餅”になっちゃいますから。
由結:なるほど!そうですね。これは私達にとって素晴らしいアドバイスだと思いますので。よく”思えば実現する”とは言うのですけれども、きちんと緻密な計画、そして実現可能であろう計画を練ると言うことですね。
南原:そうですね。よく仰るように例えば「タレントになりたい」とか紙に書いて貼っている人いるじゃないですか。あれじゃあなれないのですよね。
由結:なるほど!
南原:「その為に何をすればいいか」「今日何をすればいいか」「明日何をすればいいか」どんな準備や、どんなことを考えたり、どんな勉強したり。それをちゃんと準備しているとチャンスが、それをちゃんとそれが掴めると。
由結:ちゃんとそこの部分の架け橋を架ける作業をきちんとやると言うことですね。
南原:そうです。
由結:素晴らしいアドバイスを頂きました。リスナーの皆さんも是非実践をなさって頂きたいと思います。
南原:えぇ。もっとアドバイスして欲しかったら僕のほうに来てくだされば、コンサルでもしましょうか?
由結:コンサルもして頂けるんですか?
南原:今まだそれを本業ではやっていませんけど、少し今人生をリセットしていまして、僕ももうじき還暦になるので。これからは少し人の手助けにも回れるのではないかなと思っていまして。
由結:貴重な情報を頂きましたので。では南原さんの情報と言うのはホームページで検索すれば出てきますよね?
南原:僕なんかFacebookもやっていますし、色んなこといっぱい出てますから、どこでもコンタクトできます。
由結:わかりました。是非、番組「銀座ロイヤルサロンを聴いた」でコンタクトを取って頂ければと思います。それでは最後に、”ご自分の人生を一文字で表すとどんな字になるか?”と言うのをお聞きしたいのですけれども。
南原:それが難しいですよね。さっき言われて少し考えていたのですけど。かっこよく”心”とか言っても僕の柄じゃないし、”勝ち負け”とかと言うのも柄じゃないし”親切”とかそういった意味のこともあんまり柄じゃないし。それで中国語で言う”計(けい)”ですね。つまり”計画”の”計(けい)”。
由結:”計画”の”計(けい)”!
南原:はい。やっぱり僕と言うのは色んなこと組み立てて、何とか押しのけてと言う言葉はおかしいのですけど、結果として出していく。やっぱり”計略”とか”計画”とか、そういった意味の”計”、もしくはそれに似たような感じがあれば逆にちょっと教えて教えて頂きたい(笑)。
由結:今日のお話を伺い、ぴったりの言葉だと思います!それでは南原さんには来週も出て頂けると言うことですので、この話を伺っていきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。
南原:どういたしまして。ありがとうございました。
由結:ありがとうございました。
銀座ロイヤルサロン2週目
由結:さぁ、それでは本日の素敵なゲストをご紹介致します。”株式会社LUFTホールディングス・会長の南原竜樹さん”です。よろしくお願い致します。
南原:はい、こちらこそよろしくお願い致します。
由結:南原さんには2週目ご登場頂いております。先週も大変為になるお話の数々を頂いたのですけれども、今週も様々なことを教えて頂きたいと思っております。
南原:はい。なんでもどうぞ。
由結:ありがとうございます。突然なのですけれども、日本も世界も今、様々な動向があって良いこともあるのですけれども、やはり混乱も多々あります。そのような中で、”もしも南原さんが総理大臣ならば”今の日本をどのようにしていきたいと思いますか?是非聞いてみたいです。
南原:なるほど。これ言っちゃっていいですかね?僕前から言っているのがあってですね、
もし僕が総理大臣だったら”日本一夫多妻制にする”です。
由結:なんと!意外な答えがきました。何故ですか?
