創業870年以上!日本最古の酒蔵「須藤本家」様を訪問「能楽囃子大倉流大鼓 能楽師 大倉正之助先生の大鼓と共に」
「銀座ロイヤルサロン」メインパーソナリティの由結あゆ美です。
2018年5月初旬、当ラジオ番組にゲスト出演していただいた能楽囃子大倉流大鼓 重要無形文化財総合認定保持者 能楽師の大倉正之助先生のご紹介で、日本最古の酒蔵「須藤本家」様を訪問させていただきました。
大変貴重なお水や日本酒を試飲させていただき、情緒溢れる素晴らしい庭園にて、大倉先生による大鼓の奉納が行われました。
「須藤本家」様は、鬱蒼とした樹齢1000年以上の欅の木々に囲まれた蔵が茨城県にあります。
創業は平安時代の1141年以前といわれ、870年以上。日本一の歴史をもつ酒蔵です。
常陸の国で武士と造り酒屋の両方を営んでいた須藤家。
「酒・米・土・水・木」の家訓の元、常に酒造りの原点を追い求めています。
自然豊かな景観の中、厳かな雰囲気の建物とともに目に留まるのが、敷地内にある800年以上変わらない位置にある井戸。
外井戸が一つ、内井戸が二つ、かつては外井戸がもう一つあったそうです。
水質・水量共に安定しており、かつては遠方の蔵元さんまでが大吟を仕込むために水を取りにいらっしゃったとか。
まず試飲させて頂いたのは、その井戸の水。
なんともまろやかで口当たりがよいこの水は、地層と言う幾重にも重なったきめ細やかな深い自然のフィルターを長い間通って来た木目細やかな伏流水。
当蔵の仕込水、洗い用、全ての水は伏流水のみを使用しており、洗浄時にも水道水は、使用していません。
さて、水だけでなく、使用する米やそれらを育む土や木にもこだわり続ける須藤本家の酒。
日本酒は全て純米大吟醸のみで統一。
歴史的には全国で初めて生酒やひやおろしを販売するなど、日本酒の歴史において常にチャレンジと革新を起こしてきた実績も持ちます。
2007・2008年にはロンドンで開催されているInternational Wine Challenge(IWC) でトロフィーを始め各賞を受賞。
国内外問わず注目され、イギリスのBBCやフィナンシャルタイムズをはじめ、世界各国のメディアに取り上げられています。
また、総理官邸賓客用の日本酒として採用された「花薫光」は、安倍首相からベトナムの国家元首にも贈答され、2016年伊勢志摩サミット 安部総理夫人主催夕食会でも採用されました。
東京・銀座界隈では、日本橋高島屋やマンダリンオリエンタル東京などで取扱いがあるとのこと。
レインボータウンFM79.2MHz 「銀座ロイヤルサロン」では、国内外において日本文化と日本酒の伝道師でいらっしゃる、55代目当主の須藤源右衛門さんにご出演頂く予定です。
放送の際には、またご案内させていただきます。
お楽しみに♪
【写真】木村智 -Satoshi Kimura-
【記事】「銀座ロイヤルサロン」メインパーソナリティ 由結あゆ美
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