南原:もちろんその逆に一夫多妻だから、一夫多妻の半分の”多夫一妻制”でも構わないのですけど、両方ありでいいのですけど。つまり日本の人口源に歯止めをかけないと日本と言うのはこのまま計算で何百年か後には人口がほとんどいなくなっちゃうみたいな。
由結:そうですね。
南原:確かに外国人を今実質的に入れる移民政策に近いような就労政策もとってますけど、それが本当にバランスよく行くんだろうかと。それでフランスはですね、なんと婚外交の子どもが出生率の5割を超えたんですね。これは国がきちんと子どもに対する概念を変えて、人口減に歯止めをかけていいです。ある意味成功例なんです。
由結:そういうことですね。政策として成功したんですね。
南原:”一夫多妻”がそれに対して本当に良いかどうかと言うのは別に置いておいてですね、何らかの人口減に対するの政策を打たないと。例えば誠に残念な話なのですけど、何年か前に二十歳ぐらいの女の子が自分の子どもを見捨てるように殺してしまった、と。でも彼女一人でその子どもを育てると言うのは本当に大変じゃないですか。
由結:はい。現実問題として。
南原:昔はそれは日本の離婚率なんていうのは、クラスに一人も離婚した人がいるかいないかぐらい。つまり「夫婦で必ず育て上げましょう」と。もしくは核家族化する以前はですね、じいちゃんばあちゃん達とかですね、妹・弟、色んな人達が手伝ってくれて、ある意味社会として子どもを育ててきたんですね。でも今その社会として子どもを育ててると言うことだもうできなくなっちゃったので、もう一回そういった社会になんとか戻さないと、現実的に今働いている女の人も「じゃあ子どもを作って本当に大丈夫か」と。「旦那は明日逃げていっちゃうんじゃないか」、と。でも隣近所全部見てたら実際旦那は逃げているんですよね。それでは子ども産めないですよね。逃げたら何の支援もない。そういった政策をもっとちゃんとやろうと思いますね。
由結:素晴らしい!誰も気づかないと言うところではないかなと思いますけれども、非常に今の日本に重要な問題ですよね。
南原:そうですね。じゃないと今出生率が1近いですから。じゃあよく質問するのですね、18年後に自動車の免許を取る人はどれぐらいになります?今の半分になるじゃないですか。
由結:確かにそうですね。
南原:そうすると車買う人は何倍になります?半分になりますよね。やがて住宅買う人も半分になりますよね。わずかな間に半分になっちゃうんですよ。
由結:恐ろしいことですね。
南原:もちろんレストランも半分になりますし、全てが半分に向かって行ってますから。
由結:今対策としてやるべき最優先課題ですね。
南原:例えばの手段として”一夫多妻制”みたいなことを言っていると女性を敵にするかもしれないけど、ある意味「もっと女性に優しい社会を作って下さいね」と言う意味なのですよね。だから皆がそれを育てることがきちんとできれば、”一夫多妻”で、例えば旦那さんが一人で奥さんが十人いても経済的に凄い豊かな人が、それをちゃんと実践していれば、お手伝いさんも雇えるし。宗教的にアンチな人は許してください。例え話ですから。
由結:はい。でも深い理由を伺ってよく納得できました。では、もう一つお聞きしたいのですけれども。例えばですね、沢山資産を持っていらっしゃるかたがいて、「一兆円投資するから何でもやってくれ」と言うふうに言われたらどんなビジネスを南原さんだったら行いますか?
南原:1000億の10倍ですよね。100億の100倍ですよね。僕ら過去に会社を買収するのに10億使ったりとか、会社の売買で言うと50億100億と言うのは大したことないので。100億の会社を10件買収すると。でもこれじゃつまらないので、一兆円でどこかの国を買収しちゃいますね。
由結:え!国を買収!?
南原:えぇ。正確に言うと買収できるかどうかと言うと、その買収と言う言葉の概念には当てはまらないのですけど、多分そこの政治を変えて、自分達がもっと思う、自分の思うことが政治として実現できるような国はあると思うのですね。そうするとそういった強い国だとか、色々面白い楽しい幸せな国の実現が。政治の世の中と言うのは結構混沌としていて、日本もそうですし色んな国で色んな思惑が絡んで、必ずしもそれが国民の為になっているかと言うと、名前を出して言うのもなんですけど、この間来日したアメリカの某大統領。僕が言ってるんじゃないですよ?明らかに中国と戦争しかけてる、と言われています。そんな人もいれば、例えば、アフリカで完全なる独裁者もいればですね、本当に政治的にパーフェクトな政治をしている国と言うのは少ないと思うのですけど。ある意味これは例えばの話ですけど、孫正義みたいにビジネスマンがきちんと国を経営すると言うことができれば、僕は完全な経営者ではないですけども、そういったこと何らかの実現させることができれば、それは凄い面白いと思うんですね。
由結:そうですね。まさにおっしゃった”国を経営する”と言う、この意識は大切なのでしょうね。
南原:そうですね。それは例えばSFチックな社会でも実現してますよね。もし、一兆円もしあればね。
由結:そして、まだまだ沢山お聞きしたいことがあるのですけれども、南原さんは国内でもご活躍なのですが、国際的にもご活躍でいらっしゃって、一般のビジネスマンの方が使える国際ビジネスとして必要なスキルと言うか知識と言うか考えかたがありましたら教えて頂きたいのですが。
南原:皆壁が高く思っているのが、ちょっと勘違いなんですよね。例えば僕、最初に学生の頃に海外から自動車を買って持って帰って。でも皆「凄いな!」と言うんですけど、”自動車を買う”と言うのは誰でもできますよね。だって分かりやすく言うと札束を振れば皆寄ってきて「ちょっと安くしてくれ」と言って、あとは「輸送してくれる会社、そういったところを紹介してください」とか輸出の手続きをしてくれる会社とかですね。それで日本に着いて、日本での登録がちょっとこれ中々ノウハウがいって、最初は大変だったのですけど、一度やれば二回目簡単ですし。最初の苦労、本当にビジネスと言うのは変な話、自転車に乗るのも一回乗れれば二回目簡単ですよね。
由結:はい。その通りです。
南原:男女で最初にやることも一回目は凄い難しいですけど、二回目は簡単ですよね。
由結:はい。そうですね。大変わかりやすいです。
南原:ビジネスと言うのは意外にそういうところはありますし、海外でもそういった、思った以上にハードルは低い。最初にチャレンジしてみないと難しい。もちろん失敗もあると思うのですよ。例えば僕らで言うと、中東にドルが暴落した時に車を仕入れに行って、それで沢山の車を輸入してきました。それで韓国のウォンが暴落した時に韓国に車を仕入れに行きました。沢山ベンツ買ってきました。メキシコペソが暴落した時にメキシコにベンツ買いに行ったらベンツは一台もありませんでした。ただフォルクスワーゲンのビートルと言う車がリプロダクションで新車で作られていたので、それを大量に輸入して。つまり失敗はしたけど、他で成功したりとかですね。
由結:なるほど。
南原:今はインターネットとかでもっとよくわかりますし、昔はインターネットがなかったので、「多少下調べをするよりも、とっとと行っちゃえ」と。でも今下調べをして行くと言うのは差ほど難しくないし。それとLCCとかがあって、僕らの時には地球が、これはラジオなのでこんなサイズと言っても難しいですけど、でも僕がイメージするのは両手を思いっきり広げたぐらいの地球儀のサイズだったのです。ところが今の地球と言うのは30cmぐらいの地球儀のサイズになっちゃった。つまりどういうことかと言うと、昔海外に行く時はチケットを買うのは紙のチケットだった。それって何週間か前に予約してリコンファームしてさらに帰りの便もきちんと予約して。今は携帯でカチャカチャネット、且つ料金もLCC。この間僕オーストラリアに行く時片道2万円でしたよ。
由結:まぁ、そうですか!
南原:そう。だから地球が小さくなったので。それと国境も僕に言わせると、ああいったメーカーが壁を作れと言っているところ以外は国境も薄くなってますね。昔僕ら中国に行くと言うと大変だったじゃないですか。もう今なんか切符買えば誰でも行けますもん。
由結:その目に見えなかった壁も薄くなってきていて、若者をはじめ、海外に簡単に出ている活躍している方も多くなりましたね。
南原:だから今時は僕らが北海道とかに行くと言う気持ちぐらいで、ヨーロッパとかアメリカで仕事ができるのではないかなと。
由結:なるほど。そうですね。
南原:だからそんな国境とか壁なんかないですよ。
由結:なるほど。最後に伺いたいのですが、南原さんはその鍛え上げられた肉体が素晴らしいとか。
南原:ラジオなのが残念ですね。テレビだったら裸になっちゃうんですけど。
由結:凄く割れていらっしゃいます。本当に美しい体をしていらっしゃるのですが、体づくりの秘訣を伺っていいですか?
南原:”筋肉は嘘つかない”。
由結:というと?
南原:体作りと言うのは本当に先週も言いましたけど、努力に正比例するんですよね。だから努力してない人は体作れない。もう単純にそれだけです。
由結:意識をしてその部分を鍛えたり、あとお食事なんかも気をつけているのですか?
南原:いえ、意識して鍛えても知れてますから、究極的にはあるかもしれませんけど、その為に沢山重い、例えば簡単に言うと重たいバーベルを何回持ち上げたかと言うだけで、それ筋肉なので。今からそれをちゃんとやっていないから「私は運動してるのに筋肉つかない」と言う人いますけど、運動してないだけです。数と重さの掛け算が体に現れてきますから。多少プロテインが高い安いとか良い悪いとかなんて言うのは、1/100ぐらいしか効果変わらないですから。
由結:そうなんですね。南原さんは昔からそういうストイックな考え方をお持ちだったんですか。
南原:そうですね。だから僕なんかはトレーニングして吐いちゃいますよ。
由結:トレーニングで吐く!?
南原:えぇ。それぐらいちゃんと自分に厳しくやれば。簡単に言うとちょっと酸素が足りなくなって気持ち悪くなって、その分筋肉に酸素を回しているのですけど。だから普通に簡単な言い方で言うと、懸垂みたいなのあるじゃないですか。僕らチンニングとかと言う用語で言うのですけど。
由結:チンニング?
南原:ぶら下がってあげるやつ。あれなんかでももの凄い一生懸命やると気持ち悪くなるんですよ。酸欠になっちゃうんですよ。でも、それでも頑張って、吐いても頑張るぐらいやれば体なんですぐできます。
由結:はー!「これは一般の方でもできるのかな?」と思ったりしますが、やればできると言うことですね。
南原:やればできます。やらないだけです。
由結:はー、なるほど。非常に参考になりました。私もやってみようと思いました。
南原:是非一緒に筋トレしましょう!
由結:はい。是非よろしくお願いします(笑)!それでは最後にリスナーのかたに向けてメッセージをお願いできますか?
南原:はい。皆さんこれビジネスマンで世の中から少し自分が少しだけ飛び出したいとかですね、少しだけ自分の努力をして、それを結果に伝えたいと言う人が聞いてると思うのですけど、さっきも言ったようにですね、”努力✕戦略”なんですね。だから空回りの努力ばかりしてる人と言うのは世の中によくいるのですけど、やっぱりきちんと戦略を立てて計画を立てて”一年の計”じゃないですけど、その計に沿っていって努力をしていくと。こうすれば結果は自ずとついてきますから。
由結:はい。ありがとうございます。素敵なメッセージを頂きました!
南原:筋トレも計画です。
由結:まさに計画の”計”!南原さん、是非また機会がありましたらスタジオに遊びにいらしてください。
南原:じゃあ機会がありましたら、筋トレしましょう。
由結:是非お願い致します。ご教示頂きたいと思います。
南原:よろしくお願い致します。
由結:はい。ありがとうございました。
プロフィール |
生後すぐに名古屋に両親が引越したため、本人は自分自身を根っからの名古屋人だと規定している。 |
南原竜樹 YouTubeチャンネル
「南原竜樹のサバイバルストラテジー」